アット・ザ・ベンチのレビュー・感想・評価
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シンプルなシチュエーションから見える実力。
エピソード2・4が特に面白かった。コメディ色が強く、ベンチと原っぱという質素な舞台でも気にならないストーリーであることはもちろん、役者陣ものびのびと演技ができていたように感じる。
生方脚本のエピソード1・5は、坂元裕二的なオシャレなセリフをとにかく書きたいという脚本家の悪癖がもろに出てしまっており、そのせいで過剰なセリフ量に退屈さが生まれてしまっている。
エピソード4は他の話とは対照的に、カメラの動きや役者のアクションが強調された話にはなっているものの、役者2人が延々と金切り声で叫んでいるので、観客としては一歩引いた目線でその状況を見ざるを得ない。これももう少し落ち着いた話運びの方が作品全体のトーンに合致していたと思う。
ものすごく小さな舞台
バイク乗らないのにバイク乗りみたいな服着
▼全体の感想
テアトル梅田で鑑賞。(シネリーブルがいつのまにかテアトルに名前変わってた、、、)
オムニバス映画はとても好きなので、終始楽しかったです。
しょぼいベンチでここまで物語が生まれるって、映画は魅力的だなと思いました。
▼印象的な回
個人的には第2編が好きでした。
会話がリアルで、しゃべくり漫才を見ているようでした。
岸ゆきのも「ケイコ 耳を澄ませて」で好きになった俳優でしたが、その辺にいそうな理屈をこねるめんどくさい彼女を見事に演じていました。
第1編の仲野太賀と広瀬すずは会話が匂わせすぎて、もどかしいのに、広瀬すずのセリフがあざとすぎる、狙いすぎてて、不自然さを感じました。
岡山天音と岸ゆきのの寿司ネタトークを2時間見ていたいと思う映画でした。
作ってる本人は
8割引のバレンタインチョコ、浮気は大トロ
*
幼馴染のふたりがとても好きだった
バレンタインデーを過ぎた
残りものの8割引のチョコレートが
ふたりを変えたきっかけ
もやしマートに感謝したくなる
ベンチは無くなってしまうかもしれないけど
まだ付き合ってない中学生のふたりと
どこかの道やもやしスーパーなんかで
ばったり出会ってふたりの結果を見れたらいいね
なんてちょっと願ったりもした
恥ずかしそうに「手つなごう」可愛かったな
長いこと幼馴染だったもんね、恥ずかしいよね
*
ep2の別れてみようかカップルwithおじさん
これもすごく好きだったな
嫌なことや最低なことのレベルを
寿司のネタやランクや量で表すのが斬新で
おじさん役の荒川良々によって
より新鮮なおいしい寿司になってた気がする
浮気が大トロ
叶姉妹をアイツっていうのがイカ
普通に吹いたし普通に笑ってしまった
ホームシアター感覚になってしまった
「ウニはやめてよね〜若いんだから」
(おじさん…ウニってなに!!)
*
相手がいる男を好きになって
追いかけてしまう女の人って結構多いのかな…
『勘違いするなよ
別れないってことはその人が本命で
お前は所詮〇〇ホール』っていう
刺激強めのポストを読んだことがあり
ep3はこれを思い出さずにはいられなかった
「都合のいい女」になってしまった姉に
おかしいと罵声を浴びせる妹
ほっといて!と妹に罵声を浴びせる姉
でもそんなふうに自分の感情を隠さずに
曝け出すことができるのっていいよね
最後はベンチに座って落ち着いて姉の話を聞いて
放り投げた人形やらを拾ってあげて
とても優しい妹だなって思ったし
姉のことが大好きなんだなって伝わってきた
だからこそ男で人生狂わされてる姉のことを
許せない…というか訳わかんない!って
怒ってしまったのかもな
大好きな人には幸せでいてほしいもんね
妹と同じ立場だったら僕も罵声浴びせてた
*
アット・ザ・ベンチに出演されている俳優さんは
みんな演技力が高くて寿司でいうと松でした!
ep1.5仲野太賀さんと有村架純さんは
演技してますって演技で
ep2岡山天音さんと岸井ゆきのさんは
演技してませんって演技だった
こういうオムニバス系は
演技の仕方の違いも見れて面白い
AT THE BENCH(映画の記憶2024/12/26)
ベンチでの2人(1話だけ3人)の会話だけだが面白い
東京・二子玉川の川沿いの公園跡地に残ってる古ぼけたベンチ。
そのベンチで起きる5編のオムニバス作品。
1.残り物たち---★3.5
ある日の夕方、そのベンチにリコ(広瀬すず)が座り幼なじみの、のりくん(仲野太賀)を呼び出した。
近所に住んでて、元公園だったのに知らないうちにすべり台などの遊具が無くなった。
その事を、長年連れ添った旦那の病気に気づけなかった妻に例えたり、公園がみんなに心配かけたくなかったんでは?などと比喩して2人の何でもないトークが続く話。
これ、面白かった。多分広瀬すずも仲野太賀も好きな俳優だからかも知れないが、話してる内容が刺さった。
2.まわらない---★4
4年付き合ってる恋人同士のナナ(岸井ゆきの)とカンタ(岡山天音)は、スーパーで買ってきた昼飯を食べようとそのベンチに座った。
そこで、カンタの何気ない言動に、イラッ、としながら、バイクに乗らないのにバイク乗りの格好をする、とか、テレビ出てる人をアイツと呼ぶ、とか、ナナの事を潔癖症だと思っている、などと、言い出し、別れ話を始めたところ、後ろでベンチが空くのを待っていたおじさん(荒川良々)が入ってきて3人で会話が進むという話。
ナナの言ってる事わかるわぁ、って聞いてた。でも自分でも同じような事をやってるかも、とも思って、女性のちょっとした、イラッ、を放置し、積もり積もると爆発するんだな、というのを改めて納得した。
岸井ゆきのの魅力も有り、1番面白かった。
3.まもる役割---★3.5
彼を追っかけ、家出して、彼に捨てられホームレスになった姉(今田美桜)と姉を探しに来た妹(森七菜)の会話
自分がそのベンチを守ってあげないと彼が悲しむ、とか訳わからない事を言う壊れた姉を今田美桜が熱演してた。美人なのにわざと小汚い格好で雨上がりのベンチで暴れる演技はなかなか見所だと思う。そして、久々に観た森七菜は説得力もあり可愛かった。
この2人だから観れた、と言う面もあり、ナイスキャスティング、という評価。
4.ラストシーン---★3
モノクロのシーンで始まり、ベンチの撤去をしようとしてる2人(草彅剛、吉岡里帆)は宇宙人?という設定で映画を撮っていて、神木隆之介が監督?なのかな。
これはわかりにくかった。
何かわからないが、草彅剛の真面目な公務員風の演技と吉岡里帆のとぼけた演技は面白い。
5.さびしいは続く---★3.5
1編の続き
リコ(広瀬すず)とのりくん(仲野太賀)が結婚することになり、みんないつかさよならしていく、辞める時に寂しがってもらえるようになろう、なんて何気ない会話をふたたび展開する話。
そうだよな、なんて不思議に納得してしまう良い話だった。
5編を通して、好きな俳優ばかりのキャスティングで、全女優にチェックが入ってだことに自分で驚いた。
大好きなな俳優を集めたオムニバス、すごく良かった。
もう一度観たい、と思った。
ベンチは社会
同じ社会でも、そこに居る人達は皆違う。
最初のエピソード、一つの話題が終わる度の静粛、その沈黙が最高でした。寿司エピソード、全編大爆笑。二人の会話に参入前の、二人の間の後方の荒川良々、最高でした。今だに寿司ネタの意味、分かりませんが。撮影エピソード、突然の宇宙人語?のシーン、字幕がよく見えなかったんで、てっきり宇宙人語字幕だと思うてましたが、日本語でしたか。まあ、オムニバスは、ひと休みエピソードが有るのも映画社会です。
たまにはのんびりしませんか?
ヒステリー演技が凄い
心に沁みた
先週末、ある出来事があった。そのため、ただの会話劇なのに、とても心に沁みた。
追記
2回目の鑑賞。
1話5話のなんかもどかしい感じがとても初々しく、2人の演技に魅了された。
2話の途中までの何もしない荒川さんがおかしくてたまらなかった。お寿司がたまっていく話、一緒に見た人は、見た後で「気持ち、とてもわかる」と言っていた。怖い怖い。
3話は軍鶏の喧嘩みたいだが、それなりにおもしろかった。お姉さん役は最初有村架純さんだと思っていた。
4話。3人とも芸達者ですね。(特に役者役の二人) 最後の監督とベンチの会話もよかった。
エピソード4は退屈、字幕が読めない。
テアトル梅田で鑑賞。オムニバス形式で5つのエピソードからなる作品。エピソード1→仲野太賀と広瀬すず。2人は幼なじみで2人とも独身。2人のほのぼのとした会話が良かった。エピソード2→岸井ゆきのと岡山天音。恋人どおしだか、別れ話の最中に荒川良々が参加してくる。3人のやりとりが、笑わせてくれます。エピソード3→今田美桜と森七菜。姉妹の設定で2人の喧嘩が見せどころだが、怒鳴りあっている時のセリフが聞きづらい。エピソード4→草彅剛、吉岡里帆。ベンチの縦、横、長さの定義の言いあいがつまらない。で、しばらくして宇宙語になってきて、字幕が出てくるのだが、字幕が小さくて見えません。私は前から5列目で観たのだが、もっと後ろだったら全く読めないでしょう。あえて字幕を小さくするメリットって何なの?デメリットの方が大きいでしょう。神木隆之介も出てきたが、もったいない配役だと思う。エピソード5→1の続き。幼なじみの2人のこれからの人生は...(あえて記載しません) 3はまだしも4は失敗作だと感じた。(吉岡里帆さん、ごめんなさい)😅
設定は面白いが、何かが足りない
本作を観て「偶然と想像」を思い出しました。どちらも同じオムニバスですが、こちらはワンシチュエーションという事で、なかなか斬新で面白い設定だと思います。
まず、内容に関しては2話と4話は笑わさせてくれる内容で面白かったです。3話は兄弟げんかのお話しなのですがとても迫力があり見応えがありました。1話と5話は全5話の中で最も日常的な内容で、幼なじみの二人のお話しでほっこりする内容なのですが、会話の内容がつまらなく退屈でした。
演技については2話と3話が上手いと思いました。2話は長いセリフが多いのですが、会話がとても自然な感じで上手かったです。3話はのどが潰れてしまうのではと思わせるほど迫力のある演技で圧倒されました。1話と5話についてはお互い思っていることをストレートに言い出せない、という設定のせいもあり演じるのが難しいとは思いますが、会話の流れが不自然でとても幼なじみとは思えなかったです。また、1話と5話で二人の距離感が詰まっていないのも不自然でした。4話については判定不能です(笑)
以上、良かったところも沢山あったのですが、退屈なところもあり、実験的な意味では◯完成度としたは△という感想です。
追記〉
それにしても、よくこれだけのキャストを集められたものです。
実在のベンチ
河川敷にあるベンチに座って会話するだけなのにメッチャ面白いオムニバス映画。 本年度ベスト!
お気に入りのキャストが多く出演しているので鑑賞。
アドリブで会話している感じもありメッチャ面白かったー!!
本作は5つのエピソードで構成。
エピソード1
広瀬すず&仲野太賀さん。
幼なじみのサラリーマンと保育士の2人の会話劇。
テンポの良い2人の会話をずっと聞いていたかった(笑)
「もやしマート」が脳内ループする感じ(笑)
エピソード2
岸井ゆきの&岡山天音さん+α
恋人の喧嘩のお話。
彼氏の嫌な所がチリも積もって気持ちがついに決壊。
ベンチで喧嘩が始まるストーリー。
途中でベンチの後ろに想定外の一般人が登場したと思いきや、そこから更に面白くなった!
岸井ゆきのさんの横顔が美しく印象に残る。
エピソード3
今田美桜&森七菜さん。
姉妹の大喧嘩のお話。
2人の本気レベルの喧嘩のシーンに圧倒される。
怒った2人の顔が美しくも可愛いくて1番引き込まれたエピソード。
エピソード4
草彅剛&吉岡里帆さん。
メッチャ笑える会話劇(笑)
漫才を見ている錯覚に陥る面白さ!
何故か字幕で出てからは、ずっと笑いっぱなしだった(笑)
エピソード5
広瀬すず&仲野太賀さん。
エピソード1の続編。
幼馴染みの2人の心の変化が良かった!
もやしマートのセリフも再び登場(笑)
舞台が二子玉川って事だけどもう少し川下だった感じ。
高校時代、多摩川の河川敷でデートした事を思い出しました( ´∀`)
会話だけなのに面白い
豪華キャストによる会話劇。
みんな主役級の役者だけにテンポよく、ホントにそこで喋ってるだけなんじゃないかってくらい小気味良い。
何回バイク乗りって言うんだ⁈とか、映画撮影パートと分かっていても、予想だにしない急展開にかなり笑った。
基本的に固定カメラで、ロケーションも変わらず大きなアクションもないコメディなのだけど、今田美桜VS森七菜という可愛らしい人気女優が怒鳴り散らす第3話だけ、ブレまくりの手持ちカメラで、不安定な姉と連れ戻そうとする妹の緊迫感が伝わる。
ファンとしては、太賀で始まり太賀で終わる2パート登場で嬉しい限り。
なんか一番ゆるいけど、広瀬すずさん相手に、なんだかニヤニヤしてしまう幸せパート。
2人のえっ⁈えっ⁈がすごく好き。
ざ、オムニバス
とても好きな俳優陣が多く出ています。
公開を楽しみにしていますしていましたが、関東はテアトル新宿だけ?とのこと、なかなか行くことができませんでした。
オムニバス映画っぽく、ベンチを中心に少しだけ重なり合う物語です。
それぞれ好きな俳優さんが出てくる素敵な映画でした。
会話劇、劇場の至る所で笑い声が出ます。私もクスクス時には吹き出してしまった。
そして広瀬すずは本当にキレイだな。
あんなこと言われたい、、、とニヤニヤしてしまった。
オムニバス映画はそれぞれのストーリーも大切だけど、まとまって何かが欲しいところ。第5で全てが重なり、、、を期待してしまった。
各ストーリーは、それぞれはとてもおかしくどれと良かった。
さ、らじお聴きながら帰ろう。
そう言えば、ポンポン
場所に物語が宿る
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