劇場公開日 2024年11月29日

「少女との第二ラウンド開始」テリファー 聖夜の悪夢 𝐵𝐴𝑈𝑀さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0少女との第二ラウンド開始

2024年11月29日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

ハロウィンの大虐殺を生き延びた姉弟がクリスマスを祝う準備を進める街の日常で再びアート・ザ・クラウンから命を狙われる。聖夜に殺戮ピエロがハイテンションでカムバックし少女との第二ラウンド開始。二人体制での狂気の殺戮ショー開幕。途中リタイア&嘔吐者続出のスーパーナチュラル系残虐ホラーもの。今回で第三弾となる『テリファー』(‘16-)シリーズ最新作が潤沢な予算を投入し再々上陸!おもに前回『テリファー 終わらない惨劇』(‘22)から時間軸は5年後のクリスマスが舞台で、血飛沫惜しまない惨殺描写も解像度を増々に多様化して目が離せない。また前回から意識させたようにアートとシエナの対立がまさに悪魔と天使の図式であり、単なるありがちなスラッシャームービーから秀でた個性も盛り込む。チェーンソーや液体窒素などなかなかに込み上げるため食事後や体調が優れない日は鑑賞を要注意。今回クリスマスを舞台にしたことで色彩的な魅力は底上げされより世界観が確立された。またまさにアートとビクトリアの関係が、チャッキー&ティファニーを彷彿。ダミアン・レオーネ監督の名言から既に第四弾の製作も内定済でアートが日本にまで侵食してこないことを祈ろう。

𝐵𝐴𝑈𝑀