「設定は面白いが、何かが足りない」アット・ザ・ベンチ aliasさんの映画レビュー(感想・評価)
設定は面白いが、何かが足りない
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本作を観て「偶然と想像」を思い出しました。どちらも同じオムニバスですが、こちらはワンシチュエーションという事で、なかなか斬新で面白い設定だと思います。
まず、内容に関しては2話と4話は笑わさせてくれる内容で面白かったです。3話は兄弟げんかのお話しなのですがとても迫力があり見応えがありました。1話と5話は全5話の中で最も日常的な内容で、幼なじみの二人のお話しでほっこりする内容なのですが、会話の内容がつまらなく退屈でした。
演技については2話と3話が上手いと思いました。2話は長いセリフが多いのですが、会話がとても自然な感じで上手かったです。3話はのどが潰れてしまうのではと思わせるほど迫力のある演技で圧倒されました。1話と5話についてはお互い思っていることをストレートに言い出せない、という設定のせいもあり演じるのが難しいとは思いますが、会話の流れが不自然でとても幼なじみとは思えなかったです。また、1話と5話で二人の距離感が詰まっていないのも不自然でした。4話については判定不能です(笑)
以上、良かったところも沢山あったのですが、退屈なところもあり、実験的な意味では◯完成度としたは△という感想です。
追記〉
それにしても、よくこれだけのキャストを集められたものです。
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