盗月者 トウゲツシャ

劇場公開日:

解説

東京・銀座の貴金属店で起きた高級腕時計の大量窃盗事件に着想を得て描かれた、香港製クライムアクション。香港の人気男性アイドルグループ「MIRROR」のメンバーであるアンソン・ロー、イーダン・ルイ、ギョン・トウが出演し、香港と東京を舞台に繰り広げられる時計強奪事件を描く。

香港の時計修理工のマーは、盗難時計の売買をしているロイに、自分が修理した偽造時計を売ったことがばれ、高級時計の窃取チームに入ることを強要される。チームの狙いは、東京・銀座の時計店に保管されている、画家ピカソが愛用していた3つの時計。マーたちは下調べのために東京にやってくるが、お目当ての時計が保管されている金庫に、人類初の月面着陸の際に使用された、月に到達した世界で唯一の時計「ムーンウォッチ」があるのを発見する。この予想外の事態がマーたちの運命を狂わせ、日本の大富豪やヤクザも巻き込んだ命懸けのゲームへと展開していく。

劇中には、銀座や新橋など都内各所で撮影されたシーンも登場。監督は「暗色天堂」のユエン・キムワイ。音楽を、「映画 真・三國無双」「花椒(ホアジャオ)の味」など香港やアジア映画界で活躍する波多野裕介が担当。

2024年製作/107分/G/香港
原題または英題:盜月者 The Moon Thieves
配給:サロンジャパン、ポレポレ東中野
劇場公開日:2024年11月22日

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映画レビュー

4.0ハラハラドキドキの泥棒映画

2024年9月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

3月の大阪アジアン映画祭にて鑑賞。

時計偽装屋が、悪徳ディーラーに脅され、日本に幻の時計を奪いに行くクライム・アクション。個人的にはオーシャンズ11のような泥棒ものの印象が強かった。
脚本が練られていて、ストーリーがテンポよくサクサク見れる。
ライトな作りだが、主要人物の背景を前半に描写することで、後半の葛藤ドラマが生きていた。
主要三人が香港アイドル「MIRROR」からの起用だったが、それぞれ当人に合った役どころで、リアリティが感じられた。(ファン故の贔屓目もあります)
演技技巧派の役者が脇を固め、しっかりドラマ部分を担っていた。
映画の大半を日本で撮影しており、美しい日本だけでなく、うらぶれた日本の風景を外国からの目で切り取った絵面が面白い。

とりあえず脚本が良く、スカッとしたアクションものを見たい人にはうってつけ。火力もかなりの量でドンパチアクションが楽しめる。最後の余韻が男のロマンを香らせ、なんともいい気持ちで劇場を後にした。

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