「現代の食産業が持つ闇の摘出」フード・インク ポスト・コロナ 𝐵𝐴𝑈𝑀さんの映画レビュー(感想・評価)
現代の食産業が持つ闇の摘出
アメリカの食品業界や農業の闇に迫ったドキュメンタリー『フード・インク』の続編で新型コロナウイルスのパンデミック以降より一層進んだ巨大食品企業の市場独占や個人農家の衰退といった問題を浮き彫りにする。現代の食産業が持つ闇の摘出。良くも悪くも企業がオブラートに隠し通してきた食に対する真実が語られ、暗い気分にはなる。題材柄 非常に興味深かったため鑑賞。栄養失調が減少する一方で肥満患者の続出でこれらの原因を考察したさいにやはり加工食品の摂取が考えられるだろう。身近で言えばコカコーラゼロの”糖質ゼロ”などのうたい文句も、前々から勘付いていたが気のせいではなかった。オブラートに隠され続ける食への真実を暴くドキュメンタリとしてはこの上なく上質である。
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