「原作に触れずに観て正解?」アンダーニンジャ K2さんの映画レビュー(感想・評価)
原作に触れずに観て正解?
...だったような気がします
忍者アクションとギャグの連続で、一応最後まで退屈せずに楽しむことができました。
現代に忍者が多く存在する必然性とか、2大勢力(?)の対立軸とかの世界観・ストーリーの描き方や、SFアクションとしてのハード、ソフト両面の掘り下げが非常に雑に見えましたが...。
特に、ラストシーンへ繋がる伏線やストーリー構成は殆ど観客に意図が伝わっていない(分かりにくい)ような気がします。原作にも描かれているんですかね?
原作ファンが納得する出来栄えとは言えないのでは?という印象あり。原作はもっと面白いんじゃないかな~?というのが正直な感想です。結構な人気漫画だと思われるので。
ムロツヨシさんや佐藤二朗さんのオフザケが嫌いというわけではありませんが、別に映画館で、しかも忍者アクション映画の中で延々と見たい訳ではないです。また、主人公の(寡黙な?)キャラ設定からすると、ギャグパートのNGシーンをノリでOKにするのはちょっと映画全体(世界観とでも言いますか)との整合性を崩し過ぎかな、と思いました。
SFバトルアクションをナンセンスコントで繋いだ作品、とでもいいましょうか。ミュージカル映画で突然歌い出すのが不自然とは見なされないように、会話シーンがコントになっていてもそれはそういう様式です、ということですかね。
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