STEP OUT にーにーのニライカナイのレビュー・感想・評価
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【”現状維持か、現状打破か。そして、僕のニライカナイはヤッパリ・・。”今作は沖縄を舞台に、沖縄の閉塞感を漂わせつつも少年が自分の生きる場所を決める様を描いた作品なのである。】
■ニライカナイ:沖縄の言葉で、海のかなたにある理想郷を意味する。
ー 今作のストーリーはシンプルだ。
ダンスが好きだが、人前に出ると上手く踊れない内気な少年と、ダンナが出て行ってしまったバーを営む母(仲間由紀恵)と口を殆ど効かない少年の妹の物語である。
舞台は、全て沖縄で、少年の友人二人は沖縄には夢がないけれど、行くところもないという諦観した生活を送っている。
沖縄って、住みやすそうだけれども、住んだことが無いので何とも言えないが、時給の低さや、就業率などを見ると、ナカナカに厳しいのかな、と思ってしまったな。
けれども、この作品はそれをネガティブさを強調した形では描かずに、内地に行ってスターになるという夢を持つ、少年のダンスペアの少女などの生き生きとした姿を上手く描いているんだよね。
今作は、沖縄に生きる少年の、成長物語なのである。ー
主演Soulが超頑張っている
仲間由紀恵が主演かと思いきや、そうではなかった。Soul演じる踊(よう)が主役。
踊のダンススクール通い&リサとの練習&ほのかな恋愛、そして踊の家庭環境や
友人関係等、さまざまな人間関係を軸に、家族愛を描いている作品。
正直、つくりあがりはイマイチに感じた。
わざとらしいというか、俳優陣のレベルがモロに出た気がする。
確かに脇を固める仲間由紀恵と津嘉山正種は素晴らしいのだが、他は厳しい演技に感じた。
とはいえ、恵まれない家庭環境やシングルマザーであるがゆえに子どもたちに負担がかかっていることなど
沖縄舞台としている映画によく見られる社会問題は取り上げている。
現状維持と現状打破、いずれの選択をするか迫られる踊は、現状維持を選ぶのだが、
現状維持と言いつつも、現状打破をした上での現状維持、つまり現状のアップデートはきっちりできている
踊と家族に拍手を贈りたい。
小品ながら良い鑑賞後感で気持ちよかった。
駄作
仲間由紀恵のシンママ役を筆頭に色々おかしい事ばかりの映画でした。
中2の息子から違うシャンプーの匂いがする→「おめでとう」
思春期の男女5人でのキャンプを許可する大人達
義弟に気に食わない奴と言いながら、息子をオーディションに合格させてとお願いする仲間由紀恵
主人公を応援する為にバイクショップで盗難を企てる友人達
仲間由紀恵にオーディションを侮辱するなと激怒したのに、遅刻した主人公のオーディションをすんなり許可する主人公の叔父(シンママの義弟)
俺のニライカナイはここだ。と言って合格を蹴って沖縄に残る主人公
挙げればキリがない
堤監督 これでいいのか?
お母さんは元アイドル
中2になってダンスを習いはじめた母子家庭の男の子の話。
発達障害と思しき小学生の妹の面倒をみつつなんとなんと〜く踊っている中、母親からチケット代をもらってダンススクールに通いはじめて巻き起こっていくストーリー。
こんなに踊れない?ってぐらいのド素人だったけれど、ヤバいパイセンのところではなんで???
そしてこれまたなんで?な優等生のお誘いから変化が始まって行くけれど…これはリサが有能だったのか講師がポンコツだったのか…。
出来過ぎとはいえ話し自体は悪くなかったけれど、コミカル演出の部分がちょっと滑っていたり、妹がもう一歩活きていなくて勿体なかったり…そして何よりこの流れで中2の選択がそれ?それに大しての母親のリアクションは?と、なんだかモヤモヤした。
悪くはない作品だが、テーマを絞っても良かったか
今年82本目(合計1,624本目/今月(2025年3月度)16本目)。
「かなさんどー」に続いて沖縄を舞台にした映画が多く放映されるのは良いですね。
この映画はいわゆる「踊り」(ダンス)をテーマにするものですが、他の付随する話題として「いわゆる半グレ組織」「沖縄の貧困問題」(就職難など)のほか、「実際に起きた事件」(後述)まで扱っているため、テーマを絞りにくいという部分はあります。
主人公のテーマから、ダンスを武器に本土(沖縄に対していう語)に進出、そしてやがては世界に…という趣旨の映画ですが、その話はよく登場するものの、無関係な話題がちらほら登場し、これらの理解を妨げるのが厳しいです。かつ、放映時間はそれほど長くはないので、あっという間に終わってしまいます。
ただ、本質的に重要な事項を扱っている部分もあるし(後述)、この点はもうちょっと配慮が欲しかった…というより、一言でいうと「放映時間があと20~30分長くても良かったかも」といったところです。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.3/ストーリーを追うのが容易ではない)
難しいというより「いろいろな話題に飛ぶ」のが難しいです。予告編等からみれば「ダンスもの」と考えるでしょうし、そこに沖縄特有の話題がいくつか出る程度は想定できますが、「実際に起きた事件」(後述)のことまでになると、これは架空の事件ではなく実際に起きた事件でもあり、どうとらえるかが難しいです(後述)。
要は「話題を一つ二つに絞るか、あるいは放映時間があと20~30分あってもよかったのでは?」といったところです。
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(減点なし/参考/「象の脱走事件」について)
映画内で登場し、ストーリーにも一部絡んでくる「象の脱走事件」は、1973年という沖縄返還のちょっと前に実際に起きた事件です(タイから寄贈された子象が脱走した)。
子象とはいえ、象が脱出するというのはかなり「ヘンテコ」な事件だし、当時はミステリーものか?というような報道をされましたし(映画内でも描かれる通り)、この事件は実際に「象が逃げた」事件であるため、その「動ける範囲」から米軍基地ではないか?というような考えとなり、「探すだけだから中に入れて欲しい」という団体(今でいう動物愛護団体等)の要望と沖縄米軍の対立がちらっと発生し(ただ、沖縄米軍もこの点の「不自然さ」はわかっていてある程度は譲歩した)、沖縄における米軍基地の不信問題の一つの原点にもなっています。
なお、映画内でも描かれる通りこの事件は「未解決問題」で、一方で贈与したタイにおいても「まさか象が脱出するなんて」という考えであり(ある程度飼育に不備があっても、象が逃げ出すというのは珍妙な事件)、タイも当時の日本には強くは抗議はしなかったし(むしろ「ミステリーものだ」というようにとらえられた)、沖縄では当時まだ少し残っていた、島内での出身地差別(偏見)と絡めて「あそこの島では(脱走した)象でも食べたのか」といったことも多少は言われましたが、当然「象を食べる」等というのはどうやっても不可能であり、そのような発言もそうそうなくなり、結局2025年の今日まで「未解決事件」として残っています(当時、この象を飼っていた動物園が2万円(当時の「本土の」大卒の初任給が5~7万円程度だった)の懸賞金までかけたが結局見つからず)。
君の目的?
ダンスに目覚める長男・踊と、シングルマザーで昼はホテルの清掃、夜はスナックで働き生計を立てる照屋朱音と、…あまり話さなく兄に手を引かれ歩く妹・舞の話。
自宅テーブルに置かれるダンススクール入会の紙に察し、踊へレッスンチケット代と金を渡す朱音、憧れの娘がいるスクールへ通い出す踊だが、レッスンで周りへ着いていけず壁にぶつかる…。
本作観終えての感想はちょっと何か違ったな~ってのが本音、ダンスに目覚めた踊の熱い何かを期待してたけれど脱線気味。
とりあえず年上の不良のお兄さん達が何で年下の彼達に絡むかは理解出来ないけれど面白い、…ストーリーは進みシーサー造りのジィさん現れ、シーサーの開いた口は“現状打破”、閉じた口は“現状維持”を絡めながら見せるストーリーだけど…。
オーディション審査が通り東京でダンスとなるけれど、リサ独りで行かせて家族との生活を選んだ踊君どういうこと!?(笑)
妹の舞を演じた又吉伶音さん、引退してる安室ちゃんが沖縄アクターズスクールに入った頃、幼少の頃の安室ちゃんに見えちゃって、とりあえず彼女可愛くて将来有望!
2時間番組の再編集かと勘違い
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