「何回も観ると良さと凄さが深く解る作品」今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は あんみつさんの映画レビュー(感想・評価)
何回も観ると良さと凄さが深く解る作品
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東京国際映画祭で鑑賞した時は、長台詞が気になり集中出来ませんでした。個人的に映画やドラマは小説では無いので演者が心情を表現するものだと思っているので役者に長台詞を言わせたいのなら実写化する必要無いと思っています。
その後、原作小説も読み、映画の番宣記事で原作者の唯一の要望が長台詞をそのまま入れて欲しいと言う事だったらしくて、監督の苦労を察しました。
新たな気持ちで公開後に鑑賞した時、原作の長台詞を生かした演出や映像を感じました。主役の大学生の小西くんは、周りを拒絶して無関心、唯一の友達も下に見てる。ある日、自分と価値観が近い女の子に出会い恋をして夢中になっていく…。
原作では小西くん一人称なので、そんなにダメ男の感じは強くないのだけど、映画は女の子にもスポットを当ててるので、小西くんのダメ男の部分が強調されている。
さっちゃんが健気で切なく涙を誘うのは演出的に強調されてるので、ある意味当り前。
主役のダメ男を『若い時って、そうなるよね~』『周り見えないよね~』って思わせる萩原利久さんの醸し出した演技力を称賛したい。
何年か後にもう一度観てみたい作品。
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