「北海道出身の方々が・・・」アイヌプリ　アマッポさんの映画レビュー（感想・評価）

以前からアイヌの文化や考え方が好きでいろいろと調べたりしてるんですが、やはり北海道出身の監督、著者、俳優さんなどがいろいろと発信されているおかげで現在のアイヌがあるんだろうと思います。しかしこの映画の中のシゲさんはただアイヌ式の漁をやりたいからやっている、漁をするならイナウを捧げてお祈りをしてからやる。ただ普通の事を普通にやっているだけで、自分もそうだったように子供に教え伝えていくだけなのだろうと思う。鹿の狩猟のシーンもあり、その場で解体してお祈りして食べる。ごく自然の行為なのに自分には神がかったシーンに見えた。お金を出せば処理された肉などの食材が手に入り、無駄にして棄てられてしまう世の中にアイヌの文化は今一度見直されるべきだと思います。伝統的なサケ漁をする為に役所に届けを出さなきゃ密漁になっちゃうなんてね・・・他のアイヌの方々の伝統的な踊りや儀式などを守ろうと真剣に取り組んでる姿を見て、自分なんかが心配しなくても大丈夫って思いましたよ。でも密かに応援しています。
パンフレットに書いてましたが、熊送りの映像を編集中だとか・・・またまた楽しみが増えましたよ。