「相手を想い良かれと思っての行動が相手を傷つけてしまう」366日 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
相手を想い良かれと思っての行動が相手を傷つけてしまう
2003年、沖縄の高校3年生・湊は、同じ高校の1年生の美海と出会い、音楽好きという共通の趣味の2人はMDに好きな曲を入れ交換しあってた。湊は、母を病気で亡くし、音楽を作るという夢を諦めかけてたが、美海に励まされ、受験も頑張り、東京の大学に進学することになった。2004年2月29日、美海の誕生日、そして湊の卒業式の日に両方から告白し付きあい始めた。遠距離恋愛を経て、2年後、美海も上京し、2人での幸せな日々が始まった。その後、音楽会社への就職が決まった湊と、通訳という夢に向かって頑張ってた美海だが、美海の終活中に妊娠がわかり、湊に言えないでいた時、突然、湊は美海に別れを告げ、彼女から去ってしまった。なぜ?、そして美海はどうする・・・という話。
よくあるストーリーだけど、どうすれば良かったのかわからない、悲しい話だった。
湊は自分が死ぬかもしれないと思い、美海の夢を諦めて欲しくないという優しさもわかる。もし病気のことを言ったら全てを投げ出して看病してくれるだろうと思い、あんな別れを切り出したんだろうけど、もし子供が出来たのを知ってたらどうしただろうか?それでも別れようと言ったかなぁ。
もし、美海のMDを2012年の結婚式の前に聴いていたら、湊はどうしていただろう?
そんな事を考えながら、湊と美海を観てた。
赤楚衛二と上白石萌歌の2人は素晴らしかった。
それと、ロケ地はどこか調べてないが、透き通った海や青い空、白い浜辺、風景は抜群に美しかった。
そして、HYの曲も良かった。
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