サンセット・サンライズのレビュー・感想・評価
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やっぱり演者は重要
コロナ禍に震災、田舎暮らしに空き家問題、地方創生 孕んでるテーマが...
釣りはあまり関係ない
田舎の実家に帰りたくなりました
人と人が距離をとる世の中で、人と人が触れ合っていく
井上真央さんよかったな 池脇千鶴さんもドラマ「その女、ジルバ」風で...
天災、病災等々何が起きようともサンセット・サンライズ
悲惨な出来事があったとしても、時間を経て、人々は乗り越えて行く、人間ってしぶとい!人間って図太い!という有様が明るく描かれた映画と思いました。
何故なら、誰が死のうと、誰が生まれようと、そんな事とは関係なしに、日は登り、日は沈む、殆ど毎日は大きな変化なく過ぎて行くものだから…
菅田将暉演じる主人公は、被災地とは関係のない人の代表者として登場する。被災者との対比、どこが違うか?どこも違わない!と観客は思うが、被災者は彼を見て、彼との差を感じるのだ。彼は明日に向かって進んでいるが、自分達は止まっている、停止していると感じている。あの時に留まっている。
誰か動いてほしい、そうしたら、自分も動けるだろう、誰かが動く事で、自分も動いていると思える。その誰かを象徴しているのが、『百香』だ。百香の変化自体がみんなの未来になっている。百香に変わっていってほしいような、変わらないでいてほしいような。
晋作の登場で、百香が動き、変わり、そして、みんなも動き出す。
物語自体は、殆どアップダウンが無く、凡庸で単調なテンポで進行していくが、百香が変わり出したところから、テンポが弾んでいくさまが心地良い映画でした!
菅田将暉の顔芸
評判いいようなので鑑賞したが、ぶっちゃけキャラ造形がペラくて男と女の扱いや人間関係などなにかと古臭い。脚本のクドカンがわざとやってんのか知らんけど、モモちゃんの幸せを祈る会とか、いつの時代だよってだけでなく、コロナ禍設定でのコロナギャグ自体にズレを感じてしまい、今これ見せられてもなあという気分。そもそも映画的な長めのカットや自然光を多用した演出がテレビっぽいコミカルな話やノリに合ってなくて、正直いちばん笑えたのは冒頭のゴカイを使ったアニエスベーネタだった(自分、古臭いおっさんなもんで…)。
クドカン×岸善幸監督の両東北出身者による震災ものだけど、意識的に画面に挟まれる新鮮な刺身や魚介の煮付けが食いたくなる東北グルメ映画でもあるので、いっそのこと松重豊の監督・主演でそっちに振り切ったほうがいい気はする。あと、近ごろ話題となった池脇千鶴43歳の俳優としての方向性はすごいと思うので、今後にも期待したい。
井上真央がまだまだ可愛いくて、このヒロインにピッタリ。 菅田将暉は、飄々として誠実さが出ていてよかった。
これはよかった。
東日本大震災のその後とコロナ禍を描いている。
クドカンらしい出だし。コロナの描き方が笑える。
で、後半、核心をついてくる。原作のせいかオリジナルかわからないけど、よかった。
岸善幸監督は、この監督らしい生真面目な演出で好感。
この監督の演出は、情緒に流れない、無駄な甘さがないのがいい。
ウィリアム・フリードキンが好きだとか聞いていたが、フリードキンぽい撮り方があって、ちょっとうれしくなる。
井上真央は、まだまだ可愛くて、このヒロインにピッタリ。
菅田将暉は、飄々として誠実さが出ていてこれもよかった。
最後のシークエンス、二人がもう一度会うシーン。タメが効いていていい。
白川和子は、いい味を出していたし、竹原ピストルがよかった。
松尾貴史も出ていて、いつも臭くて嫌なんだけど、今回は、抑えた演技でよかった。
絵が出てくるが、これが役の中で菅田将暉が書いている設定で、実は本当に本人が書いたとか。いい味が出ている絵で、これがラスト近くに効いてくる。
菅田将暉の生きたタコとの対決もワンカットで、上手いなと思った(演技も演出も)。
満腹でも食べたくなる映画
等身大
映画館にて鑑賞しました。
自分としては菅田将暉さん演じる西尾さんの素直さに救われた映画でした。単純に釣りが好きだったり、しがらみ(?)に関係なく美味しいものを食べて満面の笑みで「美味しい」という姿勢や、いわゆるコミュニケーション能力の高さを発揮する姿は、なんというか一服の清涼剤にも感じました。
作品に出てくる各登場人物は、個性は多少強調されていますが、かなり等身大なのではないかと思います。とても大きなことが起こるわけではないのですが、作品内では直接には描かれていない東日本大震災やコロナを通じて「都会」と「田舎」のそれぞれが描かれています。
それぞれの人物や心情にクローズアップしすぎていないからこそ、他者からギリギリ感じられる「等身大」が描かれているようにも感じ、人によっては同族嫌悪的に人物を嫌になってしまう部分や、シーンごとの空気感が辛いと感じる方もいるんじゃないかな、と思いました。(自分でも書いていても、文章で説明することが難しいですね。。。)
都会・田舎、それぞれに良いところもあれば悪いところもあるよ、と言ってしまえばそれまでなのですが。
言葉にするのが難しいのですが、もっと素直に生きていけたらな、、、と自分の人生のことをなぜか思ってしまいました。
わが国が縮みゆく中で
コロナ初期の2020年、南三陸のとある港町で貸し出された空家に、東京の釣り好きの若者が、リモート制度をフル活用してウキウキとやってくる
そしてギクシャクと始まる地元の皆との交流がやがて、その一人一人に、震災を含めた人生の総括を期せずして強烈に迫る
「東京」と「地方」は定義の話で「都会」と「田舎」は程度の話、作品の中でもあえてごちゃまぜなので、観る側もこれまでの暮らしにより、それぞれに気になるとこや感じることがバラつくと思うし、国自体が縮んでいく中、われわれはそれを皆ですり合わせていかなきゃなんない
軽妙に重大、さすがのクドカン脚本
素晴らしい映画だったなー、封切りからはだいぶ経ってたけどなんとか劇場で観れてよかった
井上真央を見直しました
いい匂いを求めて⋯
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