カラダ探し THE LAST NIGHTのレビュー・感想・評価
全85件中、61~80件目を表示
「『カラダ探し』はもう終わらせてくれ!」と切に願う。
本田真凜はスクリーム女王を目指す?
怖くない。ドラマ性重視のストーリーで内容は悪くないがホラーで怖くな...
退屈
何をしたかったのか分からない完結編
ホラー映画の体裁を取りながら、実際には「何でもありのご都合主義アトラクション」に堕してしまった作品だと率直に感じる。赤い石に血を与えると始まる、あと一回だけ、全員死んだら終わり、誰かが犠牲になる――といったルールが次々に出てくるが、そこに一貫した必然性や背景は語られない。観客は「そういう設定だから」で飲み込まされるだけで、論理的に積み上げられた世界観は存在しない。結果として緊張感が続かず、ゲーム的にキャラが殺されても翌朝には何事もなかったように笑い合う展開に、ホラーとしての恐怖も青春ドラマとしての感動も削がれてしまった。
舞台が遊園地なのも、斬新さより「見栄えのするアトラクションを撮りたい」という制作側の意図が透けて見える。確かにジェットコースターやお化け屋敷で追いかけられる映像は派手で、観客は一瞬盛り上がる。しかしその恐怖は記号的で、物語的な意味を伴わない。結局は「遊園地ホラー体験VR」を映画館で見せられているようなものだ。ホラー映画としての緻密さを捨て、手軽な驚きと叫びで場を持たせているにすぎない。
さらにキャスティングの問題も深刻だ。シリーズのヒロインとして橋本環奈を続投させるのは興行的に理解できるが、26歳の彼女に制服を着せて女子高生役を演じさせる判断は無理がある。前作ならまだしも、今作では周囲の若手キャストとの差が際立ち、どうしても“学芸会のコント”に見えてしまう。作品世界のリアリティが損なわれ、「彼女が戻ってくること」の感動が物語的必然ではなくマーケティング上の要請にしか見えなくなる。観客は橋本環奈のファンイベントを見に来ているわけではない。
終盤、赤い人を現実世界に登場させて「まだ終わっていない」と余韻を残すつもりなのだろうが、これはホラーの文法にすらなっていない。説明不足のまま突き放された観客に残るのは不安ではなく「またご都合主義で続けるつもりか」という冷笑だ。ジャンルの境界を超えて青春も感動も恐怖も全部盛りした結果、一本の映画としての芯がなくなり、観終わって振り返ると「で、この作品は何をしたかったのか?」という困惑しか残らない。
ホラーの理不尽さを楽しませたいのか、仲間との友情を描きたいのか、涙を誘う感動路線にしたいのか。どれも中途半端で、何ひとつ突き抜けない。ご都合主義は本来、物語の大事なテーマを通すために使われるべきだが、この映画は何も言いたいことがないからこそご都合主義で固めるしかなかったのではないか。シリーズ完結編を名乗るのであれば、観客に残すのは「消化不良の不満」ではなく「納得できる余韻」であるべきだろう。残念ながら、この作品はその逆を行ってしまった。
パワーダウンとは裏腹に…高まる期待!
"カラダ探し" シリーズ第2作。
通常スクリーンで鑑賞。
原作は未読。
昼の爽やかな青春模様と夜の血塗れのコントラスト、赤い人との戦いで魅せるアクションが「カラダ探し」の持ち味だと思っていたのに、それらが薄まっていて物足りなかった。
眞栄田郷敦の身体能力を活かしたアクションシーンでもあれば、より迫力のある画面をつくられたのではないかと思う。
安斉星来も、せっかく空手少女の設定でキレのある蹴りを披露していたのに、殆ど活かされていない。非常に勿体無い。
前作の魅力を薄めてまで入れた、「カラダ探し」の由来に迫り、呪いの連鎖を断ち切るための戦いと云う展開も、ご都合主義の塊でノリきれなかった。パワーダウンは否めない。
しかしながら、次作を想定したポストクレジットシーンには期待が高まる。こちらの方が断然面白そうだ。本作のヒットによって、3作目が製作されることを願うばかりである。
[余談]
木村佳乃の怪演が、本作いちばんの見どころだと言っても過言では無いかもしれない。あの笑い声、耳にこびりついて離れない。なんなら赤い人役は彼女でも良かったのではないか。
ホラー物か、青春ループ物か
前作に引き続き、ループしながらのカラダ探しはブレていなくてよかった。
前作からも思っていたが、ホラー映画というよりも青春ループ映画として観た方が楽しめる様な気がする。
今回もカラダ探しのパートは音楽をつけて、ポップに進めてくれていて、変に映画が長くなるよりダレることなく観ることができた。
今作で終わりかと思っていたが、根本的な呪いの理由などがまだはっきりとしていなく、ラストに赤い人が現実世界に現れていることから、次回作でキレイに完結させてほしい!
今回少し感じたのが、赤い人が前作よりも弱体化しているような、、、
確かに最初から最後まで緊張するのは疲れるけど、一息付くシーンが、息抜きすぎでだらける。
最後に橋本環奈が殺人鬼になれば、まだ分かるのだが、
なんで赤い小娘が現実に現れるの?
ちゃんと納得できる設定なのかな?
好き勝手やり過ぎ
子供たちによるサラウンド
前列には高校生の集団、後列には小学生の3人組、左右には中学生のグループ。
完全に取り囲まれるという、文句の付けようがない素晴らしい状況に愕然。
案の定、映画が始まってもお喋りする口が閉じられる事はなく、ポップコーンを奪い合う声や高らかな笑い声が私の周りで立体音響と化してました。
そんな中、画面の奥から赤い女の子が走ってきて飛び付いてくるシーンを観ていた高校生が、「これ『ミンナのウタ』のパクりなんだ」と隣の男子に説明してました。
最早、それもパクりだという事すら知る由もないんだなぁと、少し悲しい気持ちが込み上げてしまいました。
作品自体は前作とほぼ同じでグロあり、青春あり、笑えない笑いありとファンには堪らない内容。
グロは控えめになってしまった感じもしましたが、周りの反応をみると子供たちには丁度良い塩梅だったのかもしれません。
もう一度観に行く気にはなりませんが、もし行くとしたら「大人の時間」で鑑賞しようと思います。
からだ探し THE LAST NIGHT
前田郷敦、イイ男過ぎない?
神が居るなら、不公平にも程がある。
負け惜しみしても仕方ないから、さて、作品です。
『〇〇村』『〇〇島』『リゾート〇イト』『きさらぎ〇』やら、『みんなの〇た』、極めつけは『〇番出口』。
ジャパニーズホラーは、終わった感がありました。
けれど、本作は吹っ切れたホラー。
中盤、ポップになり過ぎてアングリしましたが、後半の赤い人のバリバリさに、楽しく観れました。
中途半端に怖さを煽らず、ソリッドな展開。
音で驚かせる古い演出も少なく、好感が持てました。
減点は、ジャパニーズホラーがやりがちな、「愛が勝つ」的なストーリー。
いい加減、そこから抜けましょうよ。
ま、最近のジャパニーズホラーの中では、良作でした。
ラストナイト・・・
カラダ探しの映画化第2弾。
明日香(橋本環奈)と高広(眞栄田郷敦)が、カラダ探し、から生還した直後、高広の目の前で明日香がこの世から消えてしまった。それから3年後、高校生の陸人(櫻井海音)たち5人は、気づけば真夜中の遊園地にいた。そこへ全身血だらけの少女=赤い人、が現れ、5人を次々と惨殺する。しかし彼らが再び目を覚ますと、再び9月5日の朝だった。自分たちが、カラダ探し、に選ばれたのだとわかった陸人たち5人のところに、高広が現れた。彼は、3年前からずっと明日香を探し続けていた。6人は消えた明日香を救うため、赤い人、の恐怖に立ち向かい・・・さてどうなる、という話。
前作以上にサクサク進むから怖さはイマイチ。
で、一応ハッピーエンド?と思ってたら、エンドロールの後の防犯カメラ映像は何?
まだ次を作るつもり?
じゃあラストナイトじゃないじゃん、と突っ込みたくなった。
橋本環奈、眞栄田郷敦は前作に続き良かった。
新しい5人、櫻井海音、安斉星来、鈴木福、本田真凜、吉田剛明の中では安斉星来の困った表情が良かった。
久しぶりに途中退席を我慢した
映像だけは結構良く撮られていたが(ジェットコースターシーンが面白い)こんなわけのわからん映画を見せられてる若い子達は可哀想だと心底思わされた。ホラーがやりたいのかパニックがやりたいのかファンタジーがやりたいのか青春ドラマがやりたいのかはっきりさせろって。前作はまだもう少しマシだったと記憶してるが。(最早記憶が殆ど無い)
とっ散らかっていてイライラさせられた。
あと邦画あるあるなんだけどBGMが合ってない。ストリングスを多用した感動的で壮大なBGMをドラマパートで流すのはまだ理解できるが全体的に合わないシーンにも使われていて見ていて気が散る。映画というのはきちんとした選曲しないなら曲は無い方がマシなんだよ。なぜそんなことがわからない?
可愛い子役で有名な福くんはかなり大きくなっていた。顔芸が上手くなったみたいだ。とっちらかったストーリーが続いて行き、、、そうこうしてる間に最後にチャラいポップが流れて映画は終わった。見終わった後に得るものは何も無かった。宝島まで暫く邦画はやめとこうかな。テンションが上がらない。もうダメだ。
星1.5は撮影や特殊効果技術に進歩が見られ為。
あとはスタントなどへの拍手の意味も込めた1.5だ。早く記憶から消し去りたいので即次の映画の予約をした。
同じ「カラダ探し」という内容でも、Netflix独占配信の「Wednesday season 2」に大差で負けていると思う。恐怖のパーツを無造作にバラ撒いて、観客にパーツの回収を苦労させる難解な作品
実は私、この夏に後悔している事がありまして、大好きな作品「小林さんちのメイドラゴン」の劇場版を観に行けなかったんです・・・ 戦後80年の節目だから戦争映画が気になって(言い訳)いたし、仕事も忙しかった(半分言い訳)ので、封切りに気が付きませんでした。映画館も自館で上映予定の作品しか予告もフライヤーも出さないし、映画.comも人気作品はもっと積極的に宣伝しても良いじゃないですかっ!(完全な八つ当たり) というわけで、ドラゴンのカンナ(可愛い)が観られなかったので、橋本の環奈(酒乱)を観に行ってきました。
前作(2022年)を観ていて、橋本環奈が何かの呪いに巻き込まれる続編があることは想像できていたのですが、間が開いているので前作のエンド部分をアバンにしたのは良かったと思います。しかし、眞栄田郷敦の前から橋本環奈がドロンしてから後輩の生徒たちの遠足シーンに切り替わるのは展開が急過ぎませんかねぇ。
今度の舞台は学校ではなく遊園地。最近の映画は、製作費が削られてセットやロケ地をミニマムにする傾向がありますが、ロケ地の城島高原パークがコラボイベントを実施しているので、win winの関係でコストを抑えたのかも知れないですね。エキストラも一般客だったりして。
で、このだだっ広い遊園地をたった5人でカラダ探しするんですよ。そしてこれは作品のせいではないのですが、外が大雨だったので緊急速報の「ピロリロリン」があちらこちらで鳴り出して、5人が呪いに巻き込まれた理由が全然分からなかったんです。座席についたらスマホの電源を切るのは常識なのにバカが多すぎます。
話は進んで、眞栄田郷敦が秘密基地に鈴木福以下5名を呼んで呪いを説明。「ナントカ島に赤い石があってその石が呪いに関係しているから石を探しに行く」って話になって、そこからがツッコミどころ満載の謎展開。どこに持っていたのか、チャッチャと私服に着替えて大型クルーザーで謎の島にGO!
島では赤い石のかけら以外の収穫は無くて速攻で遊園地にUターン。夜中の遊園地であれだけホラー体験をしたのに、なぜか全力で遊園地を楽しむ5人はノリノリでバラバラ死体(本物感ゼロ)を次々と発見。最後の右足はどうやら運転休止中の木製コースターにあると当たりを付ける。
そのころ酒乱、もとい、橋本環奈は木村佳乃(塗り壁ババア)と話を付けて赤い石の破壊に成功。今度は橋本環奈が壁に同化し始めて晴れて塗り壁ババアは人間に復帰。そのころ新聞に子供4人の連続殺人事件が記事になっていて、木村佳乃は事件の犯罪者として謎の施設に拘留されている状態。なぜか眞栄田郷敦が面会に行くと狂いまくって何が何だかよくわからない展開に。
で、なんだかんだあってバラバラ死体は全部のピースを無事に回収。赤い石の破片に眞栄田郷敦が血をポタポタ垂らすとアラ不思議、塗り壁になりかけていた橋本環奈が元に戻って眞栄田郷敦のところに出現するという、無理やりなハッピーエンド。その後学校生活は元に戻るけど、鈴木福以下5名は再度遊園地に集合するという無意味なオチでエンド。エンドロールもなんだかなぁ~という印象が残りました。
青“恐”春。
3年前に「カラダ探し」を成功させた明日香と高広達、その翌日、高広の目の前で消えた森崎明日香が幼少の頃に遊園地でバラバラ殺人の被害者という過去に書き換えられしまった現在の話。
その遊園地に学校行事で遊びに来た男3人女2人の組み合わせが選ばれ、明日香の幼なじみ高広も加わりバラバラになった明日香の「カラダ探し」をすることになるが…。
前作と同様バラバラにされたバディを棺桶にパズルの様にハメていき完成させれば成功、その間「赤い人」に見つかりメンバー全員殺されたら最初に戻るという無限ループのなか。
これまた前作同様、怖さの中にもある学生達の青春、恋愛模様を絡め女2人組の1人本田真凜演じた有沙の制服姿の上からでも分かる中々のパイパイに見惚れつつも現れる“赤い少女”の恐怖とで相殺(笑)
その感情の繰り返しのなかで観てた…カラダ探しTHE LAST NIGHT何てタイトルだけどまたあるのかなぁ~
全85件中、61~80件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。