「あの日見た空の名前を僕達はまだ知らない。」今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は uzさんの映画レビュー(感想・評価)
あの日見た空の名前を僕達はまだ知らない。
痛切でない河合優実が見れると思って鑑賞したのだけど、中身は残念だった。
とにかく最初から最後まで主人公が気持ち悪い。
一目惚れは否定しないし、あのアプローチで仲良くなれる人もいるのかもしれないが、納得は出来ず。
花は、可愛らしい面もあるが面倒くささが勝つし、主人公と会話が成立する時点で「う〜ん」となる。
2人を見てて、箸が転んでも可笑しいんだろうなぁ、と。
微笑ましい時もあるのだけど、台詞回しが受け付けない時が多く、ずっと乗りきれなかった。
さっちゃんだけが救いだったのに、主人公が「それはない」とか「冗談やめて」とか言っててイライラ。
加えて山根に対してもクズさを発揮する主人公。(彼もデリカシーなかったけど)
亡くなってから名前を呼んだり『初恋クレイジー』聴いたりも、逆に無理。
山根への謝罪もさっちゃんへの涙も花への告白も、全部が薄っぺらくて最低にしか映らなかった。
メインの3人にそれぞれ長台詞があったが、小説ならまだしも映画で見るとサスガに冗長。
間をもたせるような演出もないし。
河合優実パートの急激なアップは絶対ミスだろ。
それでも見せ続ける演者は凄いし、特に伊東蒼のパートは一つ一つの台詞がしっかり刺さった。
それなのに、直後に全裸洗濯機や水中アコースティックライブの謎演出で台無しにされて悔しい。
終盤の主人公が犬になりきるところもドン引きしたし、この監督こんなセンスでしたっけ。
日傘とかオムライスとか犬とかポストの音とか人の死とか、全部が物語に使われてる感が拭えない。
松本穂香が出てきた意味もまったく分からん。
後半の急転回も白々しくて、恐らく原作段階から自分にはまったく合わなかったのだと思う。
最後は、外でずっと古田新太が待ってる気がしてソワソワ。
誰か河合優実を死とか不幸とかない作品に出してくれ。
uzさんの感想が私の感想と見事に真逆で、失礼ですがとても興味深かったです。
映画との相性や個人の感性の違いってこういうことなんだな、と思いました。
失礼な書き込みでお気を悪くされたらすみません。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。