「ギリギリのバランスで成り立っていたコメディアクション」アンダーニンジャ 鶏さんの映画レビュー(感想・評価)
ギリギリのバランスで成り立っていたコメディアクション
昨年末に観た「聖☆おにいさんTHE MOVIE ホーリーメンVS悪魔軍団」に引き続いての2カ月連続の福田雄一監督作品でした。個人的に「聖☆おにいさん」は後半の戦隊モノの展開がイマイチで残念でしたが、本作はいつもの福田色を出しつつ、”ニンジャ”を名乗るに相応しくアクションシーンは結構本格的で、その点結構良かったです。また山﨑賢人や浜辺美波の砕けた感じもほどほどに良く、佐藤二郎はじめ福田組のおふざけも前半に止まっていて、バランスが取れたコメディアクションに仕上がっていたように思いました。
また、「ゴールデンカムイ」や「キングダム」で令和のアクションヒーローの地位を築きつつある山﨑賢人にとって、かなり毛色の違った癖のある作品だったとは思いますが、相変わらず動きは軽快で、今後もこの路線で頂点を目指すして欲しいと感じました。浜辺美波は、「六人の嘘つきな大学生」の時も思いましたが、東宝の宝であるゴジラが憑依した割に、何となく軽い役が続いている感があり、次回以降もっと重い役を見てみたいと感じたところでした。
そんな訳で、本作の評価は★3.2とします。
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