「面白いのだけど…何か不完全燃焼」サンセット・サンライズ たけさんの映画レビュー(感想・評価)
面白いのだけど…何か不完全燃焼
東日本大震災、コロナ禍、空き家…
今の東北・三陸地方が抱える様々な問題をうまく盛り込み、適度な笑いを織り交ぜながら飽きさせない。最後まで楽しく見られるし、終盤は心が温かくなる。
さすが手練れのクドカン脚本だとは思った。
でも何だろう… 「あまちゃん」や「不適切にもほどがある」のようなインパクト、というか「おもしろい!」と思わずうなるような瞬間がなく、品質が保証された、よくできた作品を鑑賞したという感じ。PR記事には「爆笑!」とあったが、少なくとも自分が行った映画館では爆笑は一切なく、せいぜい「クスクス」というところだった。
実際、公開4日目にもかかわらず、客の入りは6割程度。
派手な映画ではないので仕方ないのかもしれないが、口コミで良さが広がっていくような類の映画でもないように思う
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