「純文学の映像化」今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は ライブラさんの映画レビュー(感想・評価)
純文学の映像化
舞台になっている大学のOBの友人に誘われて鑑賞。
独特の世界観と言い回しから純文学と解る。
最後のタイトルロールからやはり原作がある作品と解る。
純文学なので、日常会話にしても何故その言葉?その言動?と思う事が多端にある。
主人公の小西は雨でも晴れてても傘を差すちょっと変わった大学生。
友達も1人しかいない。
銭湯で銭湯を洗うアルバイトをしている。
大学で団子頭の女の子を見かけデートを重ねるが…と言う物語。
兎に角、小西がちょっと変わってる。
デートをする花もちょっと変。
1番マトモなのは銭湯で一緒に働いているさっちゃん。
花に言われた事をひとつずつ試してみたり、花のお父さんが言っていた「今日の空が1番好きと思う」と言われた事を小西の祖母からも言われていた事がこの作品の主題になる。
花の言われた事を試した事を言っている事から、アルバイトの同僚のさっちゃんから彼女が出来た事が解り、さっちゃんが実は小西の事が好きで最後にさっちゃんが告白する。
それからアルバイトに来ないさっちゃんに待ち合わせに来ない花から花にフラれた思う小西が一カ月半後にアルバイトの銭湯からさっちゃんが亡くなった事を知る。
銭湯のオーナーとさっちゃんの家に行くと花がいてさっちゃんの姉だという事が解り、団子頭を切っていて、さっちゃんが交通事故で亡くなり、何にも出来かった一カ月半を事を知らせ、花の父が生前に娘の結婚式の為に書いた手紙を読む。
そして小西は花に一生側にいる事を告白する。
何度も言うが、ストーリーはそんなに進まないが純文学の映像化と解る作品。
独特の世界観があるが、その中に入れば良い作品。