ウィル&ハーパーのレビュー・感想・評価
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最高のロードムービーだった
インディアナからテキサスを巡る
一人の女と、一人の男の物語
やや作為的ではあるものの、本当に胸打たれた
だって本人たちは至って真剣に旅してるわけだし
正直わたしにはまだ20年来の友人がトランジションすることが
どういうことだか、想像がつかない。
でも、ウィル・フェレルの姿は誠実で真摯に思えたし、
ハーパーがオープンで一つ一つ言葉を紡ぐ姿がよかった。
ラスト、ダイヤのイアリングと、
怪物の城はもう要らないという決断が
何とも言えない気持ちにさせた。
勇気を貰える人々が増えるだろうと思う。
この映画、全体を通してバックミュージックがいい。いいのよ。
もうクリステン・ウィグのエンディングソングが最高なのよ…。
大号泣ですよ。
リアルロードムービー
長年の親友から、
一通のメールが届く。
実はずっと言ってなかった事がある・・・
これこそが本当の、
ロードムービー。
ルート66、40、
人生の道、カミングアウト後の道、
そして、
ハーパーの話しで何度も出てくる、
幼稚園の時、中学生の時、、、
長かった道・・・shelter from the storm
いつでも途中で停車して椅子に座って冷えたビールを飲む。
オクラホマのバーに単独で入るハーパー、
「グリーンブック」のあのシーンを思い出す。
壁にはトランプ支持のポスター、
サザンクロスの南部旗。
ゴリゴリの差別主義のヤンキーが、
ハーパーを迎え入れる。
オクラホマの先住民の歌を唄いながら・・・
オクラホマ民も、
アイデンティティ、digntyを求めていた。
思想・正義・主張をハグが超えた、
ドキュメンタリーがフィクションを越えた、
シナリオがリアルに負け、
ひととひとが手をつないだ。
テキサスでは逆の事が起きる・・・
自分の中のdignity尊厳を信じ、思い起こし、
再確認するロードムービー。
エンドロールは必聴というか必見。
二人で共有する時価・空間・記憶
ウィル・フェレルがトランス女性としてカミングアウトした
30年来の親友ハーパーと旅に出るドキュメンタリー。
突然親友がカミングアウトしたら自分ならどうするのだろう。
頭では優しく接しようとか気持ちを聞いてあげようとか
考えているけど実際はどうなるのかな。
この作品でのウィルはなんて優しいのか。
旅に出ることで二人だけの時間をいっぱい作れるし
言いたいことも言える時間がたっぷりある。
やっぱり時間が大切ですね。
二人で共有する時間・空間・記憶などがあればあるほどいいですよね。
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