「ネット通販」コカイン・ブライド なつさんの映画レビュー(感想・評価)
ネット通販
OPから、赤いガウン、葉巻、「ロシアの花嫁」と婚活アプリみたいなの見てる男の後ろ姿。怪しさフルスロットルである。
そして1人の女性に目が釘付けに。
そこにはロシアの1人の美女とその娘。
ヤク漬けDV夫から逃げるようにアメリアへ娘のダーシャと共に行くニーナ。迎えるのは金持ちそうなカール。従者もいますぜ。屋敷は大きく雪も散らつく景色がとても良い。
頑なに飛行機に乗りたくないと一度もロシアには来なかったカールとぎこちなく夫婦関係を持つ。
しかし、彼には生まれつきの病気の子供と出て行った妻がいた。
屋敷にはエレベーターがある!お察しする。
その後、屋敷では不可解な事件が多発。というか偶発。
乗馬の際、鞍に切れ込みを入れ転落するニーナ。メイドのマリアに薬を盛られ池に落ちるダーシャ。
ここで、カールが本気でダーシャを助け心配し救急措置してる姿を見て、あれ?カールの目的はダーシャでは、ペドでは…と、やや確信。
ストーリーは不気味に進んでいくもなかなか進展しない。
カールがのらりくらりと会話を交わし、論点をずらしたりするので本当の所がさっぱりわからない。
途中、話す事ができない従者とダーシャが心を通わせて好きな映画を観るシーンはいいよね。「フランケンシュタイン」で少し涙ぐむの可愛い。この手のストーリーはお約束のように後の脱出加担に繋がるのでとても好き。
争いの際ついにニーナは地下室に監禁。母親を出してと懇願するダーシャ。しかも白く可愛いネグリジェ。これで本性を表すだろぅコラァ!
地下室のニーナは下着姿で凍える様に彷徨い前妻のルシアのウェディングドレスを発見し身につけて壁を壊して脱出。その際ルシアであろう骸骨を発見。
カーペットの下からこんもり出てきて、犬とこんにちはした時は笑いが出た。
カールに猟銃をつきつけるニーナ。打てばいい!ここで信頼を得ているのは私だ!
いや〜ニーナとダーシャは身ひとつでやって来てるし唯一の叔父は事故に見せかけて殺されている。
「お前はネット通販で届いた女だ!」なるほど!たまたまネットで出会って、会ってもいない男の元へロシアからお届けされたのだ。通販だわ。
結局、両の手のひらを撃たれて横たわるニーナ。
やっと明かされるカールの目的〜
病気の息子への臓器移植でしたよ。よくあるやつじゃん。
また、息子も可愛いんだな。結局カール自身もニーナを気に入ってしまい、息子にダーシャの臓器を移植させて息子を育ててねって話。
頑なにニーナを殺そうとしなかったから話しが見えてこなかったんよ。
しかし、話しが変わるのはラスト15分よ。
満身創痍のニーナは倒れて動けない。そこに白い足がゆっくりとやってきて、ニーナの前に容器をガシャンと落とす。その中身はコカイン。心底憎んでいたそれをニーナは深呼吸をし、目を見開く!
全力ダッシュで工具箱をガサガサと荒らし両手に金槌とドライバーをぐるぐる巻き付ける。そして異変に気づいた医師たちをグッサバッサと薙ぎ倒す。そこへ犬も参戦!「悪い奴よ!」「ワンワーン!」手を叩いて笑った。
一方でダーシャは白い手に誘われて母の元へ。カールとの決着も終え抱き合うニーナとダーシャ。屋敷では停電が始まり横たわるタイラーの側には1人の女性。それは母親。不憫な親子を助け、一人息子の死を見届ける。
ニーナが彼女を見つけたから助けに来たのかもれないな。
切り替えが気持ち悪いカットが多々気になった。
ニーナのスペック高くて驚いた。