「掘り出し物の感動作品」Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり 月光仮面さんの映画レビュー(感想・評価)
掘り出し物の感動作品
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マレーシアの首都の貧困地区(プドゥ)で暮らす兄弟(血の繋がりはないのだが。兄は聾唖)と取り巻く人のお話し。ポスターを観るとゲイ系の作品かと思ってしまうが、そうではない。(←ポスターの写真が悪いと思うのだが)二人とも事情があって身分証を持っていなくて、その為にごく普通の暮らしが出来ない中でも懸命に生きているのだが、弟が事件を起こしてしまい兄が自首することになる。(←とある真実があるのだが)刑が確定して服役中の兄が、教誨師に手話で訴えるシーンが感動で😩😩。また、ラスト近くでの面会に来た弟とのシーンも涙だった。だが、兄弟の立場にたてば同情できるのだが、理不尽な出来事によって被害者になった女性の福祉ボランティアの立場にたてば、腹が立った鑑賞者(私)がいたのも事実。どうせなら被害者を兄弟から搾取する奴らにして欲しかったなぁ。あと、兄弟の生い立ちを詳しく描写して欲しかったと思う。テアトル梅田で鑑賞したのだが、観客数も多かった。(←シネコンで上映中の作品○○よりはるかにこちらの方が多かった。)上映劇場が少ないようだが、映画関係者はもっと客入りの実態を調査して、マイナーな作品でも良い作品を多くの劇場で上映できるように営業努力をして頂きたい。そうすれば営業館の収益改善にも繋がると思う。
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