劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折のレビュー・感想・評価
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青のすみか
TVシリーズで見たしスルーするかな〜と思っていましたが、奇跡的なくらいドンピシャに観れる時間帯にあって、アニメ成分を得たいなと思ったのでそのまま鑑賞。
呪術廻戦の中では1番好きなエピソードなので、そのエピソードを映画館の大スクリーンかつ良い音響で観れたというところは良かったですし、鮮明に2年前が蘇ってきて懐かし〜!って気分にもなれて良かったです。
基本的な流れはTVシリーズと同じで、悟がまだ高専時代の頃のお話で、まだ決別する前の夏油らと共に過ごしている時代は血みどろでもありつつ、どこか眩しさを漂わせていました。
悟と夏油の距離が開いていくのは決して不仲なんかじゃなく、呪術師としての立ち振る舞い、他者をとうおもうかの考えが徐々に徐々にズレていくからこそ、悟は覚醒し、夏油は闇に呑まれていく、この対比の描き方はやっぱし上手いな〜舌鼓を打ちました。
理子ちゃんの最後だって知っているはずなのに、あのキラッキラした笑顔を見ている時はそんな事忘れてしまいますし、自分をバーっと出してる時の理子ちゃんは輝いていました。
甚爾の強さが最高に際立っていました。
この後の0や渋谷事変や死滅回遊の強キャラたちと見比べてもタイマンできそうなくらい強いですし、しっかりと絶望に叩きつけてくれるのが強キャラらしさ全開でした。
作画も当時からハイクオリティだったので、それが大スクリーンで余すことなく観れたのは良かったですし、あれを毎週やってた制作チーム凄すぎるだろうと唸ってしまいました。
今作の追加部分はじゅじゅさんぽ特別編と青のすみか(Acoustic Ver.)と共に描かれる入学式から卒業式までの様子、全体的な音楽の挿入だったりとそこまで多くの変化はないので、総集編として見ると無難な作りだったかなとは思いました。
特に見れそうで見れなかった高専の日常が流れていくシーンはあまりにも良すぎて思わず潤んでしまったり。
呪術師の世界じゃなかったら彼らはどんな青春を過ごしていたんだろう、完結した今だからこそ「呪術廻戦」の良さがじわ〜っと沁みてきたなぁと思いました。
死滅回遊のアニメも楽しみです。
鑑賞日 6/24
鑑賞時間 15:50〜17:45
共感できない人もいる
テレビアニメで少し見た程度の者からの感想です。めっちゃ強い五条さんは知ってるがその他の人は知らないというくらいの前知識。
親友の二人が最後敵味方に分かれていく様を見られるのだが、闇堕ちする側の理由がぶっ飛んでいて何でそうなるのとの思いでちょっとついていけませんでした。そこからの青春を振り返るエンディングなので気持ちが入りきらないという面も。
闇堕ちする個人を初見向けにもっとクローズアップして再構成してもらえたらよかったかも。
一理ある
テレビアニメで全部ストーリーは知っているけど、それでもこの話はすごくよくできていて、映画として通しで見るとまたとても面白くてよかったです。テレビや原作で知ってても、夏油さんが目指してた大義って何なのか、今まで全然分かってなかったんですが、映画で改めて見てよく分かりました。夏油さんは非呪術師のために、りこちゃんが殺されたり仲間の呪術師が犠牲になったりすることが本当に許せなかったのよね。これ以上の犠牲を出さないためには非呪術師を世界から消すしかない。うん、一理あるんだよなぁ。
この後、五条先生や夏油さんがどうなるか知っているとラストはとても切ない。私自身はそうでもないけど、青春時代がはるか昔で、もう二度と戻らないことを悔やむほど輝かしい時代を経験した人は、この映画は号泣ものだと思います。
2人の願い
2つの物語。
真逆の感情を同時にみせてもらえる喜びと切なさ。
その行動により起こる行為が2人の今後の進路を分つ。
2人の選択は似て非なるものかもしれないが、いまを生きる者たちの安寧といまを憂い未来の安寧を願う行為。
2人を引き剥がすものとの関係がスクリーンに映し出される白でも黒でもない青の世界が悲しみも爽やかさも入り混じった感情を上手く表している。
また夏油傑の人格崩壊をより映画としてより細かく描き人が行う業の深さの悍ましさを見せつけて欲しかった。
それが今後の物語の核心に繋がるのだから。
この光はあまりに眩しすぎる
劇場版の0で呪術に入り原作も読んでるくらいのファン
0はジャンプ系のアニメ映画の頂点なのではと思うくらいに好きだけど今作もとんでもない出来だった
放送してたアニメは観たことがないけど総集編なんて謙遜なのではと感じる程度にはちゃんと映画してた、0ほどではないにしろ今作から入るのもありなくらいには優しい作りでありながら作品を知ってるならより一層強く感じるものがあるといった仕上がり
夏油が0の夏油に向かって行くのをとてもよく描き出されていて櫻井孝宏さんが最高の声を当ててる…声優って凄いな…
真面目すぎるからこその結末なのはわかるんだけど、とにかく辛い
一つまた一つと道を踏み外していくその全てが納得できてしてしまうし、踏み外してからもその道を貫こうとする姿勢が見て取れるからもうずっと夏油としての行動理念が一貫してる、そんな所があるからこそ五条は夏油の善性を信じていたんだろうなと…
そして最強で最高の二人だったはずなのに永遠に分かたれてしまってから、あのエンディングテーマに合わせたあの青春の写真達…泣くに決まってるだろ…なんならこの感想打ちながら涙目だわ
もう二度と戻らない青春はあまりに眩しかった…この強烈な光がしっかりと焼き付いたような濃い影になるから呪術は面白いのだと改めて実感した。
今から0の再上映が楽しみで仕方ない!
あの空港のシーンの補完
漫画のあの空港のシーン賛否は分かれていた所ではある。
かく言う自分もあれはないんじゃないかと当時は思っていたが、今回のEDの新規カットを見て無理やり強引に納得させられた感がある。
人としての五条はあの学生時代に置いていき
役目を全うする為に生きた五条が役目に縛られる事なく、人として最後を迎えられたあの終わり方が一番正しかったのだと今では思う。
心配なのは自分の青がすんでないから
新規カットにあたる冒頭の3人で映画館にいるじゅじゅさんぽ、エンディングのアコースティックバージョンの青のすみかにのせて見せていくありし日の青春写真は良かった。音響も良かった。
でも個人的に修正して欲しかった箇所はそのままだったと思う。
- 伏黒パパがジャンプして五条にきりかかる為近づいてくるカットはもうちょっと枚数追加してもらいたかった。たぶん変わってない。
- 終盤の新宿で五条と夏油が対峙する際の人混みのモブの顔!ごめん、演出意図は分かるんだけどモブの顔がおかしくて笑っちゃうのよ。あれ顔を描く必要なかったろ。顔入れるならもうちょっと自然なモブ顔に修正して欲しかったんだ個人的には。
もし修正されていて自分が気づかないだけだったら猿として反省します。
たぶんこの総集編の為に再編集するのもかなり大変なんじゃないかと思う。受け手が想像するより時間も人も足りてないんじゃないか。そう感じた。
配信時の進撃ファイナルも劇場で観たベルばらもすごくいいカットと時間が足りてなさそうなカットが混在しててMAPPAにおいてすら大変そうに感じるので。
呪術は安定してすごいけどちょっとでも変な絵が混ざると心配になる。制作現場が「猿め!」と怒りにまみれてませんように。
大丈夫だ、無駄に心配になるのは俺の青が澄んでないからだ。澄んだ青が心に住んでるみんななら純粋に楽しめるはずだ。
胸に痛いほどに刺さります
素晴らしいです、編集と音楽に全部持っていかれました。
特にEndingの卒業から入学までのフォトショットは涙が止まりませんでした。
わたくし自身ももう会えなくなってしまった友人の事を思い出してしまったのです。
今、もう戻れない仲の良かったあの頃に胸に切なさを感じ劇場を後にしました。
ありがとうございます呪術廻戦。
今でも彼らの青は澄んでいる
ストーリーは知っている状態での鑑賞でしたが、新ためてみても懐玉玉折のストーリーは、美しく残酷で、どうしようもなく青い話だなぁと。夏油が術師だけの世界を作ろうと決意するに至る過程が丁寧で、そうなるのも仕方ないよなぁとなる感情を再び思い出しました。単純に劇場で大迫力の戦闘シーンを見れる点、この編時代がそんなに長い物語でもないため2時間きれいに総集されていた事。そしてEDの新規カットだけで見る価値があります。私は無事涙腺崩壊。彼らの青春が、当たり前に享受されるべき学生の青春が詰まっていて、それが壊れてしまった事の切なさがより一層強くなってしまいました。
総集編とは思えないほど最高
総集編か~と軽い気持ちで行くと驚くほど期待を超えてくる。映画版のMIXとエンディングが心を突き刺してくる。
関わったすべての人達に感謝。
全てはここから始まった
TV も原作も良く知らなくて、見に行ったのですが、とても良かったです。
この作品って、大人のキャラ達の方が、遥かに魅力的なんですね。TVで1話を初めて見たとき、本編の主人公に魅力を感じなかったし、敵側が余りにもグロキモすぎて、途中で辞めちゃったんだよね。でも今見て、ダ-ク・ホラ-・アクション・バトルのイメ-ジだったのが、思いっきりアオハルだったので、印象が物凄く変わりました。特にク-ルな外見の五条が実は、こんなに情に脆く、優しすぎる人物だと知り、興味深いなと想いました。
制作会社の音楽と演出と画力のクオリティが高かった。そして何よりも敵側が術師で無く、その子供を引き取りに行ったり、親友を救えなかった後悔とかが描かれていて、心に響きました。冒頭の明るく軽い楽しいノリから、ラストの悲哀が対象的でした。1話見た時に気になっていた恵は、この作品で運命に翻弄されるヒロインだね。そして、自分には無かった呪術師としての才能に恵まれるように、この名前を付けたんだね。、しかし、こんなに深い物語とは、思わなかった。<強くなってよ…>の名セリフに、五条の喪失感がひしひしと伝わって、痛々しかったです。
3期のTV放映が決まったようだけど、魅力的なキャラが殆どフェ-ドアウトしてしまっているので、制作会社がどうオリジナルで魅力的に見せるか楽しみにしています。 それにしても、主人公がほぼ出てこないアニメ映画は、初めてで驚きました。
観終わった後、しんどい…
本誌、コミック、アニメ合わせればいったい何度懐玉、玉折を見た事か…なので、見過ぎて映画まで行く?くらい低いテンションだったのですが妻が大画面で見たいとのリクエストがあり観ました。
もうね、映画差し替え部分だけでも観る価値ありますが…さしす組が好きならば
エンディングだけで2000円弱出しても惜しくないと思えるハズです。
傑が居ない卒業式…憂太が悟の体を欲しいと言ったとき硝子が反対しなかった事がムカつくと言った悟…さしす組の絆みたいなものが本誌では伝わりきれない…語尾力無しで言って良いならとにかくヤバイです。
アイキャッチ外して正解
TVアニメの総集編という事でしたがアイキャッチは全て外して1本の映画としてまとめられていた点を大きく評価して☆5にしました。
これは他のTVアニメの総集編映画ではなかなか例の少ない手法ですが、私は断然この編集の方が好きです。
アイキャッチが挟まると一瞬、どうしても集中力が途切れるんですよね。
製作サイドの視点で見ればアイキャッチも含めて観客に観て欲しい気持ちは分かるのですが、やはり映画は1本ぶっ通しで観てこその没入感が生まれるので思い切って繋げたのは高く評価します。
あとエンドロールの演出がめちゃくちゃ良かったのでエンドロールの為にもう1回くらい観に行く時間があれば観たいかも…と思っちゃいました。
エンドロールをもしも入場特典でランダム配布してくれたらマジで通います。
若き呪術師!
五条悟と夏油傑の若かりし群像劇!テレビシリーズをうまくまとめげて再構築!見応えがあり、画像も音声もフラッシュアップ!悟と傑が袂をわけるストーリーがわかりやすかった!五条の覚醒、伏黒パパとの戦闘もパワーアップしてます!
0の復活上映もありがとう!!
配信で大体の内容は覚えてましたが、劇場の大きなスクリーンで観たくて舞台挨拶中継回を観てきました!
私は劇場版呪術廻戦0からこの「呪術廻戦」という作品を見始めたので、0に繋がる話が改めて一本の映画作品に編集されてて良かったです。
夏油さんの心情変化、0を初めて観た時はすぐには理解出来なかったことが示されてるし、、(良き)。
あと改めて伏黒パパ強い。そして0で夏油さんの肩に居た「乙骨君の学生証を保管していた呪霊」が本編では伏黒パパの肩にいるのがエモい。「物を保管出来る呪霊」が夏油さんの肩にやってきた経緯が分かるのも醍醐味でした。
色々と理由や経緯が分かってから0を観るとまた感慨深いだろうなぁ。いやーースター・ウォーズみたいに後から「過去にはこんなことがあったんです」、っていうエピソードの見せ方良いですね。
DVDは持ってるけど復活上映の0は10月にまた劇場で観てしまうんだろうか。多分観そう(笑)
あるものを見せられて、ないもので泣かされる
クレジット前に出る追加映像、あまりにも普通の生徒たちで、あまりにも普通の青春で、涙が出ました。夏油傑は本当にただの男の子だったのにと思った。スクリーンに映し出される青い空は眩しすぎました。
4DXも後日鑑賞しました。
後でエンディングの写真のことを言っている人の話を読んだら、沖縄以降ほぼ撮ってないと。
最初観たときは、卒業式のあと、五条、七海と伊地知で撮っているのがあったから、なんとかみんなやり過ごして、笑顔を見せられなくもなかったんだ……と思っていたけど、また鑑賞したら、あの写真もなんなら卒業式の日に撮ったのかもと思った。本当に写真を残さなくなったんだって泣けてきました。
あるものを見せられたことで、ないもので泣かせるんだなと思った。五条は素麺食べすぎた?とか軽口叩いてたけど、夏油の異変にはとっくに気づいてたって制作側の誰かのコメント、こんなに撮ってた写真を撮らなくなって、五条がそれになにか思わなかったはずないもんなと。これが原作の五条の決断に繋がっていくんだなと感じました。
冒頭のやつれ果てた夏油が歩いている場面で吹く風を浴びたら、一気に引き込まれて、4DXの使い方が上手いなと思いました。
今まで考えていなかったですが、夏油がシャワーを浴びていた時に冷たい水がかかって、そっかこれは冷水なんだな……と、考えてみたら絵に湯気もなかった。夏なのもあるけど、自分を引き戻そうと努力していた夏油が冷水を浴び続けていたのはまた辛く感じさせられました。
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