アット・ザ・ベンチのレビュー・感想・評価
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アウトドア、様々な光を知る。
スクリーンで見ていても
舞台演劇のような
演者の息づかいを感じた作品
Ep.3が、一番新鮮だった。
手持ちカメラと言うのが
主な要因かと思うが
日本映画であそこまでの
曇天でのロケ。
衣装 ヘアメイクも素晴らしく
リアリティがあって、
地方から出てきた 姉妹の
ちぐはぐな中途半端なコーディネート。
顔も洗ってない、しばらく美容室にも行ってないようなヘアスタイル。
姉のにおってきそうな
ホームレス感も良い。
『雪の花』同様 キャストのギャラに
制作費をぶっ込んだ系だが、
後味はこっちの方が
濃厚で上質。
美味しかった。
脚本家それぞれの持ち味が楽しめる作品
バラバラのエピソードを重ねながらも、ゆるやかな継続性を持たせて、首尾一貫で締めくくるという構成。
とても好みの映画だった。
ベンチのロケーションがまた絶妙。
目の前に広がる風景を見ると、ゆっくりと景色を愛でるために置かれた訳ではなさそうだし、設定の「取り残された」感が、納得できる半端さ。
けれど、傾いてオレンジ色が強くなった日差しに、何とも言えない寂寥感やほんのりとした温もりを感じて、特別にステキな場所にも見えてくる。
どのエピソードも、それぞれ脚本された方々の持ち味が出ていて、とてもとても面白かった。
エピソード1の生方美久は、やっぱりセリフ選びがとても自然で、広瀬すずは素でしゃべってるのではないかと思わされるほど。
エピソード2の蓮見翔も、そこを突っつくかというセンスがさすが。
エピソード3も、はじめから根本宗子っぽさ全開で、それに完全にフィットしてる今田美桜が圧巻。
エピソード4は、「転」の部分を監督自らが担い、お遊びも楽しみつつ…という感じ。
そして、エピソード5で、再びの生方美久。ワンシチュエーションで、ほぼ動きもない中、普通のセリフの積み重ねで、観ているこちらの頭の中をフル回転で揺さぶってくる見事さ。
とにかく、いいバランスで楽しかった。
色々と味わえてお得感もあり、配信になったら、お酒でも飲みながら、また楽しみたいと思った。
エピソード4はちょっと意味わからんけど
アート系と思ったら面白い系だったw それぞれのエピソード、ほんわか...
豪華実力コンビの丁々発止は最高
凄い!2人だけで展開されるオムニバスかー、配役にや演出に予算や規模を注力できるわけだから脚本さえよければ立派な作品になるなぁ、2人芝居というのは決して新しいものだとは思わないけれど、オムニバスなおかつこれほど役柄に気を配った作品は皆無ではなかろうかと滅茶苦茶感心して楽しんでいたのだけれど、急に作風ががらりと変わって・・・まぁそれはそれで自由で楽しかったけれど、そこからなーんかよくあるような作品にしか見えなくて、結構退屈だったかも・・・。荒川良々加わったところは3人だったか─そこもめっちゃ面白かったけれど─
あくまでも主役はベンチなんですね。んー、その設定がなんともねぇ・・・つまらん。
とはいえ、相当楽しませてもらいました。オシャレな感じだったし、あらゆる映像媒体で受けそうな映像作品でした。
岸井さんは案外アウトドアが似合う
ちょっとお洒落なランチ
話題性以上の実力
【主演】
広瀬すず
仲野太賀
岸井ゆきの
岡山天音
荒川良々
今田美桜
森七菜
草彅剛
吉岡里帆
神木隆之介
凄くないっすか!?
このメンバーで単館上映ですよ。
しかも話題性を超えた“芝居力”が半端ない!
Ep,1 Ep,5 広瀬すず、仲野太賀
なんですか?この“間”の美学は。
愛を超えた“大切なふたり”
まったりしてるのに全然飽きない!
Ep,2 岸井ゆきの、岡山天音、荒川良々
台本が凄過ぎるのに、
その文字を超えた3人のトークバトル!
圧巻!そして爆笑\(´ω`)/
Ep,3 今田美桜、森七菜
この2人をあと30分観たい!
今田美桜ってこんな役出来るんだ…。
かわいいだけじゃねーなー。森七菜はさすが!
Ep,4 草彅剛、吉岡里帆、神木隆之介
………そっちっ!!!!????
褒め言葉で凄え裏切り!!
吉岡里帆をもっと観たかったなぁー!
なんにせよ!!
見る価値のある暖かい時間でした。
ちょっと公園行ってベンチに座ってこようかな\(´ω`)/
終始にやにやしながら鑑賞
可愛くてきれいな女優たち(広瀬すず、岸井ゆきの、今田美桜、森七菜、吉岡里帆)の会話劇が楽しい。終始にこにこしながら観てました。忙しい中、少し無理して映画館に足を運んだのですが行って良かった。
エピソード1は幼馴染みで恋人未満の二人のほのぼのとした会話。エピソード2の同棲(?)始めて4年目の恋人同士のやりとり。こういうのってあるよなとにやにやしながら会話を楽しみました。傑作でした。エピソード3は少し毛色が違う。今田美桜の演じる姉の状況、語る内容は現実離れしているけど、彼女と妹役の森七菜の熱演を楽しむことができました。エピソード4の作業中の同僚(途中から設定が変わったが)二人の面倒臭い変な会話もおかしかった。それもそのはず二人は宇宙人(?)だったのだ。
そして最後のエピソード5。これはエピソード1の続き。ほのぼのそしてしみじみかな。二子玉川(多摩川)はよく知ってる場所だし、夕暮れと自分とを重ね合わせたりしてね。
気分転換にはもってこいの素敵な映画でした。
2作目が良い
これまでに
何気ない会話が愛おしい。
大満足の映画でした
達者な有名俳優ばかりがでているので、これはと思い見に行きました。
期待を裏切らない俳優陣の演技で、大満足です。
全5エピソードのオムニバス。
なかでもEp2は、文句なしの面白さ。俳優の演技は良くて、脚本が秀逸すぎると思う。私はしらないけど、とっても有名な脚本家らしい…
Ep3は、姉妹という設定で、美女俳優二人の壮絶な口喧嘩。どぎもを抜かれました。
Ep4は、趣を急に変えた作風で、あれあれあれと思う間に話が展開して、あれそういうオチなのという感じで、肩透かしをくらった(いい意味でね)
Ep1、5は序章と終章。ほんわかした感じで、はじまり、いい感じにほっこりして終わりという、万人に優しい映画となっている。
全体を通してエピソードの配置が良く考えられており、バランスのいい映画に仕上がっていると思います。
いいものみました。
面白い友達を盗み聞きしてる感じ
緩やかな物語を楽しめることはもちろんだけど、入念な映像設計にもぜひ注目したい一作
シルエットのような印象的なポスターが目を引く本作。ポスターの雰囲気そのままに本編が始まり、その後展開する5つの短いエピソードはどれも面白さが率直に伝わってくる内容です。
ぽつんと取り残されたベンチに集う人々の何気ない日常をゆるっと覗き見ているような内容で、ちょっと不思議な雰囲気のポスターから受けた、「小難しいアート映画だったらどうしよう……」という心配はいい意味で裏切ってくれました。「面白い映画を観たなー」という気持ちで劇場を後にできる映画としては、現時点で劇場公開している作品としては屈指の出来栄えです。
もちろんコンパクトな上映時間からして、さらっと観終えることのできる作品ではあるんだけど、映像設計の入念さにもぜひ注目してほしいところ。
特に夕暮れ時のひと時をとらえた1話目は、広瀬すずと仲野太賀の姿を印象深く描き出す夕日の美しさはもちろんのこと、日没前の刻々と変化する光線状況での撮影に挑戦していることが率直に驚き。時折差しはさまれる遠景の描写から、このエピソードの撮影は一日で撮り終えているようにも見えるんだけど、そうだとしたら驚異的に入念な撮影計画と実行力と言わざるを得ません。
もしかしたら遠景だけ別撮りなのかも知れないけど。
シルエットの暗部描写の豊かさを堪能するという意味でも、できればスクリーンで鑑賞してほしいところ!
イヤー面白かった!
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