スピーク・ノー・イーブル 異常な家族のレビュー・感想・評価
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こんな「エターナル・フレーム」はいやだ!
ウサギは忘れずに・・・ていうか、携帯も忘れてしまったんじゃない?逃げるときはきっちり逃げましょう。まぁ、焦っていたら忘れるよね。ついつい引き寄せる魅力も持ちながら、いざ食事をともにすると異常さに気づいてしまった家族。それなら招待状なんて無視すればいいじゃん!やっぱりパトリックが医者、しかも国境のない医師団と言われれば安心するのかも。
不快なおもてなしは色々あったけど、観てる側とすればしつけのシーンがもっとも興味深いものがあった。「しつけは親がするもの」という言葉に意義を唱えるかのように、息子アントの覚えたてカウボーイ・ダンスに対し叱咤するパトリック(マカボイ)。まぁ、菜食主義のルイーズに対する皮肉もたっぷりだったけどね。それでも失業中のベンは黙ったまま。
どことなく『アオラレ』の切れたラッセル・クロウを彷彿させるマカボイの演技。このキャラが定着しそうな気もしますが、X-MENシリーズを見直すと偏見の目で見てしまいそうです。
計3回も流れたバングルスの名曲「胸いっぱいの愛(Eternal Flame)」。もうこの作品のテーマ曲扱いでしたけど、この曲聴くとなぜか泣けてきちゃう(個人的に大好き)。
観て良かった。
このタイトルで、リメイクで、オリジナルがあのグロテスクで不快指数の高い作品だったので躊躇したが、リメイクを観て良かった。良い意味でアメリカ人らしく、家族の為に戦う両親が描かれておりオリジナルとは全く異なるエンディング。先にこのリメイク、後からオリジナルを観ていたらオリジナルで鬱になっていたかもしれない。
このおもてなし、何かがおかしい。
原題
Speak No Evil
感想
2022年のデンマーク・オランダ映画『胸騒ぎ』を『M3GAN/ミーガン』『透明人間』など良質ホラー作品を量産し続ける“恐怖の工場”ブラムハウス・プロダクションズがハリウッドリメイク!
善意の先に、口には出せない恐怖が待っている。
オリジナルは未鑑賞です。
リメイク結構楽しめました!マカヴォイの不穏な異常者の演技力が良かったです。
ベジタリアンなルイーズにお肉を食べさしたり、子供対しての不憫な扱いとジワジワと何かおかしいぞと…。
全体を通して父親のベンが頼りなさすぎて…笑
母親のルイーズは強しでした!
最初からアントは何かあるなって…笑
ラストはあれで納得ですし、アントがとにかく可哀想でした…
エンディング曲がバングルスのEternalFlameとは…笑
陽気でフレンドリーな人間には想像もできないくらいの影がありそうで怖くなりました笑
※ウサギのホッピー
いつ本性を表すんだい!
変な家族が、怖い家族に。
変な家族というか、嫌な家族だな、と思っていたら
これが、もう、とんでもない家族で。
あとは、予想通りの展開ですね。途中を飛ばしても
わかりきったエンディングへとたどり着くという映画。
そんなにハラハラするわけでもなく、
ちょっと消化不良でした。
マカボイこわ
優しく近づいて来る人には気をつけて!
田舎に行ったら大概これやな
観ていてイライラ
胸騒ぎは嫌いだけどリメイクの今作は好き
胸騒ぎが大嫌いな映画だったので、あれのリメイクってまたやばいやつと思っていたけど今作はスリリングな上に救いがあっておもしろかった。胸騒ぎがやられっぱなしだったので今作でリベンジした気分になれた。囚われの身になっていた男の子が本当に不憫だったけど最後に爆発するシーンに納得した
本当にこういう人はいる
イライラ感と現代社会の構造
リメイクでしたか~
この作品 面白さはあの家族の秘密になるのだろうが、登場人物一人一人の人物像も詳細に設定されていて面白かった。
似たような作品はいくつかあるように思うが、この作品が持つ特徴は現代的な「ノーと言えない社会的圧力」や「異文化間の遠慮」をテーマにしたものと言えるだろう。
これは夫のベンがパトリックに対し「ノー」が言えないことであり、妻ルイーズがベンに対し「ノー」と言えない一面を持っていることでも表現されている。
この夫婦の関係やベンの「遠慮」こそ、他人とか異文化への尊重に対する一面の「遠慮」なのだろう。
物語は、この遠慮やノート言えないことでズルズルと居心地の悪い中でも我慢を強いられる羽目になる様子を描いているが、この一見日本人的感覚を西洋人も持ってしまった「是非」を問うているのかもしれない。
物語的に、このベン一家のズルズル感はイライラしてしまう。
また、アントが池に突き落とされてからの流れ、ベンの思考と行動にもかなりイライラさせられる。
これは一緒の戦略だと思われるが、個人的には好きではない。
さて、
物語の中で最も虐げられていたのがアント
彼の最後の行動は、アントの長期にわたるフラストレーションを良く表現していた。
そして、
冒頭 アバンタイトルまでの描写
ずっとバックミラーに映る顔
アントの表情
このシーンはあの場所(舞台)にパトリックたちが到着したのだが、バックミラーの中のアントに対し、いったい誰と誰がいるのかわからないこと。
これは「現実と認識のズレ」なのだろう。
そしてタイトル
この意味は、英語のことわざ「See no evil, hear no evil, speak no evil(見ざる、聞かざる、言わざる)」の一部を引用している。
このことわざは、悪いことに関わらない・口にしないという意味を持ち、道徳的な態度や沈黙の美徳を表すようだ。
映画ではこの言葉が、不穏な状況に対して声を上げられない登場人物たちの心理や、社会的な遠慮・沈黙の恐怖を象徴している。
ただ、「それ」はダイレクトではあったものの、日本人にはわかりにくさでもあった。
この「それ」は、ベン一家の関係性にも登場する。
アグネス 彼女は12歳にもかかわらずぬいぐるみが手放せない。
持病の発作や疾患によってぬいぐるみが許されているが、ベンはそれが気に入らない。
当然アグネスもそれを感じている。
ベンの失職
これがこの一家の最も大きな問題で、ルイーズもベンに対し気を遣う毎日だ。
このストレスがルイーズが出会い系に走った理由だろう。
それさえ些細なもので、単にメール交換だけだったが、ベンには失職の鬱憤に加算されるように苦悩となる。
この延長線上に、パトリックたちとの出会い、そして家に逃げ込まなければならない状況へと追いやられてしまうが、その際ベンが急に自己否定し始める。
この設定 イライラしてしまう。
そしてやはり女性は強い。
腹を決めたルイーズは、機転を利かせて奴らをやっつけていく。
ベンが役に立ったのは2Fから飛び降りたことだろうか?
あのシーンも相当イライラしたが、キアラがそこから落ちて死んでいるにもかかわらず、同じ場所から飛び降りることなどできるだろうか?
でも「意を決した」のだろう。
アグネスのぬいぐるみが雨どいにあったことと、ボロボロになっていたこと。
彼女は雨どいのぬいぐるみを見て「もういい」とはっきりと言った。
これが彼女の成長だったように思った。
「いや、ダメだ」
過去からしか想定できないベンは、そのぬいぐるみを取りに行った。
どこまでも「体裁」を考え行動してしまうベン
アントを車に乗せて帰る。
アグネスがアントに手渡したぬいぐるみ
あのボロボロは、アントそのものなのだろう。
そのボロボロを共有したアグネスはやっぱり成長した。
当然アントもだ。
しかし、ベンはどうなのだろうか?
ここに潜む怪しい余白が気になった。
ベンが失職した理由も、会社の体裁を重んじた結果だろう。
ベンに栄転だと持ち掛けておきながら、「話が途切れた」と言ったことは、会社はベンを不要と考えたからだろう。
この物語で最も変わらなければならなかった人物こそ、ベンだったのではないだろうか?
そこを余白にしたのは何故だろう?
「あなたはベンは変わったと思いますか?」と聞いているのだろうか?
パトリックに向けたライフル
発射しなかったこと。
もちろんそれはアントの行動を見せる伏線ではあった。
ただ、結局ベンは何もできなかったように感じた。
この部分が、この映画の最も考えさせられる部分だった。
イライラしながら見ていたが、なかなか面白かった。
飛行機のなかで…1
母は強し。
というより、子供のためだと思うと、親は強くなれるんだと思う。
というのを、この家族の母と、何より父が見せてくれました。
最近は出張が増えましたので、機内で鑑賞した映画についてもどんどんレビューを残したいな、と思いました。
長時間フライトって睡眠のために真っ暗になる時間がありますよね。
画面を一番暗くしてホラーやサスペンス映画みるのが最高なんです、はい。
びびって隣の人起こさないように、スプラッター系は見ない等の配慮はしてます。
旅行先で知り合った異国の家族と仲良くなり、その家族の家に泊まりに行く…。
その家族がなにやらおかしい…いや異常だ!やばい、逃げるぞ!っていう映画です。
やはり人間って、最初に会ったときに苦手だなって本能的に感じた人とは、大概ずっとその印象を持ち続けると思うんですよ。
特に私みたいな陰キャはその感覚が強いですし、何より海外にいるときは事故とかトラブルに人一倍気を付けてるので、ノーヘルで他人の運転するバイクに子供乗せないっす。
旅先で知り合った家族と仲良くすることはあるかもですが、いきなり泊まりには行かないっす。
ただそんなツッコミも全然気にならないくらい、展開に引き込まれました。
ちょっと引っ掛かる異常行動や、事件がテンポよく起こるんですよね。
ずーっとゾワゾワしたまま、エンディングへと向かっていきます。
弱腰だった父ちゃん、強いじゃないか!
梯子からジャンプしたとき、特にそう思いました。
妻も子も、誰一人失いたくないと本能で願ってるんだなと。
なにやらオリジナル版は胸糞エンディングらしく…見たいような見たくないような…
こちらのエンディングも、アント君のその後は大丈夫かな、続編でそれを胸糞ストーリーに出来るんじゃないか…という心配をしてしまいました。アント君、全うに育ってね。
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