「戦闘シーン最高。子供なら食い入るように見る」ソニック × シャドウ TOKYO MISSION さーさんの映画レビュー(感想・評価)
戦闘シーン最高。子供なら食い入るように見る
今作は、場面がテンポよく進むので中弛みする印象は無く、戦闘シーンも盛り盛りで、見ていて飽きない内容となっていました。
『家族愛』があるが故の『復讐』には考えさせられます。冬休み、小さいお子さんと観る映画に迷っているのならお勧めできる映画です。前作を観ていなくてもOK。
実写映画としては大成功の部類です。ファンに寄り添いつつも、新規も意識した内容となっているので非常に素敵な作品です。
子供向けを意識して制作したのだろうなと感じる半分、ファンorソニアド2をプレイした人にしか分からない小ネタが盛り沢山でしたので、昔にソニアド2をプレイしたことのある大人の方も、是非観にきて欲しいと感じました。
ここからはファンによる感想。
率直に言うと、原作超えているシーンはある。でも、こっちは原作の方が良いよね。といった感じでした。
ソニックとシャドウがバトルするシーンは原作越えと言っても良いんじゃないでしょうか…。
『そう!原作でもっとこういうシーンが見たかった!』という場面が詰め込まれていて終始喜びで震えていました。
名曲の『Live&Learn』がまさかボーカル付きで流れるとは予想していなかったので良い意味で裏切られました。
ファンなら『お!これはあの曲のアレンジだ!』となる所が多々あります。とにかく原作を尊重している事がとても良く分かりました。感謝感激です。
ソニックがヘリコプターから飛び降りる時のセリフが…!!機内食!機内上映!!まさかこのセリフを持ってきてくれるとは思わず、その場で叫びそうになりました。
シャドウとマリアのシーンは涙が出そうになりながら観ていて、本当の姉弟の様に日々を過ごしている姿は、幸せで切ない気持ちにさせられます。こういうシャドウとマリアが見たかったんですよ…!!
トムが傷つけられて怒るソニック。復讐心に駆られて1人で無茶をしようとする。復讐に駆られるソニックすごい解釈違いなんですけど、もしかしてソニックXのダークソニックが元ネタ…?と思いましたけど、シャドウと対比したかっただけみたいですね。
そして最後にとんでもないサプライズ………本当にありがとうございました、生きてて良かった。
ソニック第4作目が制作決定との事で、絶対地を這ってでも観に行きます。
良い点
•何回も言ってる様にバトルシーン最高
•曲最高……!
•テンポが良く、見ていて飽きない
•ギャグがわかりやすい
悪い点
•シャドウの復讐の意思が弱い。流されやすいように見えた。喧嘩した後は仲直り⭐︎みたいな感じでした
•副題「TOKYO mission」なのに東京の出番は体感一瞬
•ジェラルド生きてる設定いらない。多分、ジムキャリーを一人二役にさせたかっただけ
•エッグマン達のおちゃらけシーンに尺使いすぎ。これが無ければもう少しシャドウに焦点当てられた。
•シャドウが命を張ってまで地球を守る理由がよく分からなくなっている。
•場面転換が少し雑。盛り上がってきた所で違う場面に切り替わるのは萎える。
◯ソニアド2とは違う設定
•ソニックがGUNからエスケープしない
•マリアとシャドウが暮らしていた場所が『アーク』では無い。地上の軍の基地で暮らしていた。
•50年前、シャドウはジェラルドが生み出したものでは無く、地球に降ってきた隕石の中にいた
•マリアの病気の設定は無し
•カオスコントロールが無い
•ジェラルド生きてる。110歳のおじいちゃん
•バイオリザードいない…?
•マリアがシャドウに託した言葉がない
•マリアが命を張って、シャドウを逃すシーン無い…
頑なに原作通りにしないのは何故なんでしょう……その方が都合がつけやすいという事は分かりますが。
特に、マリアがシャドウを逃すシーンが無いことにより、シャドウの復讐心がなんだか薄くなってる気がしました。
マリアが命を掛けてシャドウを逃がしてくれたからこそ、マリアが愛した地球を、シャドウは命を掛けて守ろうという動機付けになるんじゃないんですか……。
ジェラルドとエッグマンの性格の違いを明確に書いてほしかった。あんなのエッグマンが2人いるだけで何も意味を成していない。
ジェラルドは優しい人だからこそ、最愛の孫娘を奪った人間を恨んで恨んで、狂気に満ちた科学者になった。欲を言えば、その辺りをもっと丁寧に描写したものが観たかった。