「仲野太賀のにやけ顔」アット・ザ・ベンチ まぬままおまさんの映画レビュー(感想・評価)
仲野太賀のにやけ顔
久しぶりに映画をみて笑った。
ポスタービジュアルをみて、これは『ナイト・オン・ザ・プラネット』じゃんと思っていたが、案の定で、ジム・ジャームッシュ好きには堪らない作品だった。そして『ナイト・オン・ザ・プラネット』と同様、役者のよさが十全に現れている。
第2編で何回笑ったか分からないし、岡山天音の挟まれ具合と岸井ゆきのの愛すべき面倒くささが絶妙すぎた。私もあのベンチでスーパーのお寿司を食べるのはあり得ないと思いつつ、多分買ってこられたら一緒に食べるし、それでいいと思う。
本作の最大の功績は、広瀬すずの横顔をどこから狙うのがいいか、答えが導き出された点であろう。そして切り返しショットで浮かぶ仲野大賀のにやけ顔に、今、最高に楽しいんだろうなと私もにやついてしまった。
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