「台詞が素敵!」今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は ぴさんの映画レビュー(感想・評価)
台詞が素敵!
正直、ところどころ演出がくどいと感じる部分もありましたが、それを補って余りあるほど俳優さんたちの演技が素晴らしくて、気づけば物語に引き込まれていました。特に登場人物の女の子たちは可愛らしくて、つい見惚れてしまったし、あんな子になれたらな…と少し憧れてしまうほどでした。中でも印象的だったのは、さっちゃんの告白シーン。真っ直ぐで、胸がギュッとなるような台詞に心を掴まれました。「こういう風に、傷つく覚悟で自分の気持ちをちゃんと伝えるって、すごく勇気がいるけど大事なんだな」と強く思わされました。
また、この映画はただの恋愛映画ではなく、「死」と向き合う場面も描かれていて、それがまた物語に深みを与えていました。大切な人が急に居なくなるかもしれない現実の中で、何を伝えられるのか、何を残せるのか、そんなことを考えさせられて、「後悔しないように、ちゃんと気持ちを伝えよう」と感じました。
そして劇中に流れるスピッツの「初恋クレイジー」が、とても良かったです。タイミングも歌詞も、まるで登場人物の心に寄り添うようで、シーンの余韻をさらに引き立ててくれました。観終わった後はきっと、あの曲を帰り道に聴きたくなる人が多いのではないかなと思います。
恋する気持ちと、人生の儚さ。どちらにもちゃんと向き合いたくなるような、そんな映画でした。
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