盗月者　トウゲツシャのレビュー・感想・評価

　女性の方には悪いですが、男性まぁ男の子にとってはワクワクするモノがあります。

　金庫の解錠するのに音の変化と勘を使ってパスコードを探る楽しみは、本当に男の子は好きだと思う。あの金庫の内部構造を画で見せられて歯車が動いて正解を探るボタンタッチはワクワクさせられました。
　特に日本を舞台にしていて、ひらがながパスコードになっているから、凄く親近感がワクワクするのをマシマシにしてくれている。

　ガンアクションや金庫破りの為のダイナマイトの使い方（花火の音でカモフラージュ）などいろんなワクワクも男の子にはうける内容だったと感じました。最近はガンアクションなんかは女の子（女性）もやってるから好きな人は増えているみたいですけど、本当男の子の映画ですね。実際、女性は金庫を解錠する主人公の母親くらいで後は全て男性ばかり。

　最後で闇の元締めのボスが痛い目にあって（もしかしたら殺されたかも）、自分達は死んだ偽装をしたので香港にはしばらく帰れないでしょうけど、ハッピーエンドに近い終わり方でしたので良かった内容に思いました。

重めな映画が多い中、久々にスッキリできる香港映画！

単調な香港アクション映画と違って物語があり、いい意味で色々裏切ってくる映画で、エンドロールも、目が離せない映画でした。

個人的には香港アクション映画に笑いは必要なのか、疑問でしたが、笑っちゃいました。これはアリな部類ですね。

細かいところ見てると、低予算だったのか、工夫したなーと思う点がチラホラ。

困ったことに、見終わった後、もう一度最初から見直したいと思わせる憎い展開はさすがビジネス都市香港ならではなのか(笑)
多分誘惑に負けて見ちゃうな