悪鬼のウイルスのレビュー・感想・評価
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MVPは迫真の『作業中』
キャストの怯えた顔を並べたりしない、パッと見では洋画のようなポスターに、まずは惹かれた。
反面、予告の内容や主題歌に嫌な予感もしたのだが…
まぁ、こういうのは大体悪い方に出ますよね。
消火栓の付いた民家、這々の体で逃げ出したのに何故か履いてる靴、夜中なのに制服姿のJKなど諸々が雑。
颯太と奈々枝への説明を怠った上に、律儀に鬼化を待ってから攻撃する。
というか、ひと晩閉じ込めれば一旦は元に戻るんじゃ?
南京錠関係なく鬼たちが出てきてるのも意味不明。
普通の鉄パイプを投げつけただけで頭蓋を貫通し、ゴルフスイングで断頭。
管理人の特殊能力レベルの鎖が霞むほどに、もはやギャグでしかなかった。
鬼化の条件をひっくり返すのはよかったが、ラストでまたアヤフヤに。
智樹が鬼になった所で切ればいいのに、わざわざ村重杏奈の下手な芝居まで入れたのは理解に苦しむ。
というか、演技力的にも役どころ的にも彼女の単独主演というのは無理がないかな。
自分が知らないだけで知名度はあるらしいが…
スタイル抜群美人の華村あすかの早々の退場と、可愛くアクション頑張ってた吉田伶香の台詞回しがやや残念。
それまでのマイの活躍を上書きする無双を見せる五十鈴に、基本的な視点人物となる智樹。
結局誰を見せたかったんだろ。
ファウンドフッテージ設定は一つのネタバレでもあるし、話にリアルさが無ければ逆効果。
そのせいで前半は揺れまくりで見づらく、BGMも字幕もない編集前の素材が垂れ流される形になるし。
中盤から放り投げること含め、意図は理解出来るが…
そこそこ笑えたので後悔まではないが、真面目に観る作品ではない。
牛頭なのに馬を被ってたのはツッコむ所?
駄作
邦画自体そもそもつまらない
同じような恋愛・ヒューマンドラマを演技が下手な俳優が
やってる駄作ぞろい
その中でも今回の作品は頭抜けて酷かったです
海外でよくある、ゾンビ系の作品を作りたかったようですが
日本の映画製作レベルでは無理です
しょーもない物語に棒読みセリフの役者
演出から何から何まで大学生が作ったのか?みたいな内容でした
やはり邦画は洋画と比べ数段レベルが低い
こんなレベルなら上映して欲しくないです
吉田怜香と大熊杏優が主役級!
原作未読&主演の村重杏奈がバラエティで活躍していることを知らない私ですが
本作を鑑賞。
鑑賞動機は、チラシのビジュアルですね。村重杏奈が美しかったからです(笑)
本気で観るのか!?を最終判断するために
予告も昨日になってようやくYoutubeで視聴しました。
このYouTuberが大変な目に遭う的な作品は
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』が始まりだと思いますが(実は途中までしか鑑賞していません)、
昨年11月に鑑賞した『デッドストリーム』などが記憶に新しいところです。
本作は、恐怖の対象がはっきりしていて、鬼化した人ですね。
鬼になる条件は、次の3点です。
・大人になっていること(性交渉の経験者)
・人を殺したことがあること(冒頭のシーンの意味が最後でわかるようになっています)
・新月の日
※ウイルスというのは劇中でワードとしては出てきませんし、
鬼というより、いわゆる吸血鬼🧛なんですよね。血を欲して噛み付いてきますからね。
だから、ドラキュラなんかと同じロジックで感染していく、それをウイルスと表現しているのでしょう。
ストーリーも演出も実に凡庸、鬼の造形も怖くなく感じましたが、
吉田怜香と大熊杏優のキャラが立っていて、ビジュアルもアクションも良くて、素晴らしかったですね。
村重杏奈は主役なのに影が薄いと感じましたし、智樹(太田将煕)を自分のモノにしようという行動が
今ひとつ共感できないところでしたね。
行方不明になった主人公たちの家族で、智樹たちが残した動画を観るシーンがありますけれど、
そこからの発展性はなく、あ、ちゃんと届いたんだなということがわかる程度でした。
そのために智樹たちはラストまで頑張っていたので、そこからの発展性も欲しかったところですね。
※ニュースにはなっていたので、そこから発展するのかもしれませんが・・・
オチもどうなんでしょうか。※原作を少しだけ立ち読みしましたが、映画とは違うラストっぽいですね
え!?新月明けているはずなのに、智樹は鬼になるんだ?と。性交渉はいつしたんでしょうね。
性交渉を既に済ませている人物だとするならば、
鬼になるタイミングとしては、颯太(桑山隆太)より前じゃないと辻褄があわないと思うんですよね。
ここは気になっちゃって、エンドロールに集中できませんでした(笑)
というわけで、私を含めて観客2名という寂しい劇場内でしたが、
私としては、吉田怜香と大熊杏優の魅力を発見できる良い機会となりました。
アクション "は" 面白かった
完成披露上映会にて鑑賞。
原作では、子供が、腐り鬼になる大人たちを恐れて監禁する話ではあるが、
映画版では、腐り鬼と化す大人たちに巻き込まれ、彼らと対峙するといった話で、どちらかと言うと「ホラーよりアクションにチカラを入れた作品」と言える作品であった。
"アクションシーン" は本当に面白かったのだが、それ以外は、さすがに退屈を感じてしまった。
主演が村重さんということもあり、また、原作ファンとして、とても期待していた作品ではあったが、ストーリーよりもアクションに力を入れ過ぎてしまったこと(ストーリー・アクション共にアンバランスな感じ)、終始 "なぜそうなったのか" "なんでその演出・シーンを入れるのか" などの説明がないことからのモヤモヤが残る感じから、色々と勿体なさを感じるばかりであった。そこはちゃんと丁寧に説明して欲しかった。
あと、原作では「腐り鬼」という"風土病"をテーマにしていることから『悪鬼のウイルス』というのだが、その「ウイルスの要素」は何処へ行ったのだろうか?
映画では、その要素に関しては全く触れていなかったから『悪鬼のウイルス』では無いのではと、どうも引っかかってしまう…。
「噛まれて鬼になる」のなら、なんだかんだ言って、ありきたりなゾンビ映画のようにも思えてしまった。
ただ…大好きな原作小説を映画化してくださった監督やキャストの皆様、スタッフの皆様の一生懸命さは伝わったので、アクションの面白さと重ねて敬意を表したい。
叶うなら、松野監督と村重さん、その他キャストの皆様がまたタッグを組んで、何か作品を生み出して欲しいと願っている。
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