「世の情勢は日々変わる、立ち位置は皆違う。」サンセット・サンライズ カホホイさんの映画レビュー(感想・評価)
世の情勢は日々変わる、立ち位置は皆違う。
震災、コロナ、地域性。3つのウッ、となる要素が軽やかに描かれている本作。
あらすじは、コロナ禍によりリモートワークになった釣り好きの西尾が、三陸に移住し地域の住民と関わっていくヒューマンドラマ。私も地元は埼玉でしがらみなく呑気に生き、憧れて石垣や沖縄で暮らした経験があるからそこわかる、よく言えばアットホーム、なんとも言えぬ地域の閉塞感。
一口で言ってしまえばそうなのだが、痺れるのは東北勢の叫び、祈りともとれる言葉、それ以外の地域の人の戸惑い。そして、そんなことよりも好きになるということの熱量。なんというか、じんわりほっこりきます。
笑える箇所は多くて、こういうクスリと笑える映画こそ映画館で見て、この映画に興味を持った他人の皆さんと仲間のような気持ちで観るのが楽しかったりする。笑
どんな辛い状況に置かれても、人に優しく、たくましく我慢強く生きることに、美しさを感じました。
そんで原作読みたくなったので視聴後購入。それも踏まえてレビュー書き直します。
全員しあわせになあれ!
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