「福田雄一 監督演出の是非とは‥」アンダーニンジャ komagire23さんの映画レビュー(感想・評価)
福田雄一 監督演出の是非とは‥
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(完全ネタバレなので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
福田雄一 監督の作品で個人的な成功作は、やはり映画『銀魂』だろうと思われます。
世界観の厚み、アクションの充実、なによりストーリー展開の面白さと役者陣の魅力があったと思われます。
その上での、福田雄一 監督に特有の内輪的な役者のノリが一服感を与え、作品のアクセントになっていたと思われます。
しかしながら、今作の映画『アンダーニンジャ』は、世界観に厚みが感じられずストーリー展開はやや一方的で、アクションには見るべきところもありましたが、内輪的な役者のノリが対比として生きない、内容的な薄さを感じてしまう作品に残念ながらなっていると思われました。
素晴らしい俳優陣が揃っているのに、これはさすがに頂けないと思われました。
今起こっている芸能界やメディアの世界での問題のように、福田雄一 監督の内輪的な役者のノリの演出は、現在においては浮いてしまっていると強く感じざるを得ないと思われました。
また、今は映画の値段も2000円前後と高くなり、値段に匹敵する質と満足度を見せないと今後苦しくなるとも思われます。
福田雄一 監督は、内輪ノリの前に、物語中身と世界観と人間描写にリアリティ厚みをもたらせるように集中し直す時期なのではと、僭越思われました。
そうでなければ対比としての内輪ノリ演出も生きない、共倒れだと感じ、今後のリベンジを僭越強く願っております。
(主人公・雲隠九郎役の山﨑賢人さんや、山田美月役の山本千尋さんなどの、アクションは良かったとは思われました。)
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