「貧困の中に生きる兄弟の愛に涙する」Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり ニョロさんの映画レビュー(感想・評価)
貧困の中に生きる兄弟の愛に涙する
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マレーシア映画は初めて観賞。
まず最初に貧困のレベルの酷さに驚く。火事で燃えてしまうと身分証明書が発行されない。銀行口座も開けない。そしてそんな底辺の中で助け合って生きる兄弟がいた。血のつながり以上の強い絆で結ばれた2人は兄は常に弟の為を思い,弟は常に兄の愛を求めて続けていた。
前半はちょっとテンポも遅くてどうかなという感じがしたが,後半になってグッと惹きつける展開になった。
刑務所に入った兄,口の聞けない彼が語る手話と声にならない声が圧倒してくる。最後に成長して大人になった弟と会って話す場面は涙が止まらなかった。
兄弟役の2人の役者,初めて見たけれど素晴らしい演技だった。
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