「他者を否定することが正しさじゃない」劇場版総集編 ガールズバンドクライ 後編 なぁ、未来。 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 他者を否定することが正しさじゃない

2025年11月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

良いところ
ライブシーン
友情、努力、結果は別
とってつけた親子

?なところ
正論ってのは他者の否定に使うものじゃない
まるで共感できない主人公
トラブルのためのキャラ付け

ライブシーンはほんと見せ方といい動きといい音楽といいよくできている。グルングルン回るカメラが現実には無理な画角で迫力がある。新作やるならもっとライブシーンを増やしてほしい。まあ青春群像劇を描きたいのであってライブはおまけなんだろうけど。
それ以外はわざと共感しづらいキャラ付けのせいで、どうせまともに進まねえんだろうと言う一貫性以外は基本不快。若いとかの理由づけは理解できるが、勉強も理解もせずに現実を曲げる事なんてただの運です。
熱意先行で突っ走るのは悪くない、現実に無策でぶつかるのもかまわない。けど他者を間違ってる自分が正しい、だから現実に負けたくないって言い訳はこれ他責の裏返しでしかない。目的は手段を正当化しないし、弱い正しさは力にかなわない。最後の最後まで他責で通してくれて一貫してる分異質さはないが嫌悪感は最後まで拭えない。

木花咲耶
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