「あなたは何を「重ねる」のか」重ねる A151さんの映画レビュー(感想・評価)
あなたは何を「重ねる」のか
衝撃のラスト。
エンドロール後、最後のカットが流れた時、
複雑な感覚が胸を締め付けた。
ラストシーンは、
人それぞれの解釈を求めるかのように、
私を含めた劇場内の人間感情が重なり、
まんまと監督の意図した空間へと変化していた。
監督自身の実体験を基に想起したこの作品は、
・世の中への問題提起
・人と人との繋がりの希薄さへの警鐘
・改めて感じる自然の力強さや生命力
・(そして、)命の継承
を我々に説いている。
劇場内で重なり合った、その時の各々の感情こそが、
映画「重ねる」の答えなのかもしれない。
映像美、発する言の葉、音、
映画に関わる人々の鼓動、物事の余韻…
是非劇場で味わい、
自分なりの「重ねる」何かを見つけて欲しい。
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