「等身大」サンセット・サンライズ kame-pukupukuさんの映画レビュー(感想・評価)
等身大
映画館にて鑑賞しました。
自分としては菅田将暉さん演じる西尾さんの素直さに救われた映画でした。単純に釣りが好きだったり、しがらみ(?)に関係なく美味しいものを食べて満面の笑みで「美味しい」という姿勢や、いわゆるコミュニケーション能力の高さを発揮する姿は、なんというか一服の清涼剤にも感じました。
作品に出てくる各登場人物は、個性は多少強調されていますが、かなり等身大なのではないかと思います。とても大きなことが起こるわけではないのですが、作品内では直接には描かれていない東日本大震災やコロナを通じて「都会」と「田舎」のそれぞれが描かれています。
それぞれの人物や心情にクローズアップしすぎていないからこそ、他者からギリギリ感じられる「等身大」が描かれているようにも感じ、人によっては同族嫌悪的に人物を嫌になってしまう部分や、シーンごとの空気感が辛いと感じる方もいるんじゃないかな、と思いました。(自分でも書いていても、文章で説明することが難しいですね。。。)
都会・田舎、それぞれに良いところもあれば悪いところもあるよ、と言ってしまえばそれまでなのですが。
言葉にするのが難しいのですが、もっと素直に生きていけたらな、、、と自分の人生のことをなぜか思ってしまいました。
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