抓娃娃(じゅあわわ) 後継者養成計画

劇場公開日:

抓娃娃(じゅあわわ) 後継者養成計画

解説

「ペガサス 飛馳人生」のシェン・トンと「トゥ・クール・トゥ・キル 殺せない殺し屋」のマー・リーという中国の人気コメディアン2人が共演し、中国で観客動員7500万人を超える大ヒットを記録したコメディ。

貧しい家庭に生まれ育った少年ジーイェは、貧乏から抜け出すため名門大学進学を目標に日々勉強に勤しんでいた。しかし成長するにつれ、親や隣人たちに対する違和感が膨らんでいく。そしてついに、あることがきっかけで、その違和感は確信に変わる。実は、ジーイェの父親は大企業の社長で大金持ちであり、跡取り息子が裕福な環境で育つことに不安を感じて、幼少期から一家でオンボロな部屋へ引っ越し、息子の大学進学まで貧乏家庭のふりをし続けるという、十数年にわたる「養成計画」を実行していたのだった。

2024年製作/133分/G/中国
原題または英題:抓娃娃 Successor
配給:面白映画
劇場公開日:2024年10月18日

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映画レビュー

5.0凄くおもしろい!

Mさん
2024年12月5日
Androidアプリから投稿

話題になってないのが不思議なほど。
物凄くおもしろかった。みんなに見て欲しい。
信なくば立たず(少し意味は違いますが)

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M

3.5期待度○観賞後の満足度○ 中国版「吉本新喜劇」って感じかしら。バブルが弾けてしまった中国の一般大衆が笑って景気の悪さを吹き飛ばしたいような。ただ笑って最後は泣かせる新喜劇のようには行きませんでした。

2024年12月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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もーさん

4.0成功と見るか失敗と見るか

2024年11月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

中国の一人っ子政策は歴史の授業で習ったけど、終わってたのは知らなかった。
一人っ子で甘やかされて育った子を小皇帝というのは初めて知った。そういう子が多いからこの映画のアイデアが生まれたんだな。

社員たちが連携して監視のミッションを遂行する中で、ちょいちょいボロを出すのも面白い。
ツッコミどころは多々あれど、コメディだからそれも良し。
賢い子だから結果はそうなるわなぁ。
太っちょのモンスター長男が登場かと思いきや、意外にまともでちょっと肩透かし。長男も独自路線だけど、決して悪い方には行ってはないと思う。
笑えるポイントもあったし、フツーに面白かった。

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コビトカバ

4.5子育て、教育、親からの自立 これ以上ない上質なエンタメ

2024年11月5日
iPhoneアプリから投稿

中華コメディーなので、中国の文化を知ってるとすごい笑える。私は中国の家庭で育ったので終始くすくす笑いが絶えなかったが、周りの日本人観客が笑えていたかは疑問。
コメディーでありながら、最後はしっかり中国の現代社会をふまえて閉じてくれる安心感。

この映画は成金富豪両親の己の生活を費やした英才教育なのだが、中国の家庭で子供は教育されすぎている。

とりあえず子供に求めるのはいい大学に行くことという親が多い。いい大学に行けば将来は約束されているのでみんな一日中勉強する。この努力は科挙からずっと中国人の血に刻まれているのではないか。

しかし、現在中国ではいい大学に行けば人生安定するという常識が通用しなくなっている。古くからの固定概念が大きく揺らぐ中で、その問題がこの映画に反映されているのではないだろうか。

先程も述べたが両親が子供に求めるのは良い大学に行くことだけだ。また、良い大学に行くことが子供の親孝行である。そして、その分親のエゴがすごい。

この映画でも清北大学に行くべきだと周りの人が継業に洗脳のように言い続けるが、劇中で言う清北大学とは中国で最も良い偏差値を誇る清華大学のことだろう。中国で育てば一度は親に行けと言われる大学である。

だが、継業はそんなエゴから飛び立ち、最終的には自分が選んだ道を歩むというエンディングが素晴らしい着地だった。
この選択は決して親への反抗ではなく、自立するための当たり前のことであるとこの映画は伝えたいのだろう。

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すぱーくりぃ