「シュール、アクション、なぜか激情」アンダーニンジャ HKさんの映画レビュー(感想・評価)
シュール、アクション、なぜか激情
観る前はちょっと苦手なジャンルかなと思っていたが、いやいやモノ凄く面白い。
特に物語の設定、キャラクター、アクション、コメディが良かった。
現代に生きる忍者の話で、
最終兵器が思いっきり最新鋭なのに、
手裏剣、刀、衣服とか彼らの武具が微妙に部分的にテクノロジーで進化していたり、
不思議な現代、歴史の混合の設定が面白い。
殺陣は刀を使いつつ現代的なアクション満載。
足を使った技やアクロバティックな動き、
窮屈な体勢からの転回など忍者的な柔軟な動きがユニークで、
様々なアングル、間接的な見せ方もあって楽しい。
コメディはシュールを基調としつつ、
大声出し過ぎ、変顔やり過ぎ(浜辺さんよくやったな~)、
感情高低ギャップ有り過ぎの激情型で、
上品ではなく、多分に演劇的、漫画的な感じ。
ムロさん、佐藤さんの意味不明な言葉のリフレイン、動きは、
(マニアック)シュールな漫画の不穏なコマ割りを見ているようで面白い。
登場人物のキャラクターは皆俳優さんのイメージと
ぴったり合っているように感じました。
中でもやはり主役の山﨑賢人さんは、
キングダムの熱い男とは真逆のクール、ツンデレな性格でしたが、
アクション含めて相変わらずカッコいいですね。
唯一感情を露わにするのが苗字って、、役に笑ってしまいました。。
個人的なMVPは坂口涼太郎さん。声の張り方、タイミングとか、
とくにツッコミがすばらしく決まっていて、前半パートをドライブしていたと思います。
ビート感がメインの音楽もシュールな世界観にマッチ。
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