「同じ「カラダ探し」という内容でも、Netflix独占配信の「Wednesday season 2」に大差で負けていると思う。恐怖のパーツを無造作にバラ撒いて、観客にパーツの回収を苦労させる難解な作品」カラダ探し THE LAST NIGHT おつろくさんの映画レビュー(感想・評価)
同じ「カラダ探し」という内容でも、Netflix独占配信の「Wednesday season 2」に大差で負けていると思う。恐怖のパーツを無造作にバラ撒いて、観客にパーツの回収を苦労させる難解な作品
実は私、この夏に後悔している事がありまして、大好きな作品「小林さんちのメイドラゴン」の劇場版を観に行けなかったんです・・・ 戦後80年の節目だから戦争映画が気になって(言い訳)いたし、仕事も忙しかった(半分言い訳)ので、封切りに気が付きませんでした。映画館も自館で上映予定の作品しか予告もフライヤーも出さないし、映画.comも人気作品はもっと積極的に宣伝しても良いじゃないですかっ!(完全な八つ当たり) というわけで、ドラゴンのカンナ(可愛い)が観られなかったので、橋本の環奈(酒乱)を観に行ってきました。
前作(2022年)を観ていて、橋本環奈が何かの呪いに巻き込まれる続編があることは想像できていたのですが、間が開いているので前作のエンド部分をアバンにしたのは良かったと思います。しかし、眞栄田郷敦の前から橋本環奈がドロンしてから後輩の生徒たちの遠足シーンに切り替わるのは展開が急過ぎませんかねぇ。
今度の舞台は学校ではなく遊園地。最近の映画は、製作費が削られてセットやロケ地をミニマムにする傾向がありますが、ロケ地の城島高原パークがコラボイベントを実施しているので、win winの関係でコストを抑えたのかも知れないですね。エキストラも一般客だったりして。
で、このだだっ広い遊園地をたった5人でカラダ探しするんですよ。そしてこれは作品のせいではないのですが、外が大雨だったので緊急速報の「ピロリロリン」があちらこちらで鳴り出して、5人が呪いに巻き込まれた理由が全然分からなかったんです。座席についたらスマホの電源を切るのは常識なのにバカが多すぎます。
話は進んで、眞栄田郷敦が秘密基地に鈴木福以下5名を呼んで呪いを説明。「ナントカ島に赤い石があってその石が呪いに関係しているから石を探しに行く」って話になって、そこからがツッコミどころ満載の謎展開。どこに持っていたのか、チャッチャと私服に着替えて大型クルーザーで謎の島にGO!
島では赤い石のかけら以外の収穫は無くて速攻で遊園地にUターン。夜中の遊園地であれだけホラー体験をしたのに、なぜか全力で遊園地を楽しむ5人はノリノリでバラバラ死体(本物感ゼロ)を次々と発見。最後の右足はどうやら運転休止中の木製コースターにあると当たりを付ける。
そのころ酒乱、もとい、橋本環奈は木村佳乃(塗り壁ババア)と話を付けて赤い石の破壊に成功。今度は橋本環奈が壁に同化し始めて晴れて塗り壁ババアは人間に復帰。そのころ新聞に子供4人の連続殺人事件が記事になっていて、木村佳乃は事件の犯罪者として謎の施設に拘留されている状態。なぜか眞栄田郷敦が面会に行くと狂いまくって何が何だかよくわからない展開に。
で、なんだかんだあってバラバラ死体は全部のピースを無事に回収。赤い石の破片に眞栄田郷敦が血をポタポタ垂らすとアラ不思議、塗り壁になりかけていた橋本環奈が元に戻って眞栄田郷敦のところに出現するという、無理やりなハッピーエンド。その後学校生活は元に戻るけど、鈴木福以下5名は再度遊園地に集合するという無意味なオチでエンド。エンドロールもなんだかなぁ~という印象が残りました。
共感&コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりで、あの謎の女と明日香についてもっと掘り下げてほしかったです。
そうでないと、あちらの世界のことがまるでわからず、疑問ばかりが残ります。
ひょっとしたら、こうやって情報を小出しにして、次回作に引っ張る作戦でしょうか。
これ、LAST NIGHTのはずなんですけど…、次からは昼間に襲ってくるんですかね。
ちらしのビジュアルや予告のつくりがそこそこ期待を煽るものだっただけに、実際はとても残念でした。私は前作の漫画版で怖ぇぇと感じていたので、そういう期待をしていただけに余計にそう感じ、加えて高校生のみなさまの鑑賞態度にヤラレてしまいました…。。
コメントありがとうございます。
あのバラバラ死体の作り込みは酷かったですね。
何百年前かの乾燥ミイラみたいでした。
もう少し美術にお金かけてリアル感を出して欲しかったですね。
橋本環奈の左頬のひび割れメーキングは良かったのに。
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