今日の空が一番好き、とまだ言えない僕はのレビュー・感想・評価
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演出がありきたりの飛び道具なのに、ドヤ顔してきてしんどい映画
とにかくセリフが全部「花束みたいな恋をした」を余裕で超える気持ち悪さなので、あれがダメだった人はこの映画も生理的に受けつけないのでは。「洗濯機のゴミ」とか「鳩時計のほこり」とか「TVのボリューム最大」とか「山根弁」とか、思い出しただけで気持ち悪くなる。
ストーリーは中・高生向け恋愛映画(邦画)の王道。「セカチュー」とか「いまあい」とかとたいして変わらない。現実には起こりえないような偶然(実は彼女と彼女は●●でした!)や登場人物がいきなり死ぬなど、何の工夫もなく山場を作る手法で鼻白む。
ストーリーがあまりにもダメなやつなので、監督が何とか大人でも観られる映画にしようと頑張ったが、俳優が凄いのでたまたま上手くいった部分(伊東蒼関連)もあるものの、大半はキモいセリフにキモい演出のかけ算になってうんざりする映画になってしまっている。
さらに、おそらく原作にはない要素(フェミニズム、パレスチナ問題)を入れているが、これがまさにとってつけたものにしかなっておらず、ほとんど何の効果もあげず空回りしている。小西のダメさや暴力性みたいなものを多少は炙り出す効果があったかもしれないが。
犬関連と、桜田家父のファンタジー演出はすべて上手くいっていなかった。前半の縦横サイズを主人公主観で変える部分とか、後半の花をいきなりズームする部分とかが代表だが、とにかく演出手法がありきたりの飛び道具なのにドヤ感がすごくて、いちいち鼻白まなくてはならないのでしんどい。犬のスローモーション映像で「小西の中の何かが変わった!」みたいな演出は3回くらいあったのでは。あれは本当に酷いと思った。
撮影も気持ち悪い。特にラストの目尻の唐突なズーム。主人公のフェティシズム視点なんだろうが、単なるおぞましいセクハラ映像になってるだけ。
あと、現代が舞台なはずなのに大学生の登場人物はみなガラケー世代っぽい。スピッツが好きというもそう。そもそもストーリーもケータイ小説っぽいし。
ただ、中盤までの伊東蒼の出てくるシーンはだいたい全部よかった。ある機能を果たすためだけの人物にしたくないという演出意図はハッキリ効果をあげていたと思う。
脚本も演出も撮影も編集もダメだが(音楽と美術は普通くらい)、俳優陣は素晴らしい。というより、河合優実と伊東蒼のおかげでなんとか映画として成立している作品。
とにかく、「花束みたいな恋をした」がダメだった人はお気をつけて。
大九明子すごいな
《勝手にふるえてろ》《私をくいとめて》はオープニングから「おお!」って感じがあったんだけど、これは、そうでもないのね。大九明子なんか考えすぎちゃったのかなと思ったの。
それでも観ていって、さっちゃんいいよね。ほぼ全男子が河合優実よりさっちゃんの方が好きでしょ。その気持に気付かない萩原利久はアホなのかっていう。
それで、さっちゃんの長台詞くるよね。
ここがスゴイ。このシーンを観るためだけでも、この作品を観る価値がある。
ここまで観てね「鈍感は罪だな」と思ったの。誰も、全然、悪くないんだけど、鈍感だって悪くないんだけど、罪だな。
でも、罪に対する罰が重すぎるね。
河合優実が待ち合わせに現れないと、萩原利久は考えちゃうよね。
自分の想いが届かなかったと思い込んだとき、なんで、悪く考えちゃうんだろうね。
そうしないと、何かが崩壊するんだろうけど、そこをなんとかしないとだね。
そして、さっちゃん死にました。
ここは、どうかと思ったな。安易だよ、原作者。
それでもご焼香に行ったらさ、さっちゃんの姉が河合優実だって。
「うわあ、セレンディピティ!」ってことなんだけど、なんやそれ。
でも、ここでね、萩原利久と河合優実が救い合うんだよね。
これだけの目にあっても、罪に対する過大な罰を受けることになっても、私はあなたに「あれ」を言いたいという。
長台詞きいててね、あの言葉は、ただ言ってすむ気持ちじゃないんだなと思った。
色々と、無駄なこともいっぱい話して、それで、ようやく少し伝わる気持ちなんだ。
そんなこんなで良い作品なんだけど、主要登場人物を殺すのは、やっぱり気になるの。
やたらと登場人物を殺したり酷い目に遭わせたりするのはね、作者の技量が足りてない場合が多いの。死んだら人の気持は動くよ。その簡単さに逃げないで表現さがすんじゃないの。
この作品は最後に「それでも、私はあなたが好きです」が来るから、「それでも」を言うためにやったのかなあと思ったけど、気にはなった。
原作はジャルジャルの人なんだね。
長台詞のところ面白いし響くしで良く書けたなと思ったけど、漫才師なら書ける気はした。
それでも、あの台詞はすごいね。
そして、原作者の技量に疑問は残りつつも、そこを吹き飛ばしてまとめた大九明子はすごいよ。これからも文学系の映像化やって欲しいな。
そしてやはり鈍感は罪なんだと思う。
勘違いで舞い上がって、色々とやってしまったとしても、傷つくのは自分だけだから、鈍感の罪を犯すぐらいなら、勘違いしていった方がいいね。
既婚の方は配偶者だけに気を配ればいいけど、独身の皆さんはね、鈍感は罪だから、その罪を犯すぐらいなら勘違いしてどんどんいってください。お願いします。
表現しづらいです。
レビューが良かったので鑑賞。やっている映画館が少なかったためか、満席だった。
前半の大学のシーンは自分の大学時代を思い出した。
銭湯の深夜バイトってあるのかな?と思って調べてみたのですが、あるのですね。
他の方のレビューを観て、河合優実の暴言は主人公の妄想だったのでは…?とのことで、そこはなるほどと思いました。
観て良かったといえばそう思うし、観なくても良かったといえばそう思う映画でした。
映画ってどうしてこうも簡単に死を扱うのか。レアすぎるものを扱うのか(この映画で言えば姉妹だったこととか)。
それが映画というものなのか…映画通ではない私にはわかりません。
とりあえず、観終わったあとに『恋愛クレイジー』は聴きました。
ただただビックリ
好きか嫌いかで言えば嫌い。
特に最後、人の死を恋愛の道具のひとつにしているところ。
でも、人の死を知る時って、あんな感じですよね。
話の展開にもビックリだけど、2人の女優さんの長台詞にもビックリ。凄い役者さんたちだ。
普段なら見に行かない作品だが、ある人のレビューの評価を見て、見に行った。見に行ってよかった。
アレ(優勝ではない)
傘から解放されて青春を謳歌する
大学生の青臭さ、恋愛と友情、恋心と失恋、勝手な妄想と思い込み、自分のバカさ加減に呆れる後悔、そんな20歳前後のリアルを生き生きと描いた作品。
単なる恋愛映画ではなく、話の展開も予想の斜め上を超えてくるので、最後まで目が離せない。そして、大人が観ていても若かりし頃を思い出して思いっきり切なくなれる。なるほど、何度も観たくなる人が続出する訳だ。
小西にも桜田にも長台詞があるんだけど、何といってもさっちゃんの「大演説」には誰が観ても苦しくなる程に胸がぎゅっと掴まれる。まさに、この映画の最大のハイライト。
本作で大きな役割を果たす小道具が「傘」。傘は雨などから身を守ってくれる道具であると同時に、人との距離を取らせ、自らの姿を隠す役割をも果たす。不安で手放せない状態から、有頂天ですっかり手放す状態、忘れていたものが再び登場し現実を突きつけられる状態、等々、それは小西にとっての精神状態を端的に象徴し、無防備になった桜田は傘無しで雨の音を聴くことで自らの殻を破っていく。ある意味、『美晴に傘を』と共通したメッセージが見出せるのが面白い。
演技に定評のある河合優実だが、終盤、あれだけの長回しの顔アップでの表現力は流石。だが一方で、今回は伊東蒼の演技の素晴らしさが光っていたと思う。
最後に一点、自分的に気になったのが喋り方。吉本の出資だからといって、そこまでノリツッコミ的な話し方を多用しなくても良かったんじゃないのかなぁ?あれが関西では普通、とか言われたら、関東人の自分にはついていけないなぁ。
三者三様
好みの作品ではなかった
原作未読。
多分、そんなに悪い映画ではないんですよ。でも、個人的な好みに合いませんでした。
・講義中に出たり入ったり、私語したり、関西大学ってそんな程度?
・小西、走ったり足ひきずったり、どっちなの。
・他人の犬とそんなに仲良くなる?
・温泉(銭湯?)ってただのバイトじゃないの?
・そもそも、あんなダサイ日傘とか、マジでドン引き。陰キャすぎる。
・若者が死ぬストーリーには共感しない。
【これが最もダメ】
・自分を好きだった人の遺影の前で、まだ悲しみが癒えない妹に告白だと?しかも言葉はパクリ?
伊東蒼がとても表情豊かで素敵だったことと、タバコ吸わない河合優実が見れたのは良かった。
どうしてそんなにやかましいのか♫
縁側で小西に真実を語るシーン桜田(花)の顔がドアップがうつって毛細血管 を見つけていたけどだめだだめだ集中
さっちゃんが小西に告白のシーンで前の席で 鼻をすすって泣いている人がいてその人は本当に人生最大のこのきな人 に出会ったから泣いてるのかなぁとか思った
このきな人はできたけど好きと伝えたことが1回もないな💦
さっちゃんはとっても恥しかったんだろうな、
真剣に伝えたいのに自分で何言ってんねんててふざけたくなっちゃうんだよな〜(/-\*)
集中して見過ぎてさっちゃんの告白のシーン目を開けている時ずっと閉じなかった わけじゃないけど目にうつる下らへんが緑くなったこんなのははじめてだ🌳👀
トイレも行かなかった
○別のシーンの話に行きます
小西が山根が座ってる椅子にけつしてくるとき山根が彼女いると聞いた時驚きと動揺していて私も友達が彼氏がいるからとLINEで言われた彼氏ができたことにショックだったことと重なった、
1ヶ月半だけでいろんなことが起きて自分が知らないうちに…。
気にかけなければ何も知らぬまま時がすぎていく
夜走れる治安良い所だな🏃
小西の昼食またクロワスリーのお店で食べようと約束したのに来ず それには理由があって理由を知る前は私は桜田花のこと回避の人なのかなと思っていた
小西には人の自分の悪口を聞くことができる超能力者なのかと思っていた
自分は普通じゃないと思わせてこなかったのよかった
路上ミュージシャンが歌っている歌詞もよかった(♪日に日に友達と言える人が減っていき、世間からサヨナラしてやりたい)
かなわないこんなふうにはなれないと思うところが少なかったダメな等身大の人というのが良かった
音量を100にするなんて現実では近所迷惑になって出来ないことを映画で体験している感じだった😎
群れる人々に毒づくのもよかった。群れが嫌い
ていうのがよかった
私の体験で「◯◯が仲良くできるようにしてくれていると思うけどな」と群れようとしていた時期群れの仲間入りを切望していた時そう言われてなんか悔しくなって仲間入り(群れの)したいと思わなくなった
そういうことを共感してくれる人はあまりいないので群れが苦手側をうつしてくれてうれしかったです✨
大型連休のイベントで女性2人が2人3脚のようなことをしていてそれがとても楽しそうで目に入ってきた。とてもむじゃきに笑っていたそれは 小西と山根が大学の像の真似をしていたシーンを真似していたのかなと思った(*´ᵕ`*)
隣になった方が映画が終わってから音を立てずに拍手していました👏 映画の感想を言わずとも拍手で伝わってきました♡⟡.·
映画館は乾燥しているのでマスクをしたほうがいいでしょう💁🏻♀️水分補給も忘れずに🥤
家に帰って少しだけ声が枯れました。感想をいっぱい自宅で語ったとからいうのもあるのかもしれませんが笑
大九明子監督
恋愛映画だと思ったら全然違った件(いややっぱり恋愛映画か?)
最初は、陰キャな小西くんと桜田さんの、どこかゆっくりとした“ボーイ・ミーツ・ガール”的な物語かと思って観ていました。バイト先の銭湯での仲間・さっちゃんが明らかに小西くんに好意を寄せている様子を見て、「ああ、これは三角関係を描いた青春恋愛映画なんだな」と勝手に予想していたのですが——
その予想は、さっちゃんの長い独白によってあっさりと打ち砕かれます。そこから一気に物語は加速し、魂を揺さぶられるような展開が連続します。桜田の長台詞、大音響の音楽、そして小西の独白……そのすべてが畳みかけるように押し寄せたあとに訪れる、あの“アレ”。アレが来て、静寂のなかでエンディングクレジット——しばらく呆然とするしかありませんでした。
あまりの破壊力に圧倒され、終わった瞬間にはもう一度観たいと思ってしまったほどです。これほどの作品なのに上映回数が少ないのは本当に惜しい。もっと多くの人に届くよう、上映が増えることを心から願っています。
監督のある種の到達点
最後まで観るとビックリする
全284件中、121~140件目を表示