「R指定になったけど心配しすぎなくてもいいかも」鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版 sawanojiさんの映画レビュー(感想・評価)
R指定になったけど心配しすぎなくてもいいかも
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血が赤くなってリアルになったけれども、話はそのままでものすごくグロくなったわけではないので、通常版を楽しめた方なら楽しめると思います。
表情とか細かいところが変わっていた気が……する。ポンコツ脳なのでどこがどう変わっていたかとか自信を持って言えないのだけど、明暗のコントラストがパッキリとして、水木の表情とかも綺麗になっていました。
通常版は7回劇場で見ていて、今回が通算8回めなんですが、沙代ちゃんの最期のシーンと、時ちゃんの魂が救われる最後のシーンで泣きそうになってしまう。沙代ちゃんに関しては自分の決断の結果とも言えるけど、時ちゃんは本当に巻き込まれただけなので悲しい。
水木とゲゲ郎は、再会の約束をするけれど、水木は鬼太郎の母にちゃんちゃんこを譲ってしまったがために記憶を失い、ゲゲ郎は呪いで元の姿を失い(そして目玉だけになってしまい)、2人は再会できたのに永遠に交わらない存在になっているんだよなと思うと、うずくまってしまいたくなる。
哭倉村での記憶は無くなっても、身体がなくなってしまっても、鬼太郎が生まれたことで水木とゲゲ郎の縁が続いたわけで、そう思うとやっぱりゲ謎の正式タイトルは『鬼太郎誕生』で正解なんだよな、としみじみ思う。
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