今日の空が一番好き、とまだ言えない僕はのレビュー・感想・評価
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河合優実目当てで見たが
河合優実目当てで見たが、伊東蒼に持っていかれた。伊東蒼は子役だと思っていたら19歳で、恋する女子大学生を演じられる年になっていた。おかえりモネでも、どうする家康でも、宙わたる教室でも、映画さがすでも、どんな役を演じても存在感があり、主役を食ってしまう恐ろしい女優さん。連続テレビ小説の主役は時間の問題だが、彼女の最高のタイミングを待っているのだろう。
映画の感想は、小西君の人物像がよく分からなかった。弱くてもとても優しいとか、繊細だけど豊かな表現力があるとか、何かよい面を描いて欲しかった。現状を変えようともがくわけでもなく、中途半端に漂うだけ。さっちゃんは、なぜ好きになったのか? 古田新太や松本穂香は、出る必要があったのか?ジャルジャルの笑いがあまり好みでないのか、言い換えの言葉が自分には合わなかった。
懐かしい傷み⋯⋯思い出したわ。
身内やそれに親しい人が亡くなったときに感じたり思ったりその時の匂いや音や空気感なんかも言い当ててくれたので⋯⋯ぐっと来たわ。何十年ぶりの辛さが。
時間が経てばと思ったけど⋯⋯そんな単純に人間出来てないみたいね。
ラストの風が吹いたのは劇場の中にも舞った気がして心地良かったのは私のだけかな?
『ごめん』の一言。なんで言えないのかな?たった3文字。
言える主人公がちょっと羨ましく思えたなぁ。
同じ成分でできている片割れ
ボッチのようだけどコミュ障なわけじゃない。
互いに心を開いている友達がひとりだけいるって理想的な生活じゃないですか。
私が山根なら、仲直りの場を自分から設けて、「謝るのに一ヶ月かかってしまった」って言ってくる友達いたら、嬉しくなりますね。こいつとトモダチで良かったと思う。
小西くんは青い頃にありがちなリア充幻想に支配されていない。
他人の顔色や空気を読むのに汲々とすること無く、自分が好きなことができる。
花ちゃんは山根みたいな友達がいない分、ハードな大学生活だけど、1年生(関西では「1回生って言うんですね)の頃は揺れたが2年になり達観して一人ライフを満喫する方向。
このふたりは、同じ木に成っている実みたいに同じ成分でできていると思う。
些細なことを同じ感覚で受け止めて、その線上でキャッチボールができる。
感覚が同じだからいちいち説明がいらない。
さっちゃんにお線香あげている涙の場で、突然かまって目線の犬のさくらになる小西くん、瞬時に察して抱きしめてよしよしとガシガシして、腹をわしわしする花ちゃんとよろこんでわしられている小西くん、傍から見たら引くけど、こんなキャッチボールできる相手を見つけたら一生ものです。
中盤の花ちゃんの豹変は、小西くんの悪い想像の暴走だったようで良かった。
良く知らない相手だと、好意を持っている分ちょっとしたことで自分の中で最悪の想像をして、それがどんどん膨らんでしまうというのは、自分としてもあるある現象で、気持ちわかります。
失恋確定のさっちゃんの最初で最後の告白は、さっちゃんがいじらしくて堪りません。
自分でも長い、しつこいと思いながらも止めることができない。自分の気持を吐き出すのにはあれだけの尺が必要だったのね。さっちゃんには幸せになってほしかった。
そして、気まずい、言いにくいことを言い切るには、関西弁は良い言葉だなと思いました。
オムライスの件の空耳の安斎さん、まんま本人で良い味。
原作ジャルジャルの片割れらしく、彼らの漫才のらしさが満載。
会話やシチュエーションに、笑かしが程よく仕込まれていて気分良く笑いました。
小西くんも花ちゃんも、山根くんもさっちゃんも、今のワカモノらしく、息をするように周囲と相手を傷つけないよう細心の注意を払っているのが印象的。話をするにも慎重に言葉を選んでいるんですよね。
こんな河合優実も良いと思いました。
いつも同じような役でイメージが固定しそうだったけど、ルックスがあまり個性的じゃないのが幸いしているような気がする。
さっちゃんとは、お互いのっぺりしているのに似てない姉妹です。
タイトルなし
桜田(河合優実)がバイト先のカフェで衝撃的な言葉を吐くまでは良かった。
その後…。ね。
私は桜田のウラの顔がとにかく衝撃だった。なのでその後の出来事がもう何の意味もなさなかった。
桜田…。ひどすぎでしょ。例えそう思ってても、それを言葉にして他人に言いふらす行為が最低。…?これは小西の妄想?
河合優実って、好きなんだけどどうもこーいうアンダーグラウンドな側面が嫌いってか苦手。誰か彼女にごく普通の役を演らせてあげて。
伊東蒼もあの告るシーン、頼むから黙ってよ。女の子にあんな台詞言わせちゃダメよ。
ラストも
「好き」って言葉
なぜ最悪最低な事を言うって言ったのかよくわからなかった。
人が1人亡くなっているのに、2人のあの上滑りしていく台詞の数々。喋りすぎ。あんなに饒舌に言葉はでてこないよ、こんな時に…。
こちょこちょも変な展開想像しちゃって
何かイヤ。
山根くんの存在がもう神。
落とした後の落差が激しい。
咲のエピソードはいらなかったと思う。
女優さん2人の凄まじさ
ストーリーや演出に関しては、あまり好みといえない部分がありましたし、上映時間が長すぎましたが、2人の女優さん、伊東蒼さんと河合優実さんを観るだけでも行った価値がありました。☆3つはすべてこの2人に送ったといっても過言ではないかも知れません。そのくらい凄味がありました。
特に2人それぞれの長台詞シーンが凄かったです。
なんとなくラップのようにまくし立てて台詞を言い切るような演技になりがちなところを、自分の心の中にある思いを、いま思いついた言葉を使って相手に伝えようとしているかのような、これが芝居や演技であることを忘れさせる現実感があの2つのシーンにはありました。
河合優実さんは、出演作があればほぼ全てみているくらいにハマっていますし、伊東蒼さんは"さがす"で知って以来気になっている演者さん方ですが、これからの出演作も目が離せなくなりました。
伊東蒼さんとてもよかった、、!
大学生の甘酸っぱい感じキラキラした感じとか、若さゆえの危うさ?不安定さ?とかが現れていたと思う。
さっちゃんの告白シーンの告知を見てこの映画を知り見にいったが、さっちゃんの演技がとてもよかったと思う。好きな人の言葉ひとつで一喜一憂してるのが見て取れてとても愛らしく感じた。告白シーンは感情移入しすぎて涙が止まらなかった。
小西くんと桜田さんが打ち解けていくシーンは純粋に羨ましくなった。自分の負の感情や誰にも見せた事のない面を素直に吐き出せる友達ができるってなかなかない事だと思うので。だからこそ待ち合わせ場所に来ない桜田さんを待つ小西くんや、バイト先で自分の悪口?を言われている(と思っている、でいいのかな?)シーンはこちらにもしんどさがあった。その後の自暴自棄というか周りの全てが敵に見えるシーンにも共感してしまった。
さっちゃんが亡くなってからの展開にはちょっと置いてかれる感じがあった。あそこはもう2人だけの世界で2人にしか通じ合えないことがあったのかな。
小西くん、桜田さん、さっちゃんのキャストしか見ていなかったため、他のキャストの豪華さに驚いた。山根役の黒崎さんの演技も良かったと思う。
さっちゃんは咲ちゃん?
伊東蒼◎
古田新太とのコンビよし。
佐藤二朗と親子役だった「さがす」も良かった。
今作では銭湯バイトのバンド女子。
あの銭湯とてもいい。どこ?
河合優実のこの女子大生役(桜田花)はちょっと物足りない。関西弁なので、キャスト的には中田青渚のほうが良かったなぁ。
ミスリードを誘う悪いほうの桜田花はさすがでした~
ソラミミアワーの安齋肇がなかなかの好演。
ダジャレメニューに気を取られたからかも。
大九明子監督作品。
ちょっと語り過ぎの青春コバルト文庫風。
萩原利久や望月歩はフレッシュでいいね。
さよならほやマンの黒崎煌代も存在感あって◎
独白
ジャルジャルの福徳さんの書いた小説が原作なんだなーという事のみぼんやり覚えていて、ちょっと変わり者同士の恋愛だなーくらいの感じで鑑賞。
めちゃくちゃ良い…!ってなるシーンとなんやこれは…となるシーンがあってジェットコースターのような映画でした。
等身大の大学生活に捻くれ要素を加えて、そこに甘酸っぱいものと激辛エッセンスをぶち込んだごちゃ混ぜっぷりではあるんですが、それが邪魔し合わずに1本の映画になっているという不思議な組み合わせでした。
そこに家族の様子だったり、大学以外の交流だったり、何気ない日常の違和感だったりをゆるーく描いており、こういう感じで過ごしているのかなーと思いながら観ていました。
恋に落ちる様子をじっくり描き、その前に恋に落ちたものも描き、それらに対して無関心なものも描いたりといろんな角度からの恋愛や感情を描いていたのが印象的でした。
しっかし終盤はどうもグッチャグチャになっている気がしてしまい、感動に振り切りたいのかコメディにしたいのかが行方不明な作りになっていてかなり困惑してしまいました。
犬のフリのくだりとか全く意味が分からなくてお口ポカーンでした。
「初恋クレイジー」ずっと爆音で流しといてくれ〜ってずっと思いながら耳を澄ませていました。
さっちゃんの告白シーンのしどろもどろした感じが本当に最高で、"好き"って言葉を伝えるのがどんなに大変で苦しいものなのかってのを全部詰め込んでいるようで心がキューってなりました。
かなりの長台詞でしたが見入り聞き入りっぱなしでしたし、伊藤蒼さんが強すぎました。
今年の映画の中でもトップクラスのベストシーンでした。
花の飄々とした感じや独特なオーラが全開になっているところも目が離せずで魅力的でしたし、格好もオシャレでしたし、挙動もワタワタしていて見応えありありでした。
河合優実さんパワーは今作でも健在でした。
ただ全体的に主人公の小西の行動がイタすぎてイタすぎて…所々自分も近い感情持っていたなと思うところはあったんですが、他人に迷惑をかけたり、心無い発言を連発しまくったり、完全に異常行動を取っていたりする場面は強烈な拒否感を覚えました。
友人を罵ったり、勝手に自分優先で行動してしまったりする所もキツく、まだ序盤に日傘をさしてた頃がマシに思えるくらい後半は悪い方にギア全開でいってしまっていました。
なんなら主人公が喋っている時はずっと胸につっかえるものがあったと思います。んーゾワゾワした何か。
福徳さん原作なので当然っちゃ当然ですが、言い回しのソレがジャルジャルのコントのそれで、長台詞での想いをぶつけるところだったり、日本語の言葉遊びをしてみたりといったところはフフッと笑えました。
後半になってくるとその効果も薄れてきて胃もたれしそうになったのは事実ですが笑
出てくるご飯がとても落ち着いていて尚且つ美味しそうなやつで最高でした。
マスターが恥ずかしそうに出してたオムライス食べてみたいですし、メニューの秘密にもフフッとさせられて癒しでした。
鴨川デルタの石の上を渡ったり、京都河原町駅の前だったりと懐かしい光景がバンバン出てきてそれだけで浸ってしまいました。京都が恋しい。
恋愛映画というよりかは在りし日のイタさを思い出させる青春映画でした。
フラッシュバックした記憶にまた悶々としながら生活を続けていきます。
鑑賞日 4/28
鑑賞時間 13:15〜15:35
座席 A-8
『初恋クレイジー』の出だしはそうでもなかった
2025年映画館鑑賞42作品目
4月29日(火)フォーラム仙台
会員料金1500円
原作はジャルジャルの福徳秀介
監督と脚本は『恋するマドリ』『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』の大九明子
吊り革も掴まず電車の車内に立つ2人
ズルズルドキドキ
河合優実の顔のアップからさらにアップ
意味不明な演出多し
大阪だから
ジャルジャルだからでは納得できない
告白する際の伊東蒼の尋常ではない長台詞に圧巻
よく覚えた
いやただ丸暗記なら『生活笑百科』の山田花子でもできる
そのうえで芝居もしっかりやる
只者でない
まだまだ子供だと思っていたらもう19歳
よくやった
エンドロールも本編の続きのようなもの
エンドロールわりと短い
自然音
配役
銭湯でバイトしている大学生でよく日傘を被っている小西徹に萩原利久
カフェでバイトしている小西と同じ大学の学生てで団子頭の桜田花に河合優実
銭湯でバイトしている小西の同僚でスピッツが好きな花の妹の「さっちゃん」に伊東蒼
小西の親友で同じ大学の学生で彼女がいる山根に黒崎煌代
オムライスを作るのが苦手な喫茶店のマスターに安齋肇
花とさっちゃんの若くして亡くなった父親に浅香航大
銭湯でバイトしていた妊婦でのちに出産しお披露目する夏歩に松本穂香
銭湯のオーナーの佐々木に古田新太
関西大学ロケの青春物だと思って見てましたが_
あの日見た空の名前を僕達はまだ知らない。
痛切でない河合優実が見れると思って鑑賞したのだが…
とにかく最初から最後まで主人公が気持ち悪い。
一目惚れは否定しないし、あのアプローチで仲良くなれる人もいるのかもしれないが、納得は出来ず。
花も可愛らしい面もあるが面倒くささが勝つし、主人公と会話が成立する時点で「う〜ん」となる。
2人を見てて、箸が転んでも可笑しいんだろうなぁ、と。
微笑ましい時もあるのだけど、台詞回しが鼻につく時が多く、ずっと乗りきれなかった。
さっちゃんだけが救いだったのに、主人公が「それはない」とか「冗談やめて」とか言っててイライラ。
加えて山根に対してもクズさを発揮する主人公。(彼もデリカシーなかったけど)
待ち合わせに来なかったら、被害妄想より先に心配しろ。
亡くなってから名前を呼んだり『初恋クレイジー』聴いたりも、逆に無理。
山根への謝罪もさっちゃんへの涙も花への告白も、全部が薄っぺらくて最低にしか映らなかった。
メイン3人それぞれの長台詞も、小説ならまだしも、間をもたせる演出もなしに映画で見るとサスガに冗長。
河合優実パートの急激なアップは絶対ミスだろ。
それでも見せ続ける演者は凄いし、特に伊東蒼のパートは一つ一つの台詞がしっかり刺さった。
それなのに、直後に全裸洗濯や水中アコースティックライブの謎演出で台無しにされて悔しい。
終盤の主人公が犬になりきるところもドン引きしたし、この監督こんなセンスでしたっけ。
日傘とかオムライスとか犬とかポストの音とか人の死とか、全部が物語に使われてる感が拭えない。
松本穂香が出てきた意味もまったく分からん。
後半の急転回も白々しく、恐らく原作段階から自分にはまったく合わなかったのだと思う。
最後、外で古田新太が待ってる気がしてずっとソワソワ。
誰か河合優実を死とか不幸とかない作品に出してくれ。
山根弁でいくねー
講義をサボった時の空はいつも光り輝いていた
不意に出会った最高傑作‼︎
感動した。
今年の邦画のベストワン候補に一番乗りした。
大学生の小西徹(萩原利久くん)と桜田花(河合優実さん)。友達が一人もいないという二人の出会い、尽きない会話。
セレンディピティ(serendipity)という言葉を知る。
友達が一人もいなかった自分は彼らの奇跡のような出会い、スムースなトークが現実には存在しないこと知っている。
そう、これは映画の中だけに存在するファンタジー。天国にいるような二人の会話が幸せ過ぎて「さちせ」な気分に浸る。
「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好きって思いたい」
彼らの発する言葉がやたら心に刺さる。
最初のクライマックスは小西に片想いするバイト仲間さっちゃん(伊藤蒼さん)の小西に対する独白だった。自身を納得させ全てを諦めるような長く赤裸々な独白に涙が滲む。
悲劇と偶然を挟んでの独白のリレー。
桜田、そして小西に渡されたバトン。
思いを言葉にすることの大切さを思い知った。
激しく感動した。
さちせとこのき
伊東蒼さんが凄まじいだけに残念
アニメを中心に近頃流行の長ったらしいタイトルの映画は、本来ならばそれだけで「観る予定リスト」から外してしまいます。大抵は甘ったるい恋愛映画か、ネトネトした中二病作品だからです。しかし、本作の監督が大九明子さんだと知り、急遽トップリストに上がりました。また、公開と共に、絶賛コメントが各所から湧き上がっています。これは期待大。二人の女性、一人の男性の恋愛感情を交えた物語です。
本作の主演は、河合優実さん、伊東蒼さん、萩原利久さんの三人という事になるのでしょうが、僕にとってはこれは100%伊東蒼さんの映画でした。あの場面は圧倒的です。それだけに、その後の彼女の描き方が「喪失」を表す最も安易な方法で心底ガッカリしてしまいました。更に「再会」の展開も、とって付けたわざとらしさに感じて二度ガッカリ。その展開も、「そんな事あり得ないだろ」という伏線に基づいていて更に更に異議あり。
そもそも、物語とは人物が牽引するものの筈なのに、本作の河合優実さんは、逆に、人物が物語の設定に引きずられている様な不自然さを感じました。
絶賛コメントが溢れる中で、「また、僕だけ判っていないのかな」と思いつつ。
知らんがな
いかにも今っぽいタイトルであり、映画全体のトーンとかムードを抽象的に表現しているのかなと思っていた。(原作は読んでいない)
実はこれは、河合優実が演じている花が父親から聞かされた言葉が元であり伏線にもなっている。
漫才師が書いた原作本であり主人公それぞれの長ゼリフがある。ただ喋り倒す、といったニュアンスのものではなく、コミュニケーション下手である萩原利久演じる小西や、花や、伊東蒼演じるさっちゃんが、思いを伝えるのに慎重に間合いを詰め、言葉を選んで、「幸せ」とか「好き」とかのキラーワードは他の言葉に置き換えて、苦労して語るところが痛々しく、でも説得力がある。
それだけに映画としての決着の付け方はそれはないんじゃないと強く否定してしまった。関西の学生の世界は、関東に比べるとはるかにはるかに小さいので、こういうこともままあるとは聞いていたが。そんなに恋愛の成就に話を持っていきたいんかい、知らんがな、と関西弁で思ってしまった。
ところで、河合優実ですが、やはり天才的な女優なんですね。彼女は東京出身なので関西弁は若干イントネーションにおかしなところはあるものの、関西の女子大生、それもややひきこもり傾向のある娘がしゃべるであろうニュアンスをほぼ完璧に表現している。実に切れ味ある言語感覚ですね。それと、最後のシーンでの小西の告白に対する表情、yesでもnoでもなく無表情な感じ、が余韻を持って素晴らしい。
でも、私は彼女は苦手なんですね。シニョンに結うと顎骨が目立つところも含めて。それと目の下の笑いジワがってことだったけどそんなものあったか?ツルンとしてたけど。
知らんがな。
今時風で良いね
伊東蒼が良かった
解放感
2024年。大九明子監督。大学生活をエンジョイできず、友達も一人しかいない男子学生は、ある日、群れずに一人で過ごしている女子学生に惹きつけられる。徐々に距離をつめてみると、おどろくほど共通点があって気が合う二人。しかし、バイト先の別の女子学生に思わぬ告白をされたことから、うまくいかないことが重なって、、、という話。
セレンディピティをテーマに、よい偶然が重なる前半、悪い偶然が重なって転落する後半、そしてその種明かし、というきれいな三層構造。「場所」や「犬」や「告白」の繰り返しと変化の使い方もすこぶる気持ちいい。これを弁証法というべきかもしれない。偶然がテーマだけに、とにかく外に開かれていく解放感がある。
長いセリフを一息でしゃべるときの光の変化、音の変化がすばらしい。ラストでは、いないはずの死者を映したり、いないはずの死者の目線から主人公たちを映したり。そよ風が吹いていて、「死者」の扱いにも解放感がある。
全202件中、101~120件目を表示
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