「アクションは本格的だが…」FPU 若き勇者たち Tofuさんの映画レビュー(感想・評価)
アクションは本格的だが…
香港出身で『マトリックス』でアクション指導をしたことでも知られる李達超が監督を務めた、中国による海外での平和維持活動を扱う初の商業映画だそうだ。そのため、確かにアクション場面は本格的ではあるものの、香港映画の自由さというより、ぶっちゃけ国威高揚的な匂いがどうしても感じられてしまうのは否めない。
でも、愚かな戦争/紛争をしているより平和が一番で、国や人種が違っても協力し合うのが大切だというメッセージが前面に出ているからいいかな(まぁ、それが一帯一路的な文脈になると話は別なんだが…)。
「平和維持活動(PKO)」と聞いた瞬間に、1992年に国際平和協力法が成立して日本から初めて自衛隊員らが派遣された国がつい頭に浮かんでしまうのだが、まさにその国でこんな内容の作品を鑑賞できたということも、ある意味、興味深い。
作品中では中国語とフランス語と英語が飛び交う。
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