劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折のレビュー・感想・評価
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普通に面白かった
『呪術廻戦 懐玉・玉折』総集編(劇場上映)感想/アニメ勢から
完全アニメ勢だけど、今回の総集編はとても丁寧にまとめられていて、改めて2人の物語の重さを感じられる内容でした。
五条と夏油は、多分“同じ思い”で戦っていたし、互いが隣にいることを疑っていなかった。
最強で、対等で、ずっとこのままだと思っていたんだろうなと。
けれど、少しずつ価値観のズレが生まれてくる。
「才能」と「正しさ」、呪術師としての“理想”と“現実”、
そして呪や非人間に対する“ほんのわずかな感覚の差”──
そうしたズレが、やがて大きな決定的な亀裂になっていく。
かつて五条に「そうであるべきだ」と言っていたのは夏油だったのに、
物語の終盤では、2人の立場も、言葉も、逆転しているように見えて、苦しかったです。
本当は、どこかで引き戻せたかもしれない。
でも、夏油は内に抱え込んでしまい、五条は信頼していたからこそ、その変化に気づけなかった。
“信頼”が、時に真実を覆い隠してしまうこともあるんだと感じました。
そして、沢山の死を目の前にして、
彼の中で守ってきた“定義”や“ルール”が崩れ落ちたこと。
それでも彼を見送るしかなかった五条の姿が、痛々しくてやるせなかった。
本来、大人が止めるべきだった。導く人が必要だった。けれど力と彼らに身に纏う世界と責任が大きすぎた。それは誰にも果たせなかった。
今、五条は“導く側”になって、生徒たちの前に立っているけど、
彼らもまた、因縁を背負った子たちばかり。
過去に自分たちがわからなかったことを、
今度こそ誰かに届くように伝えられるのか。
物語の続きを観るのが、こわくて、でも待ち遠しいです。
観終わった後、しんどい…
本誌、コミック、アニメ合わせればいったい何度懐玉、玉折を見た事か…なので、見過ぎて映画まで行く?くらい低いテンションだったのですが妻が大画面で見たいとのリクエストがあり観ました。
もうね、映画差し替え部分だけでも観る価値ありますが…さしす組が好きならば
エンディングだけで2000円弱出しても惜しくないと思えるハズです。
傑が居ない卒業式…憂太が悟の体を欲しいと言ったとき硝子が反対しなかった事がムカつくと言った悟…さしす組の絆みたいなものが本誌では伝わりきれない…語尾力無しで言って良いならとにかくヤバイです。
大変分かりやすくてよろしい
2025年劇場鑑賞159本目。
エンドロール後映像無し。
パンフレット無しにつきマイナス0.5。
原作はジャンプで最終話まで読了済。アニメは劇場版ZEROのみ視聴。
ただ、正直専門用語と固有名詞が多すぎて、この総集編辺りから話についていけなくなったんですよね。それが通しで観れたからか、アニメのまとめ方がうまいのかすごく分かりやすく、何が起きているのか良く分かりました。
ただ、ポスト鬼滅と呼ばれていた呪術廻戦自体あんまり好きじゃないんですよね。BLEACHとか、シャーマンキングもそうなんですけど、人の死が軽い(シャーマンキングは死後の世界とコンタクト出来るから仕方ないんですけど)ように見えて、誰か重要キャラが死んでも全然悲しくない。鬼滅はそこの辺りが非常にうまくて、死にたくないけど他の人の命を救うために命を賭けるみたいな描写があって、それで感動できるのですが、高校生がそれしか方法ないとは言え殺人になんの抵抗もないのが共感できませんでした。
澱んでしまった青春
アイキャッチ外して正解
TVアニメの総集編という事でしたがアイキャッチは全て外して1本の映画としてまとめられていた点を大きく評価して☆5にしました。
これは他のTVアニメの総集編映画ではなかなか例の少ない手法ですが、私は断然この編集の方が好きです。
アイキャッチが挟まると一瞬、どうしても集中力が途切れるんですよね。
製作サイドの視点で見ればアイキャッチも含めて観客に観て欲しい気持ちは分かるのですが、やはり映画は1本ぶっ通しで観てこその没入感が生まれるので思い切って繋げたのは高く評価します。
あとエンドロールの演出がめちゃくちゃ良かったのでエンドロールの為にもう1回くらい観に行く時間があれば観たいかも…と思っちゃいました。
エンドロールをもしも入場特典でランダム配布してくれたらマジで通います。
若き呪術師!
五条悟と夏油傑の若かりし群像劇!テレビシリーズをうまくまとめげて再構築!見応えがあり、画像も音声もフラッシュアップ!悟と傑が袂をわけるストーリーがわかりやすかった!五条の覚醒、伏黒パパとの戦闘もパワーアップしてます!
0の復活上映もありがとう!!
配信で大体の内容は覚えてましたが、劇場の大きなスクリーンで観たくて舞台挨拶中継回を観てきました!
私は劇場版呪術廻戦0からこの「呪術廻戦」という作品を見始めたので、0に繋がる話が改めて一本の映画作品に編集されてて良かったです。
夏油さんの心情変化、0を初めて観た時はすぐには理解出来なかったことが示されてるし、、(良き)。
あと改めて伏黒パパ強い。そして0で夏油さんの肩に居た「乙骨君の学生証を保管していた呪霊」が本編では伏黒パパの肩にいるのがエモい。「物を保管出来る呪霊」が夏油さんの肩にやってきた経緯が分かるのも醍醐味でした。
色々と理由や経緯が分かってから0を観るとまた感慨深いだろうなぁ。いやーースター・ウォーズみたいに後から「過去にはこんなことがあったんです」、っていうエピソードの見せ方良いですね。
DVDは持ってるけど復活上映の0は10月にまた劇場で観てしまうんだろうか。多分観そう(笑)
あるものを見せられて、ないもので泣かされる
クレジット前に出る追加映像、あまりにも普通の生徒たちで、あまりにも普通の青春で、涙が出ました。夏油傑は本当にただの男の子だったのにと思った。スクリーンに映し出される青い空は眩しすぎました。
4DXも後日鑑賞しました。
後でエンディングの写真のことを言っている人の話を読んだら、沖縄以降ほぼ撮ってないと。
最初観たときは、卒業式のあと、五条、七海と伊地知で撮っているのがあったから、なんとかみんなやり過ごして、笑顔を見せられなくもなかったんだ……と思っていたけど、また鑑賞したら、あの写真もなんなら卒業式の日に撮ったのかもと思った。本当に写真を残さなくなったんだって泣けてきました。
あるものを見せられたことで、ないもので泣かせるんだなと思った。五条は素麺食べすぎた?とか軽口叩いてたけど、夏油の異変にはとっくに気づいてたって制作側の誰かのコメント、こんなに撮ってた写真を撮らなくなって、五条がそれになにか思わなかったはずないもんなと。これが原作の五条の決断に繋がっていくんだなと感じました。
冒頭のやつれ果てた夏油が歩いている場面で吹く風を浴びたら、一気に引き込まれて、4DXの使い方が上手いなと思いました。
今まで考えていなかったですが、夏油がシャワーを浴びていた時に冷たい水がかかって、そっかこれは冷水なんだな……と、考えてみたら絵に湯気もなかった。夏なのもあるけど、自分を引き戻そうと努力していた夏油が冷水を浴び続けていたのはまた辛く感じさせられました。
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