今日の空が一番好き、とまだ言えない僕はのレビュー・感想・評価
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傘から解放されて青春を謳歌する
大学生の青臭さ、恋愛と友情、恋心と失恋、勝手な妄想と思い込み、自分のバカさ加減に呆れる後悔、そんな20歳前後のリアルを生き生きと描いた作品。
単なる恋愛映画ではなく、話の展開も予想の斜め上を超えてくるので、最後まで目が離せない。そして、大人が観ていても若かりし頃を思い出して思いっきり切なくなれる。なるほど、何度も観たくなる人が続出する訳だ。
小西にも桜田にも長台詞があるんだけど、何といってもさっちゃんの「大演説」には誰が観ても苦しくなる程に胸がぎゅっと掴まれる。まさに、この映画の最大のハイライト。
本作で大きな役割を果たす小道具が「傘」。傘は雨などから身を守ってくれる道具であると同時に、人との距離を取らせ、自らの姿を隠す役割をも果たす。不安で手放せない状態から、有頂天ですっかり手放す状態、忘れていたものが再び登場し現実を突きつけられる状態、等々、それは小西にとっての精神状態を端的に象徴し、無防備になった桜田は傘無しで雨の音を聴くことで自らの殻を破っていく。ある意味、『美晴に傘を』と共通したメッセージが見出せるのが面白い。
演技に定評のある河合優実だが、終盤、あれだけの長回しの顔アップでの表現力は流石。だが一方で、今回は伊東蒼の演技の素晴らしさが光っていたと思う。
最後に一点、自分的に気になったのが喋り方。吉本の出資だからといって、そこまでノリツッコミ的な話し方を多用しなくても良かったんじゃないのかなぁ?あれが関西では普通、とか言われたら、関東人の自分にはついていけないなぁ。
三者三様
好みの作品ではなかった
原作未読。
多分、そんなに悪い映画ではないんですよ。でも、個人的な好みに合いませんでした。
・講義中に出たり入ったり、私語したり、関西大学ってそんな程度?
・小西、走ったり足ひきずったり、どっちなの。
・他人の犬とそんなに仲良くなる?
・温泉(銭湯?)ってただのバイトじゃないの?
・そもそも、あんなダサイ日傘とか、マジでドン引き。陰キャすぎる。
・若者が死ぬストーリーには共感しない。
【これが最もダメ】
・自分を好きだった人の遺影の前で、まだ悲しみが癒えない妹に告白だと?しかも言葉はパクリ?
伊東蒼がとても表情豊かで素敵だったことと、タバコ吸わない河合優実が見れたのは良かった。
どうしてそんなにやかましいのか♫
縁側で小西に真実を語るシーン桜田(花)の顔がドアップがうつって毛細血管 を見つけていたけどだめだだめだ集中
さっちゃんが小西に告白のシーンで前の席で 鼻をすすって泣いている人がいてその人は本当に人生最大のこのきな人 に出会ったから泣いてるのかなぁとか思った
このきな人はできたけど好きと伝えたことが1回もないな💦
さっちゃんはとっても恥しかったんだろうな、
真剣に伝えたいのに自分で何言ってんねんててふざけたくなっちゃうんだよな〜(/-\*)
集中して見過ぎてさっちゃんの告白のシーン目を開けている時ずっと閉じなかった わけじゃないけど目にうつる下らへんが緑くなったこんなのははじめてだ🌳👀
トイレも行かなかった
○別のシーンの話に行きます
小西が山根が座ってる椅子にけつしてくるとき山根が彼女いると聞いた時驚きと動揺していて私も友達が彼氏がいるからとLINEで言われた彼氏ができたことにショックだったことと重なった、
1ヶ月半だけでいろんなことが起きて自分が知らないうちに…。
気にかけなければ何も知らぬまま時がすぎていく
夜走れる治安良い所だな🏃
小西の昼食またクロワスリーのお店で食べようと約束したのに来ず それには理由があって理由を知る前は私は桜田花のこと回避の人なのかなと思っていた
小西には人の自分の悪口を聞くことができる超能力者なのかと思っていた
自分は普通じゃないと思わせてこなかったのよかった
路上ミュージシャンが歌っている歌詞もよかった(♪日に日に友達と言える人が減っていき、世間からサヨナラしてやりたい)
かなわないこんなふうにはなれないと思うところが少なかったダメな等身大の人というのが良かった
音量を100にするなんて現実では近所迷惑になって出来ないことを映画で体験している感じだった😎
群れる人々に毒づくのもよかった。群れが嫌い
ていうのがよかった
私の体験で「◯◯が仲良くできるようにしてくれていると思うけどな」と群れようとしていた時期群れの仲間入りを切望していた時そう言われてなんか悔しくなって仲間入り(群れの)したいと思わなくなった
そういうことを共感してくれる人はあまりいないので群れが苦手側をうつしてくれてうれしかったです✨
大型連休のイベントで女性2人が2人3脚のようなことをしていてそれがとても楽しそうで目に入ってきた。とてもむじゃきに笑っていたそれは 小西と山根が大学の像の真似をしていたシーンを真似していたのかなと思った(*´ᵕ`*)
隣になった方が映画が終わってから音を立てずに拍手していました👏 映画の感想を言わずとも拍手で伝わってきました♡⟡.·
映画館は乾燥しているのでマスクをしたほうがいいでしょう💁🏻♀️水分補給も忘れずに🥤
家に帰って少しだけ声が枯れました。感想をいっぱい自宅で語ったとからいうのもあるのかもしれませんが笑
大九明子監督
恋愛映画だと思ったら全然違った件(いややっぱり恋愛映画か?)
最初は、陰キャな小西くんと桜田さんの、どこかゆっくりとした“ボーイ・ミーツ・ガール”的な物語かと思って観ていました。バイト先の銭湯での仲間・さっちゃんが明らかに小西くんに好意を寄せている様子を見て、「ああ、これは三角関係を描いた青春恋愛映画なんだな」と勝手に予想していたのですが——
その予想は、さっちゃんの長い独白によってあっさりと打ち砕かれます。そこから一気に物語は加速し、魂を揺さぶられるような展開が連続します。桜田の長台詞、大音響の音楽、そして小西の独白……そのすべてが畳みかけるように押し寄せたあとに訪れる、あの“アレ”。アレが来て、静寂のなかでエンディングクレジット——しばらく呆然とするしかありませんでした。
あまりの破壊力に圧倒され、終わった瞬間にはもう一度観たいと思ってしまったほどです。これほどの作品なのに上映回数が少ないのは本当に惜しい。もっと多くの人に届くよう、上映が増えることを心から願っています。
監督のある種の到達点
最後まで観るとビックリする
関心領域‼️❓爆音‼️❓不適切にも程があるのか無いのか‼️❓
さっちゃん!すげー!
なんの予備知識もなく鑑賞
萩原利久くんの成長をば、見届けたくて
映画館へ
河合優実…あれ?よく、名前聞くなと
思いつつ、はなしを見続ける
あれ?
なんだか、こじれた?いや、思い思われふり振られ的な感じかと思っていたら
全然、萩原利久くんの小西くんが
薄っぺらい青年にしか見えなくなってきて
ラストに至ってはドンデン返しの
展開で。
なんだか、主役たちより
さっちゃんが一番光っていた
おもしろかったかと聞かれたら、
おばさん的には
え?
としか答えられないな
あとでパンフレットを見返したら
ジャルジャルのひとの小説なんだな
令和の青春時代はなんだか、ムズカシイ
セレンディピティ‼️
今作は最近の日本映画としては珠玉の恋愛映画ですね‼️ファンタスティックな要素も無く、純粋に人間ドラマとしてここまで共感させられたのは久しぶりかもしれません‼️友達も出来ず、冴えない大学生活を送る小西徹と桜田花。ひょんな事から知り合った二人は、思いがけず意気投合。会話が尽きず、急速に距離を縮めていく。小西の唯一の友人、山根や銭湯のバイト仲間・さっちゃんも絡めた、様々な人間模様が展開するが・・・‼️まず周囲に馴染めない、他人に介入して欲しくない主人公二人の盾‼️小西は晴れの日も日傘を差し、桜田はお団子ヘア‼️この河合優実ちゃんのお団子ヘアが可愛すぎて、似合いすぎて、もはや犯罪‼️そして水族館やボーリング場、大学構内、そして近くの喫茶店を舞台に繰り広げられる、何気ない二人の会話のシーンは妙にリアリティがあって微笑ましい‼️「花曇」「緑雨」「虹橋」「雷鳴」と分けられたサブタイトルで進行し、その後にタイトルが出てくる構成も内容に沿っていて秀逸ですね‼️映画はこのまま二人の恋路が成就するのかと思いきや、突如として桜田が姿を消してしまう‼️そして実は桜田が小西をストーカーとして認識していたとか、気味悪がっていた、嘘をついて誘いを断ったみたいなカットが挿入される‼️実はこれはフェイクで、男は好きな女性に対して抱いた欲望を想像したり、人は悪い事が起きると被害妄想気味になったり、物事悪い方に悪い方に考えてしまうのを具現化したカットだった事が後に解る‼️そして今作の見せ場どころか、映画史に残る名場面と言っても過言ではない二つのシーン‼️一つは、実は小西に好意を寄せていたさっちゃんが、バイト帰りに小西に想いを伝えるシーン‼️小西の桜田への想いを悟ったさっちゃんの、叶わないと分かっていながらの想いが爆発するこの告白シーン‼️小西はただ立ち尽くすだけの、この8分間に及ぶ告白シーンを、ほぼ一人芝居状態で涙ながらにビショ濡れで演じ切った、さっちゃん役の伊東蒼ちゃんがホントに素晴らしい‼️今作は萩原利久、河合優実、伊東蒼のトリプル主演ですね‼️それぐらい素晴らしかったし、大好きになりました‼️そしてもう一つの名場面はクライマックス‼️さっちゃんが交通事故で亡くなり、小西が銭湯の経営者と共に、線香をあげに行くシーン‼️実は桜田とさっちゃんは姉妹であり、桜田が小西の前から姿を消したのは、さっちゃんの事故による悲しみのためだった‼️そして始まる萩原利久と河合優実の二人芝居‼️さっちゃんが死んだ時の事、親戚が集まって泣き声が響いてた事、母から事故の状況を聞いた事、棺桶で帰ってきたさっちゃんの事、事故当日の朝のさっちゃんの様子、母と一緒に大泣きした事をほぼ独演する河合優実ちゃんの演技力もホントにスゴい‼️そして桜田の独白を受けての小西役の萩原利久の見せ場‼️桜田の悲しみを癒すかのように、桜田への想いを時に犬となって、時にTVの音量を最大にしながら伝える小西‼️桜田と同じように観ている我々も癒されてホッコリさせられる‼️そこに流れるスピッツの「初恋クレイジー」のメロディもホントに素晴らしいですね‼️大切な人を失った悲しみ、そしてその痛みを乗り越えて愛する人と生きていきたいと願う主人公たちの姿が胸に迫る‼️演出、演技、物語が完璧に融合した名作だと思います‼️フォージュロンのオムライスが食べたくなりました‼️
恋はいつだってクレイジー
「セレンディピティ」という映画を観たのはもう20年くらい前だったかしら。幸福な偶然。まさにそんな出逢い方をした関学生のふたり。自分だけだと思っていたいくつもの感じ方や考え方を共有できる人と出会えた時の喜び、興奮はすごくよく分かる!
しかし、その裏側ではもうひとつ、どうしようもなく悲しい出逢いもあって、それは失恋そのものではなく永遠の別れとなって降りかかる。
フラれると分かってする告白は、必要以上に話し過ぎてまわりくどくて、相手の感情も分かるから気を遣って普通を装う空元気の切なさも気まずさを生まない為の不器用な振る舞いも、ぜんぶ分かるからぜんぶ辛い。
でも、これもまた青春のひとつなんだよなと、今は思える。でも、そんな日は、彼女にもう訪れない…。
待ち合わせに来ないことからどうしようもない被害妄想が駆け巡り、自暴自棄となって走り膝を怪我して唯一の友達にも八つ当たりする経験すらも、懐かしくて、眩しくて、ああこれは青春映画だなと胸に沁みた。
ラストの激情に飲み込まれた愛の告白は賛否が分かれそうだけれども、逆にあの瞬間しかないんだよねというのが個人的にはよく分かる。
ボリュームゼロからはじまる最大音量の青春恋愛映画だ。
唯一、終盤に縁側で河合優実が心情を吐露しているシーンで急にズームしたカメラワークの意図だけが分からなかった…!
関大関係者必見
キラキラしてない青春映画
伊東蒼さんの独白パートだけでも満点!
お笑いコンビ、ジャルジャルの福徳秀介さん原作の同名小説の実写映画化です。
原作は未読ですけど言葉の選び方とか並べ方、その溢れ出し方(?)・・・などが原作に忠実に脚本化されていると仮定するなら、福徳秀介先生(急にすみません!)ってかなりの文才とおそらくお笑いで培われただろうセンスがあるなあ、と感心いたしました。上から目線で本当に申し訳ないですけど。
主人公がお団子頭で一人学食で蕎麦食う女子に一目惚れする件、そして同じ属性を持つ二人が惹きつけ合うとこは、正直あまり共感もしなかった(笑)のですが、銭湯のバイト先のさっちゃんの何気ない仕草、その動向が気になり始めてから一気に心情をもってかれました。
特にさっちゃんを演じた伊東蒼さんの独白パートの迫真の演技にやられて、当方過去のいろんな感情が溢れて出てきて涙を誘いました。正直この素晴らしい場面を観れただけでもレビューで満点上げたいと思ったくらいです。なんとも尊い心に残るシーンでした。
さっちゃんおすすめの曲は、私も大好きで当時、この曲が入ったCDも購入したくらいです。キーが高くて名曲なのにカラオケとかで歌えないのが残念です(笑)。
おすすめいたします。
では。
全191件中、41~60件目を表示
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