「米国のゴミ捨て場になってるアジア諸国。人ごとじゃないね、」フード・インク ポスト・コロナ Socialjusticeさんの映画レビュー(感想・評価)
米国のゴミ捨て場になってるアジア諸国。人ごとじゃないね、
このドキュメンタリーのハイライトはウルトラ・加工食品?それも、インポッシブル・ミート(Pat Brownがオーナー)のようなどれを一つとっても、ホール・フードじゃない食べ物?健康・栄養面を考えてホールフードを食べよう。加工食品は極力控えようじゃあなかったの。インポッシブル・ミートもシリコンバレーの産物のような『無理に作られた食品』で、大気汚染、メタン排出量などの持続可能性を追求しているってこと?インポッシブル・ミートや蜂がいらないハチミツなどは安全性の高い食品?インポッシブル・ミートが市場に出回ったのはここ6年ぐらいだよ。これで、安全性が確認できたの?ワクチンと同じく、治験に治験を重ねられないよね。人間が最終的実験になるから。だから、この映画を見終わってから何か不信感が募った。しかし、他の面も考えて見ないとね。個人的に食や環境の意識は高いので、内容にあまり新鮮さはなかったが、他にも重要な点がある。
アイオア州のワーターロー(Waterloo, Iowa)にあるタイソンTyson Foods という会社だが、このタチの悪い会社は(ごめん)米国の食肉業、屠殺場があり、特にチキンの独占企業だ。パンデミックの時、工場を閉めないで、no masks, no regulation, no real concerted policy on how to protect each other.営業していたため、二千五百人中、千三百人がコロナになったと。何人亡くなったか忘れた。第1期のトランプ大統領Defense Production Act を持ち出して屠殺場を運営しておいたと。1950年の戦争のために生産を増やす法律をコロナの時に利用するとは考えられないが、政府と生産側がいかに癒着しているか、一般市民のことを考えていないかがわかる。恐ろしいね。タイソンはアメリカ国民のために生産を増やしていると言ったけど、それは中国に輸出するためのもので、結局は利益追求のみの悪事だね。郡のシェリフ、トンプソンが、They didn’t care about our citizens and way too many people paid the price for thatと。その通りさ。
ジョンテスター Jon Tester,(モンタナ州の百姓で、前のUS上院議員)が言ってたけど,この悪循環やシステムを変えるのはワシントンDCだけだって。つまり、議会なんだよ。しかし、議員がFDAやNHA( National Healthcareer Association )と癒着しているし、天下りがこれらのメンバーになるんだよ。法律が変わるわけないよね。危険な食べ物でも、自分の家族だけが食べなきゃ良いんだからさ。アメリカ市民が食べようと、海外の人々が美味しいって食べようと、どうでも良いことなんだからさ。世も末だね。
映画の最初のシーンがフロリダの南のイモカレー(Immokalee)の移民・季節労働者たちの姿だ。チャベスは子供の頃からこの仕事に従事しているようである。メキシコで1日に70ドルもらえるというデマa flat-out lieにのせられここにくるようだ。ここで働く人はラテン系かハイチからの人たちだと。こういう農産業は季節労働者を欲しがるが、その目的は営利だけのためだと。野菜や果物は季節労働者たちの安給料とコネクトしているって。コロナになろうと、どんな病気になろうと、知らないふりをしておこう。そして、収穫だけをあげようというのが経営者側の魂胆で、エッセンシャルワーカーなのに使い捨てされると。3ミリオンもいる働き手は奴隷と同じだと。米国にあった奴隷制度がそのまま形を変えて残っていると。ある働き手はタダで働かされ、ユーホールというトラックの中で鎖に繋がれ逃げられないようにしていると。これが裁判になったようだ。
チャベスを中心として働き手はこの不当な差別に戦うため、Coalition of Immokalee Workersを立ち上げた。彼は Fair Food Program などで、公正な食品プログラムについて講演している。これからが楽しみな人だ。