今日の空が一番好き、とまだ言えない僕はのレビュー・感想・評価
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まさかの冷や水
河合優実の演技力は、相変わらずすごい。だけど、話が全く頭に入ってこない。小説だったら叙述トリックで驚いただろうけど、この作品における人間関係だったら、「はーっ」って言いたくなる。
初々しいといえばいいのか、マンガ的な出会いで、徐々に距離をつめる2人。最初のうちは、何とも思わなかったが、ジャルジャルの世界観が所々に見え始めて、うーん来たかって感じ。違和感を感じたまま流すように鑑賞していていると、予期せぬ長台詞。ここのシーンは、めちゃくちゃ心に刺さる。
いろんな伏線を張って、どんどん返しあり、予期せぬ感動へ。スリラーだったらそれでいいんだろうけど、その仕掛に冷や水を浴びせられて、全くの興醒め。
作り込みすぎもほどほどに。
さっちゃんの映画
さっちゃんに助演女優賞を!
下手なスプラッター映画より心を抉られる作品
Twitterで「今年ベスト」と呟いている方が散見されたので観ました。正直、原作者に対してプラスの感情がなかったので自分で観にくるタイプの映画ではありませんでした。
前情報を全く入れていなかったので、第一幕の間は『花束みたいな恋をした』のようなタイプかと油断していたらミッドポイントから話の方向性が一気に変化し、見ている間『花束みたいな〜』とは別の青春の痛みのようなものが噴出し「やめてくれやめてくれ」となりました。
もちろん彼らと全く同じような経験は私にはありませんが、それでも私の大学時代の思い出と重なり辛くて辛くて仕方なかったです。
もしこれを私が大学二年生の時に見ていたとしたら、死にたくて仕方なくなっていたかもしれません。
万人におすすめできる映画ではありません。
面白いと断言することもできません。
ただ少なくない人間の人生に影響を与える力を持つ作品ではあると思います。
そういう意味では間違いなく傑作の一本です。
そして、映画の終わらせ方、エンドロールに関しては、間違いなくあらゆる映画の中でトップです。
全ての映画に真似して欲しいです。
何度も何度も涙した
懐かしい街並みと懐かしい青春
世間は河合優実ばかりに目を奪われていてはいけない、伊東蒼に刮目せよ!
伊東蒼の怒涛のセリフにやられる
原作と大九明子監督が合っていなかったかも
大九明子監督作品が好きかというとそうでもないが、NHKのドラマ「かぞかぞ」が心に刺さったので鑑賞。
冒頭から相変わらず奇怪な演出、カメラワーク、編集、音響(褒め言葉)で攻めてくるので、昨今流行りの長いタイトル系のラブストーリーだと思って観に来た人は面食らうのではないか。
原作はお笑いコンビ「ジャルジャル」の福徳秀介による同名小説だが、未読なのでどこまでが原作通りでどこが大九監督の脚色なのかがわからないのだが、ストーリーとしては大学生のボーイミーツガール物の典型で、失恋、予期せぬ事件、偶然、それを乗り越えるラブストーリーとありがちな展開だ。そこに大九監督の独特な演出がどこかミスマッチに思えるのだ。
大九監督には瑞々しいラブストーリーよりも綿谷りさの作品のような少し湾曲した純文学系の恋愛ものの方がマッチする。
同じ大学に通う小西(萩原利久)と桜田(河合優実)は偶然の連続で意気投合するのだが、桜田ある時突然姿を消してしまう。後半はツッコミどころ満載の偶然が描かれていくのだが、この物語のキーワードとして「セレンディピティ」という言葉が出てくる。意味は予期せぬ発見が新たな価値を生み出す事象のことで「偶然の産物」や「幸運な偶然を引き寄せる力」を意味する言葉なので、人生は偶然や奇跡の連続なのだと解釈出来なくもない。
ただ、終盤の感情が爆発する濃い演出は流石に長くて疲れてしまった。
うまく言葉にならない
ロマンチスト
長台詞にこそ俳優と演出が生きる
河合優実が好き、関西が好き
見なきゃならないと久々に映画鑑賞。
最初はオーソドックスな恋愛映画でキラキラ系かと思いきや...
ストレートな映画ではなく、いろんな感情がうずまいてくる。
この映画は、とにかく俳優がいい。
それぞれ見せ場長台詞があるけれど、
映画にありがちな説明くさいものでもなく、関西人がよくしゃべる延長になっており、嫌にならない。
そこに音楽だったり、カメラワークだったりがあわさり、大きな見どころになっていた。
逆にセリフのない、阪急電車のシーンもとても好き。
脚本が福徳ということで、伏線や粋な演出もいきてきて最後まで心地よかった。
でも、主人公の気持ち、理解できるようなできないような。映画ってそんなもん。
生きる痛みに心が揺さぶられた
見どころはワンシーンのみ。それでも観に行く価値のある映画。
彼らの愛おし過ぎる言葉が聴きたくて、ポップコーンの手が止まる。
昼過ぎから今晩の夕食代わりと決めていたTOHOシネマズのポップコーンL 塩&キャラメル(バターオイル有り)
見事に進まない。全然減らない。それは彼らの愛おし過ぎる言葉を一語一句きちんと聴きたいから。
映画を観た帰り道。劇中に流れていて気になった音楽を聴きながら記録用に映画.comにレビューを書く。
だけど今日は音楽が聴けない。最高に聴くべき曲があるはずなのに。AirPodsのノイキャンをオンにして地下鉄の雑音を軽減するのみ。
次の駅のアナウンスの声がこんなにはっきり聞こえることに気がつく。
こんなポエムのような文章を打ちたくなってしまうほどに感情が揺れ動く。打ちのめされた。
このレビューを書き終わったら、スピッツのあの曲を爆音で聴いてみちゃうんだろうな。
何だろこの感覚🤔
主人公にいちいち腹が立つんだけど、若い頃は自分も鈍感で、不器用で、そういや同じだったかもと思うと、他人の事は言えんなとか、いろいろな感情が2時間で溢れてきた不思議な作品でしたが、ハシゴの前作があまりにも退屈だった事もあり、メチャクチャ堪能できました😊
最後の河合優実のどアップは奇をてらった演出なのは分かりますが、テレビで見るならいいんですが、映画の大スクリーンだと逆にそれが足枷になってしまって、全く話が入ってこなかったので、そこだけ、すごく、すごく、もったいなかったです😓
それがなければ、4.5付けたかも🤔
後、朴訥したマスターは絶対どこかで見たことあるんですが、エンディングを見て、空耳〜ア〜ワー🎶のオッチャンだって、ようやく分かりました(^^ゞ
河合優実目当てで見たが
河合優実目当てで見たが、伊東蒼に持っていかれた。伊東蒼は子役だと思っていたら19歳で、恋する女子大学生を演じられる年になっていた。おかえりモネでも、どうする家康でも、宙わたる教室でも、映画さがすでも、どんな役を演じても存在感があり、主役を食ってしまう恐ろしい女優さん。連続テレビ小説の主役は時間の問題だが、彼女の最高のタイミングを待っているのだろう。
映画の感想は、小西君の人物像がよく分からなかった。弱くてもとても優しいとか、繊細だけど豊かな表現力があるとか、何かよい面を描いて欲しかった。現状を変えようともがくわけでもなく、中途半端に漂うだけ。さっちゃんは、なぜ好きになったのか? 古田新太や松本穂香は、出る必要があったのか?ジャルジャルの笑いがあまり好みでないのか、言い換えの言葉が自分には合わなかった。
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