「あれをめんどくさいですますのは相当お人好しだな」劇場版総集編 ガールズバンドクライ 前編 青春狂走曲 木花咲耶さんの映画レビュー(感想・評価)
あれをめんどくさいですますのは相当お人好しだな
良いところ
ライブシーン
思ったよりもちゃんと演技できてる1人を除いて
3Dモデルが不自然じゃない動き
?なところ
都合いいイベント起きすぎ
人ができすぎ
人物配置がストーリーに都合が良すぎる
ヒロインの性格がどうにも嫌悪感が払拭できない。正論モンスターだの言ってるが、あれは自分が正しいじゃなくて他人が間違ってるという攻撃性の発露にしか見えなかった。他者の善意が伝わらない、じゃなくて他者の気持ちよさを自分の気持ち良さが上回らないと許せない、っていう幼児性みたいなもの。素直でもなんでもなく他者を引きずり下ろしたいだけの嫉妬の塊。見てて薄ら寒い。あれを見てるといじめ自体はクソだし父親はゴミだがそれでも友達との絶交はどっちに原因があったか察するにあまりある。
正論とは一定の正しさはあるから感情で反論するしかなくなるが、感情論を正しい正しいって連呼することではない。4人で作って抜けた側がどんな状態であれ、自分が気に食わないから否定ってどこに正当性がある。ただの感情論ですって最初から貫いとけばまだしも、正誤の問題にした時点でこいつは正義の側に立ちたいだけ快楽論者。見返してやるもいいけど、正しいかどうかは自分の内面の問題で他者に押し付けるな。
川崎の映画館で見たので、場面の大半が見たことある場所で親近感は沸く。最初のストリートライブのシーンは元からいた2人がいい人すぎて。テレビ版は見てないけど機材貸すは演奏のフォローするは、でその後は出番なし。お前それはさすがに人としてどうよ、と思う。衝動的で無礼で攻撃的なって完全に教育間違ってるな。
ライブシーンは動きに違和感ないし曲や演奏もいい。けど一曲ずつしかやらんのはなんかモヤモヤするフルじゃなくても20分の持ち時間な3〜4曲はやるだろ、せめて2曲。なんだからやったっぽいシーン入れないと不自然。
でもまあ後編も見るかくらいには満足した。後編見るか。
