「兄弟愛を描いた、切なくて泣ける作品」Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり まありんさんの映画レビュー(感想・評価)
兄弟愛を描いた、切なくて泣ける作品
予告編を見ても響かなかったのと、ネトフリで観れるから観るリストに入っていなかったのですが、レビューが高いので観てきました。
マレーシアには4回位行っていますが、年々豊かになり、クアランプールにこんな生活をしている人達がいるとは驚きました。
観光では見えない世界です。
マレーシアを知っているので、作品がより楽しめました。
中国語、英語、マレー語が混ざっていたり、アザーンが響いていたり、移民の国籍が分かりやすい顔つきの俳優さんを使っていたり。
タナカを顔に塗っているのはミャンマー人。それ、プチデートに塗ってきちゃう⁉って所がカワイイ。
兄役のウー・カンレンはアジアのアカデミー賞をいくつか受賞していますが、世界でノミネートされて欲しい位、素晴しい演技でした。
ポスターを見ると、同性愛の映画だと思われてしまうのが勿体ない。
これは兄弟愛を描いた切ない作品。
上映館が少ないので、ネトフリで見る方も多いかと思いますが、何かしながら片手間でなく、腰を据えてティッシュを近くに置いて見て欲しい。
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