劇場公開日 2025年4月25日

「伊東蒼さんが凄まじいだけに残念」今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)

伊東蒼さんが凄まじいだけに残念

2025年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 アニメを中心に近頃流行の長ったらしいタイトルの映画は、本来ならばそれだけで「観る予定リスト」から外してしまいます。大抵は甘ったるい恋愛映画か、ネトネトした中二病作品だからです。しかし、本作の監督が大九明子さんだと知り、急遽トップリストに上がりました。また、公開と共に、絶賛コメントが各所から湧き上がっています。これは期待大。二人の女性、一人の男性の恋愛感情を交えた物語です。

 本作の主演は、河合優実さん、伊東蒼さん、萩原利久さんの三人という事になるのでしょうが、僕にとってはこれは100%伊東蒼さんの映画でした。あの場面は圧倒的です。それだけに、その後の彼女の描き方が「喪失」を表す最も安易な方法で心底ガッカリしてしまいました。更に「再会」の展開も、とって付けたわざとらしさに感じて二度ガッカリ。その展開も、「そんな事あり得ないだろ」という伏線に基づいていて更に更に異議あり。

 そもそも、物語とは人物が牽引するものの筈なのに、本作の河合優実さんは、逆に、人物が物語の設定に引きずられている様な不自然さを感じました。

 絶賛コメントが溢れる中で、「また、僕だけ判っていないのかな」と思いつつ。

La Strada
uzさんのコメント
2025年4月30日

冒頭のヘッドフォンとか、セレンディピティとか、関係性の伏線はありましたが、安易でしたね。
伊東蒼だけが魅力的な作品でした。

uz
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