「オキロバカ」ネムルバカ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
オキロバカ
黒髪と金髪のシスターフッドに、ゆるい会話とシュールなギャグ…ほぼ“殺さない『ベビわる』”じゃねーか。笑
やはりこの監督のつくる空気感は好き。
かわいいけどかわいすぎず、適度にダラシなく阿呆な女子が愛嬌たっぷりで。
石黒さんが描き下ろしたイラストが柚実・ルカ・田口・伊藤だったので、伊藤の出番の少なさが意外。
男2人はクライマックス前にいなくなるし。
バンドメンバーは役名ついてるけど、作中で呼ばれた?
正直、クライマックスまではどこに向かってるのか分からなかったし、ギャグも『ベビわる』には及ばず。
しかし最後で一気に持っていかれた。
平祐奈の歌唱やパフォーマンスもよかったし、そこにメンバーがエアバンドで加わるのも最高。
更には久保史緒里の叫びが涙腺にぶっ刺さったよ。
アンプ無しでエレキが鳴ってるのは流すが、ライブ全般が録音丸出しで生っぽさが皆無だったのは残念。
PEATMOTHの曲、ネクライトーキーっぽいなと思ったら作曲やってて、自分の耳を少し褒めた。
荒比屋さん、『ベビわる』1作目で瞬殺された人だよね。
キャラが散らかってたり、柚実に成長がなかった(むしろ堕落した?笑)ので満点には出来ない。
好みからすれば失踪したまま終わらないでほしかった。
でも役者は皆よかったし、自分の中で青春モラトリアムものとしては快作の部類です。
ちなみに一番笑ったのは「経由してゴメン」。
海鮮ムリとか言って、仲崎との食事で食べてたの海老とイクラよね?
それにしてもコイツら、一度も大学行ってねぇ…
共感&コメントありがとうございます。
“ダサイクルを抜け出すため”というのは、確かにそうですね。
私も、柚実の成長とルカのその後も見たかったので、ぜひ後日談を描いてほしいです。
コメントありがとうございます。
入巣推し!
ミーハーなので、A。のデビュー曲も普通に良かったです。
ダウンロードしよっと、っていう人も当て込んでの完成度の高さ。