「何より渓流を中心とした自然が美しく、それだけで見る価値はあった」重ねる mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
何より渓流を中心とした自然が美しく、それだけで見る価値はあった
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岐阜県郡上市を舞台にした映画。
地元の観光協会のバックアップもあり、町おこし映画の感がある。→別に悪いことではない。むしろ積極的に活用すべきだと思う。
渓流釣りを題材に、都会を追われた男女のコミカルでぎこちない淡い恋のお話。ちょっとリアルで残酷なドラマかと思ったら、地元感どっぷりの、ちょっと変な、ちょっとコミカルな話だった。ラストもブラック。
何より渓流を中心とした自然が美しく、それだけで見る価値はあった。
気になったのは、ところどころカラーの統一感がなかったこと。屋外で同じシーンでもカットが変わると前のカットと色合いが違ったり。それにやたら音楽の音が大きくて、豪華。気持ちいいいほどに4チャンネル(?)に分かれてやたらいい音を出していて、ちょっと画が負けている?
地元の人々を多く使っているようで、たどたどしい演技のおじちゃんたちがいっぱい出てくる。これも気にしなければ楽しい。
シナリオも、これあり?(最初の出会いをどちらも本人が気づかない、など)というのがところどころにある。
そのあたりがちょっととぼけた味わいで、意外と確信犯なのかもしれない。
みょ〜な面白さがある映画でした。
主演は、時々テレビに出てきて今回映画初主演の須田晶紀子(みょ〜な色っぽさがある)ととぼけた雰囲気が良かった、タモト清嵐。
ラストのその後を想像させる終わり方。
エンドクレジットの後に主人公のタモト清嵐がドローンを持って出てくるので、何かちょっとしたドラマはあったけど流血事件にはならなかったと想像した。
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