FPU 若き勇者たちのレビュー・感想・評価
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国威発揚の表れがかなり強い映画ではあるものの。
今年9本目(合計1,551本目/今月(2025年1月度)9本目)。
久しぶりにどっぷり中国映画を見た気がします。
映画といっても国によってだいたいお決まりがあって、例えばフランス映画なら例の謎の旋律とともに出てくるCANAL+があったりしますが、中国映画は何と言っても妙なまでに長い最初のオープニングロール(中国映画は最初に登場人物の役などがずらずらっと出ることが多い)があったり、中国という場所柄、例の検閲済みとかというのも当然出ます。
そして映画としてもPG12だったと思いますが、かなりあっちこっちCGで合成したのかなぁ…というところが多々あります。まぁそれそのものを見せられたらPG12じゃすまないと思いますが…。かつ、国威発揚のあらわれなのか、とにかく中国を美化するような描写が多々出てくるので、そこの好き嫌いがあるかなといったところです。
ストーリーとしてはわかりやすいので、混乱を招くような展開にはなっていない点はまぁ良かったかなといったところです。どうしてもこの手のアクションといえばアメリカ映画、ついでやはり本場というべきか韓国映画が大半となりますが、中国映画のそれも良いなといったところです。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/字幕のないところがある)
まぁ、大半は中国語の看板などなので、多少抜けている部分があっても漢字文化圏である日本ではある程度の類推は可能なので何とかなりますが、漏れがないようにはしてほしかったです(日本だと許容されるでしょうが、漢字文化圏でない国(つまり、日本、韓国、中国、台湾、香港ほかのいくつかの国以外全部、ということ)ではかなりここで減点がきそうな気がします(海外でどういう字幕が付くかは知りませんが)。
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軍では無く警察って所がミソな気がする
正義に国境はない
もしウー・ジンが出ていたら…
政府軍と反政府組織との武力紛争が激化するアフリカへ、平和維持活動のため結成された中国の組織警察隊「Formed Police Unit」が派遣され…
チーム内に生じる複雑な人間関係を盛り込むのはドラマ的にも外せないとはいえ、本作はその点でちょっと唐突感あり(薄っぺらい恋愛描写を入れなかったのは良かったが)。とにかくこの手の作品はアクションに尽きる。本作は対人によるコレオグラフィよりも装甲車を伴った砲煙弾雨シーンに重きを置き、『アメリカン・スナイパー』っぽい狙撃手対決はご愛嬌として、ガンファイトなどにも力が入っている。とにかくちゃんと製作費をかけている点で、日本より数倍マシ。
ただ韓国同様に、今の中国圏で活躍する若手俳優には全く疎いので、申し訳ないが出演者の顔が見分けがつかなった。もしウー・ジンが出ていたらもっと感情移入できたかな…
ストーリーからは、どうしても自国民を英雄視するプロパガンダ映画と思われがち。実際その面もなくはないだろうけど、FPUは存在する上に、中国からも実際に警官を派遣している点は無視できない。多分日本からも派遣していたら東宝あたりが似たような映画を作るだろう。まあ作っても観ないと思うけど。
アクション
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